劇場に映画を観に行こう♪コミュの泥棒役者

★★★☆☆

悪い先輩に脅されて、無理やり泥棒の手伝いをさせられることになった主人公が、侵入した家の中で何役も演じる羽目になるという、コメディです。
公開日に観ました。

主役の演技が、大根役者とまでは言いませんが、どうにもわざとらしく感じるシーンが結構ありました。
ただ、不思議と、主人公にそれなりに好感は持てたので、なんとか最後まで観られるものになっていたと思います。

舞台劇を映画にしたんだなとすぐに分かる構成で、同じく舞台が原作の「キサラギ」を全体的に劣化させたような感じでした。(度々トイレに行って、その場にいなくなる登場人物がいたりする所とかは、そっくり)

最後の最後で急に感動的な展開になるので、一応、ほんの少しだけは泣けました。
なお、スタッフロールの途中で少しだけ続きがあります。

大半の役者陣の演技がわざとらしいせいで、終始茶番劇のようにしか見えないので、市村正親と高畑充希が出ていなければ、もっと低評価を付けていたと思います。
コメディなのに、劇場内に笑い声がほとんど起きなかった(たまに、ジャニーズファンと思われる女性がくすくす笑う程度)のが、この映画のコメディ作品としてのレベルの低さを如実に表していたと思います。

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