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劇場に映画を観に行こう♪コミュの百日紅(さるすべり) Miss HOKUSAI

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★☆☆☆☆

天性の画才を持つ葛飾北斎の娘・お栄と、その父親(北斎)、母親、妹、居候の絵師、淡い恋の相手などとの関係をひたすら淡々と描いた作品です。
大人が泣けるアニメーション映画の監督として(今までは)評価されていた原恵一監督の最新作です。

まず第一に、百日紅(さるすべり)という花が題名になっている意味が全く分かりませんでした。冒頭と途中にちょっと出てきただけのように思いましたが。

ストーリーも、「それ、単なる思い込みによる昔の人の迷信だから」と言いたくなるような下らない妖怪話がしょっちゅう出てきて、一体何を言いたいんだかよく分からないのに加えて、お栄や北斎が絵を描くシーンが決定的に少ないため、二人に素晴らしい画才があることがしっかり伝わってくるわけでもなく、どうでもいいような短いエピソードがひたすら淡々と続くため、90分間という短い映画なのに、中盤ぐらいでは退屈すぎてかなり眠くなりました。
また、終わり方が非常にあっけなくて、あまりにも唐突に終わるので、なんだこりゃ???と思いました。(字幕が出て終わるんですが、その字幕の内容が酷すぎました)

北斎の盲目の末娘・お猶とのエピソードだけは、唯一まともでしたが、別にこれがこの作品のテーマだとも思えず、一体この映画って、何がメインテーマだったの?と感じざるをえませんでした。

また、途中の音楽が突如ロック調になる演出も、なんだかよく理解できなかったです。江戸の街の雑然とした力強い感じを表現したかったんでしょうか?
個人的には、非常に唐突に感じただけでした。江戸の風景にロックなんか似合いません。

この程度のつまらないものしか作れないのなら、この監督の作品はもう二度とお金を出してまで観ようとは思いません。
この作品に泣けるポイントなどただの一つとして存在しないので、「大人が泣けるアニメーション作家」という肩書きも、もう返上した方がいいと思います。

あとは、下らないことですが、ヒロインの「もみあげ」の所に妙に太くて長い毛が生えているのが、全編を通して非常に気になって仕方がなかったです。

http://sarusuberi-movie.com/

コメント(2)

直接絵を描くシーンがなくても2人の画才はわかりますよ。最初の龍を描く話はそれをよく表していると思います。
映画を観た後に原作が気になり、図書館にあったので借りて読むことができました。原作が1話読み切りの短編連作なので、逆に原作の雰囲気を壊さずにうまくまとめた気がします。
描かれた人物が絵を抜け出したり、龍を絵に封じ込めたり、原作の杉浦さんの作品世界そのままで、自分たちの方が江戸時代にタイムスリップしたようにも感じました。
江戸時代には妖怪達の存在も現実だったのではないでしょうか。作品世界を受け入れられるかどうかでも評価がかなり分かれる作品ではありますね。

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