時代はブルパップコミュのステアーＡＵＧとＳＴＧ５５６

ステアーＡＵＧ（写真１）

１９７７年にオーストリア陸軍にＦＮ／ＦＡＬに代わり採用。

ポリマーフレームの特徴を生かし人間工学に基づき設計されたボディー。

バレルと機関部がワンタッチで着脱可能のためメンテナンスの向上、長さの違うバレル、口径の違うバレルへの容易な交換、トリガーの引き込む深さによるセミ＆フルオート射撃の切り替え、６ｔ車で踏んづけてもスコープぐらいしか壊れないという賢固さ、エジェクションポートの蓋の交換で左撃ちにも対応可能

以上の特色を持ったブルパップのパイオニアとも言うべき存在。

そして、ブルパップならではの取り回しの良さも特徴。

ＳＴＧ５５６（写真２、３）

２００６年シュタイヤー・マンリヒャー社は銃器製造部門から撤退。ＡＵＧの製造権を放棄。

その後、米国のナイフメーカー、マイクロテック社が製造権を買い取った。

そしていくばくかの改良が施された。

１：ボルトストップの追加による素早いリロードの可能

２：グリップに滑り止めの表面加工

３：バレルやフラッシュハイダー付近の軽量化を目的としたフルーテッド加工

４：レシーバー部分のサイドにもピカニティーレールの装着の可能化

主だった改良点はこういったところ。

いわゆるＡＵＧの進化版と言ったところか。

ちなみに、カービンバレルにすると全長が、ストックを縮めた状態のＭ４が８１０?に対しＳＴＧ５５６は７１０?。