文章を書きたい。コミュの無制限トピック

　無制限です。お題や各種設定を必要としません。気が向いた時や煩わしいことを考えて書きたくないときなどに。

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　中尾りんこと申します。これから、時代小説を書きたいと思ってます。よろしくお願いします。

ハチさんの作品の感想です。

何だか、悲しい話だなぁと思いました。

ウサギはきっと幸せなのだと思います。
自分が望んだ姿になれたから。
狼は寂しいだろうと思います。
好きだったウサギと話せなくなってしまったから。

でも、ウサギの気持ちを読み取り、自分の気持ちにも正直に生きる狼に、
素敵な友情を感じました。

何か、絵本とかに出来そうな話ですね。

[5] mixiユーザー 12月04日 00:33

せっかくなので、昔書いたものを。

むかーしむかーし、いなり村という自然の豊かな村がありました。
いなり村には倉穂という狐の神様が居りました。
その神様は村に、多くの実りをもたらしてくれる豊作の神様なのです。
村の人々は倉穂様を祭っておられました。

しかしある日のことです。
村中の家々が荒らされるという出来事が起きました。
それだけではなく、村の生命線でもある畑も荒らされてしまいました。
そしてそれは、長く長く続きました。

村の人々は困り果てました。
犯人もまったく分からないからです。

ところがある若者が、自分の家を荒らしている狐を見つけました。
その狐は、若者が帰ってくると分かるや、颯爽と逃げました。
若者は急いでその狐の後を追いかけました。
そして、狐は倉穂様を祭っている祠へと行き、そこで姿を消しました。

そのことを若者は村の者に伝えました。
話を聞いた村人達は大きく驚きました。
なんと、倉穂様が犯人だと言うからです。

若者は倉穂様を捕まえようと村人達に言いました。
しかし、多くの村人はそれを反対しました。
だけど、若者は諦めません。
反対しなかった数名の村人と共に、倉穂様を祭っている祠へと向かいました。

若者は倉穂様を誘い出すために、お神酒を用意しました。
倉穂様はお酒が大好きなのです。

そして隠れてしばらくすると、倉穂様が突然現れました。
倉穂様は嬉しそうにお神酒を飲み始めました。
そこを隠れていた皆で襲い掛かりました！

突然のことで驚いた倉穂様は激しく暴れました。
村人らはそれを一生懸命に押さえ込みました。
そこで、若者はふと思いました。
もしかしたら、前のように消えて逃げてしまうのでは……と。
そこまで考えて若者は、倉穂様を棒で思いっきり叩きつけました。
逃がさないように、気絶させようとしたのです。

それを見た村人らは驚き、抑えていた手を離してしまいました。
その瞬間に倉穂様は逃げ出しました。
若者は倉穂様を追いかけ、さらに棒を振るいました。
それは倉穂様の頭へと当たりました。
叩かれた倉穂様はふらっと体が揺れた後、倒れてしまいました。
そのままずっと倉穂様は動きません。
当たり所が悪かったのか……倉穂様は死んでしまったのです。

神様を殺した若者を見た村人らは、恐れて腰を抜かしました。
しかし、若者は殺す気こそは無かったが、村を荒らし回った犯人を排除できた事を誇りに思っていました。
そんな中、ある村人は祠の影に隠れている狐を見つけました。
そこで、彼は思い出しました。
倉穂様には子供が居た事を。そして、その子供はいたずら好きだった事も。
その狐は震えながらこちらを見ていたが、その村人と目が合うとすぐに一目散に逃げ出しました。

その後、いなり村は今までの実りが嘘のように作物が育たなくなってしまったとさ。

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