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全国ラーメン屋倶楽部コミュの熊本ラーメンのルーツにもなった。

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佐賀市近郊 ラーメン紀行 三九(さんきゅう) (佐賀市中の小路4−24) 「白濁豚骨のルーツ」
2010年1月25日 00:22 カテゴリー:九州 > 佐賀

ラーメンを作り続けて60年になる四ケ所日出光さん 「白濁豚骨ラーメンはこの店が発祥よ」

 今では、多くの店で食べられる白濁したスープの豚骨ラーメン。そのルーツが佐賀市中心部に店を構える老舗「三九」という。店主の四ケ所日出光さん(81)はこう続ける。「もともとは失敗作だった」

 三九は、戦後すぐに西鉄久留米駅(福岡県久留米市)前で開業した屋台が前身。当時の豚骨スープはちょっと煮る程度で透明感があった。ある日の仕込み中、初代店主の杉野勝見さん(82)=北九州市=は母親に火加減を任せて肉の仕入れに行った。帰宅すると、鍋はグツグツ、スープは白く濁っていた。試しに飲むと意外においしく、客に出すようになったという。

 当時、四ケ所さんは駅前で飲み屋をしていたが、立ち退きを迫られた。知人だった杉野さんが屋台を畳むのを知り、1950年に引き継いだ。売り物の白濁スープはあくを取ったりと改良を重ねた。徐々に人気も出て、一日500杯を売り上げるようになる。八女市と熊本県玉名市にも支店を出し、現在の熊本ラーメンのルーツにもなった。

 四ケ所さんは、結婚を機に支店を他人に譲る。屋台も畳み、56年に今の場所に店を移した。昼は官公庁職員、夜は酔客でにぎわった。

 ラーメン一筋60年の四ケ所さんから差し出された一杯をすする。あっさりした中にも豚骨の風味がしっかり。自家製の平べったいめんにはコシがあり、かんすい独特の臭みもない。

 久留米発祥ながら、半世紀以上にわたり佐賀の人に愛されてきた味。四ケ所さんは「これが佐賀ラーメンと言うならそうなのかも」と照れ笑いを浮かべた。

■メモ

 ラーメン550円、卵入りラーメン600円、ラーメン定食(ギョーザ5個、おにぎり付き)800円。営業時間は午前11時半−午後10時。年中無休。電話番号=0952(23)5840。

=2010/01/25付 西日本新聞朝刊=

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