劇場に映画を観に行こう♪コミュのきみの声をとどけたい

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本気の思いで声に出した言葉は必ず現実になるという、言葉に宿る言霊(ことだま)の力を信じる女子高生と、彼女をとりまく友人たちを描いたアニメーション映画です。
近所の映画館での上映予定がなかったので、全くのノーマークだったのですが、Yahoo!映画の評判が良かったので、TOHOシネマズ新宿で観てきました。

主人公が言霊の形が見えるという設定はかなり突拍子もないものですし、余りにも過剰に涙もろすぎたり、喜怒哀楽の表現が激しすぎるきらいもありましたが、それを上回る感動がある作品でした。

言霊をメインテーマにしている時点で、最後がどうなるのかは最初から分かりきっているような作品なのですが、ラストが予定調和過ぎて面白くないなどということは決してなくて、十分に感動的な作品になっていると思いました。
言霊の力というか、歌の持つ力を前面に押し出したクライマックスは、音楽好きなら涙なしには観られない名シーンでした。

独特なソフトな絵柄のアニメーション映画ですが、全編にわたって同じレベルの絵で統一されていたので、先日観た「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」と違って、なんか手抜きをしているような印象が感じられる場面は全くありませんでした。商店街の人々の一人一人に至るまで、同じようなトーンで統一された絵柄だったのには、非常に好感が持てました。

主人公が言霊の形が見えるという設定があまりにも突飛すぎたり、細かい所で色々ツッコミたくなる箇所が多数あるため、万人に勧められる作品かどうかという点については微妙ですが、個人的には、Yahoo!映画のレビューの点数を信じてわざわざ観に来た甲斐はあったと思いました。観終わって、素直に爽やかな気持ちになれる良作です。

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