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警視 Kコミュの★第7話 太陽が上に向いている 

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 (脚本・須川栄三・勝新太郎、監督・勝新太郎、撮影・渡辺貢)〜1980年11月18日

 背広を着た巨悪と暴力団に対する勝新の正義感が出た作品。クローズアップ中心に勝新の演出力が出た一篇。

 遊園地で警官の扮装をしている尾張(川谷拓三)と佐々村(梅津榮)。映画のエキストラの仕事のようだ。尾張は主演男優をほんとに殴ってしまい、撮影はメチャクチャになる。Kたちが突然登場し、主演女優を事情聴取で連行する。新東亜建設関連の汚職の捜査だ。このドサクサの最中に佐々村は電話中のある会社の経理部長のカバンを置き引きする。中には新東亜建設関係の書類と帳簿。尾張はこれを持ち込めば金になると考える。佐々村は5万円位の儲けになるかなと期待する。
 一方、Kは辺見から有名女優を証拠もなく連行してと批判されている。「事件が起こる前に捜査するんだ。取り締まる方がビクビクして悪い奴がのうのうとしているなんて、バカなことがあるか!」とKは怒る。
 経理部長を尾行するKの部下たちは、紋付を着た尾張がうやうやしい待遇を受けるのを目撃。尾張はカバンを持ち込んで建設会社重役(永井玄)から5百万円の謝礼を受け取る。Kは尾張に「お前だけを信じてるよ」と伝える。尾張が行きつけの飲み屋に行くと、そこに佐々村が来る。尾張は5万円を渡す。そこへ人相のよくない二人組が「尾張はいるか」とやって来る。じっと身を潜めていた尾張だが、女将の“時ちゃん”(松尾嘉代)に男が「釣りは体で払ってもらえばいいんだぜ」と言うのを聞いて名乗りを上げる。尾張が勢い込んで外へ飛び出した瞬間、拳銃音。腹を撃たれた尾張がいた。「レミ」と注文されて、「ウチは国産しか置いてないよ」と答え、「(オンザロックは)いくら?」と聞かれて「500円」と答える松尾嘉代の女将が存在感を示す(店では八代亜紀の「雨の慕情」が流れている)。用心棒の悪ぶりも際立っている。
 弾は貫通していたものの手術は成功した。Kは医者に、外向けには「尾張は死んだ」と答えてくれるように要請する。尾張はKに自分が拾った書類ともらった金を渡す。
 電話で尾張の死を確認した会社社長・高浜に報告。その後、社長はビルから突き落とされる。
 クラブにいる高浜の前へ立つK。用心棒と殴り合いの喧嘩になる。そこへ警察が来て、用心棒とKを連行する。
 警察の取調べ室。Kは二人の用心棒を徹底的に殴り倒し、尾張を撃ったこと、自殺を偽装したこと、指示は高浜から出たことを白状させる。事情聴取で来ていた高浜を取り調べ室に呼び、お茶を浴びせるK。「洋服はクリーニングできれいになるが、あんたの汚れは落ちない」と。
 新聞社には辺見の捜査で高浜逮捕と出る。目玉焼を作ろうとバターを溶かそうとしているK(バターとまちがえてキャベツの芯を熱している)。

コメント(5)

私としては、とにかく、ゲストの顔ぶれが魅力です。
最後の娘との会話の場面が好きです。
英語で目玉焼きの事を聞く父に『サニーサイドアップ、太陽が上に向いている』。このセリフで、達郎のエンディングテーマが流れる…。
しびれますね、このセンス。
高く響くあの声でエンディング−
フェードイン・・ 

山下達郎を採用したのは勝さんご自身だったんでしょうか。

俺もです。痺れます。これが全てと言っていいくらい鮮明に覚えています。優しさが凝縮されていたような画面でした。山下達郎は多分、勝さんが起用したと思います。当時のTV誌に出演!も予定されているような事が書いてあった記憶が…本人も語っているのですが山下達郎は関西で先駆けてブレイクしていまして自分達、関西人には馴染みがありましたが全国的にはライドオンタイムCMタイアップからです。マイシュガーベイブはその直後に当たると思われ忙しくなったかミュージシャンとしてのスタンスを守るためか出演はなかったはず???

長くなってしまいましたがマイシュガーベイブはタイトルからも特別のノスタルジアを感じさせる珠玉の名曲だと思い、このドラマの乾いた優しさを静かに謳ってくれていると思います。

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