劇場に映画を観に行こう♪コミュのインサイド・ヘッド

★★★☆☆

11歳の女の子ライリーの頭の中に存在する５つの感情、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの葛藤を擬人化して描いたピクサーの新作アニメーションです。地元の映画館では字幕版をやっていなかったので、仕方なく、2D吹き替え版を観ました。おかげで、映画の上映前に、ドリカムの「主題歌」なるものを延々とフルコーラスで無理やり聞かせられるハメに…。「アナ雪」の上映前の頃に、例の「レリゴー」のフルコーラス入りの予告編を散々見せられて、心底うんざりしたことを思い出しました。

作品全体としては、要は、先日観た「脳内ポイズンベリー」みたいな感じの内容でした。「脳内ポイズンベリー」の方が、登場人物に演技力がある分、感情移入がしやすくて面白かったように思います。

「カールじいさんの空飛ぶ家」の監督作と聞いて、わりと楽しみにしていたのですが、ストーリー展開が終始トラブル続きでわりと平坦なので、ハラハラドキドキするというよりは、ぶっちゃけ、結構イラっとする場面が多かったです。
ラストは、まぁ、多少は泣けましたが、別に観なくてもよかったかなぁという感じでした。ピクサーの作品としては非常に残念な出来と言わざるをえません。

どうしてこの作品が高評価なのか、自分にはよく分かりませんが、心に刺さる人には刺さるということなのでしょうか。自分としては、全くオススメしません。夏休み映画なら、良い作品が他にいくらでもあるでしょうから。大スクリーン映えする映像だとも思えませんでしたので、レンタルDVDで見るので十分だと思います。

http://www.disney.co.jp/movie/head.html