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ウイグルに感心のある方集まれコミュのJ.アタリ氏と五つの波

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今日お昼前にNHKでフランスの経済学者J・アタリのインタビューをみました。
これからの世界への危機感と将来に対する希望を持つことができました。


.今後の世界を襲う5つの波の予測
より関心を寄せていただきたいのは、アタリ氏が語った「世界を襲う5つの波」です。
アタリ氏はこれらが必ずしも順番に来るとは限らず、幾つかが同時に到来することもあると予測しています

1) アメリカ支配の崩壊
アメリカそのものは残るが、唯一の存在ではなくなり、インフラ整備、水やエネルギー確保、
膨大な借金返済で世界から撤退する。

2) 多極型秩序の登場
アメリカに変わって10〜15あるいは20ヶ国が世界を統治しようとする多極型秩序。
現在のG20がよい例。いずれ失敗に終わる。理由は、国際協調はグローバルな市場に
打ち勝つほど強力ではないから。

3) 市場が世界を支配
超帝国が確立。一国支配の帝国ではなく、市場そのものが帝国となり、
様々なものが民営化されてゆく。教育、保健、社会保障、そして長期的には、
警察も、軍までもが。この第3の波が2040年には始まる。

4) 市場が無秩序をもたらす
市場支配は長続きせず、今よりひどい無秩序をもたらす。エネルギーや水資源が極端に不足、
気候変動も激しくなり、やがて戦争に発展し、アタリ氏が「究極の紛争」と呼ぶ超紛争の波で
様々な国の間で紛争が起き、ありとあらゆる武器が開発される。アタリ氏は、超紛争を避けられることを
願っており、避けることもできる筈と考えている。

5) 新たな世界の誕生
超紛争後の世界には、別の統治方法が必要だとの理解が広まる。個々の自由に基づくのではなく、
利他主義に基づいた世界である。人々は他人を援助することで、幸せになれることに気付き、
母親が子どもに抱く優しさや、病院や医師、ホテルで働く人達のように、人を喜ばせることで
幸せを見出す。アタリ氏が超民主主義と呼ぶ利他主義で、2060年ごろに起きる第五の波になる。
アタリ氏はこれが超紛争の後ではなく、超紛争の代わりに起きることを願っている。

危機を乗り越えるための活動
貧富格差の解消なしには、世界経済は立ち行かなくなると考えるアタリ氏は、発展途上国を中心に、
低所得層に対して。無担保でも小額融資する新たな仕組みが必要だと訴え、自ら設立したNGOを通じて
こうした融資を実践している。また、アタリ氏のNGOは、如何なる株主や特定の国の利益ともならず、
世界のためにグローバルな融資をするものである。
インタビューの終わりに、アタリ氏は以下のように語っている。「超民主主義においては、
国家間で互いの政府の利益を守るような取引はなくなる。そこには人類全体の利益を考える政府ができる。
過去においては、如何なる危機が起きても、人類は滅びることはなかった。しかし今や人類は、
姿を消すような自殺行為をする可能性さえある。若しかしたら、21世紀、22世紀は無いかも知れない。
だからこそ、経済危機、核の危機、気候変動など、地球の危機を真剣に管理しなければならない。
人類の生存そのものがかかってくるからです。」

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