劇場に映画を観に行こう♪コミュの脳内ポイズンベリー

★★★☆☆

7歳年下のフリーター男子と年上の編集者男性のどちらを選ぶかで苦悩する30歳女性・携帯小説家(って、一時期ちょっとだけもてはやされていましたが、今でも職業として存在するんでしょうか？)の脳内で、理性、衝動、ポジティブ、ネガティブ、記憶という５つの役割を持つメンバーがドタバタ会議を繰り広げるという、人気コミックの映画化作品です。

ヒロインを演じる真木よう子は、いつもは比較的クールな役柄が多いように思いますが、本作ではコミカルな一面が見られて面白かったです。ヒロインの脳内の「理性」担当の西島秀俊、「ネガティブ」担当の吉田羊、「ポジティブ」担当の神木隆之介も、いい味を出していました。
その反面、「衝動」と「記憶」担当の二人は、結構いてもいなくてもどうでもいいような感じでした。見たことのない子役と俳優でしたし。
あと、肝心のフリーター男子が、ちょっとクセのある顔付きというか、そんなに正統派イケメンという感じではないので、個人的にはあまり魅力を感じなかったです。恋のライバルとなる編集者の男性の方がよっぽど好感を持てました。なので、ストーリーに説得力が足りなかったように思います。

また、ラストの締め方が曖昧だったので、わざと色々な解釈ができるようにしているんでしょうけど、少しフラストレーションがたまりました。フジテレビが製作に絡んでいることだし、テレビの２時間ドラマにしておけば良かったんじゃないかと思いました。

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