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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの日本が警戒すべき台湾・中国「教育共同化」の動き

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■国家主権を放棄する国民党 

総統選挙期間中、中国統一路線ではなく台湾重視路線を強調し、台湾人有権者の支持を集めて政権を奪還した国民党だが、最近同党を主導する外省人(=在台中国人)勢力の恐るべき本音が出たらしい。選挙中は馬英九のブレーンを務めた関中・国民党副主席が七月九日、中国の湖北省武漢市での「台湾ウィーク」会場で語った次の発言がそれである。

「もし国民党が長期間政権を握ることができれば、両岸(台湾と中国)の平和統一は条件さえ整えばとんとん拍子に行くだろう。これが国民党の心からの希望だ」

そこでこの発言を香港紙「文匯報」が報道するや、台湾国内では「中国統一とは何事だ」と大騒ぎになった。日本の一部では「統一派」と呼ばれる馬英九政権が選出されたことで、「台湾人は中国統一を望んでいるのか」との懸念も見られたが、それはまったくの誤解と言うべきで、中国を刺激せずに安寧に暮らしたいとの思いはあっても、中国に呑み込まれ、その支配下に入りたいなどと考えている常識人は稀なのだ。

そこで総統府は慌てて、この発言は関中の個人的なものであって、国民党の考えではないと弁解した。関中自身も「そのようなことは言っていない」と釈明、「馬英九総統の方針は『統一せず、独立せず』。私も同じ考えだ」と強調した。関中と同じ会場にいた国民党の議員たちも「統一との言葉は聞いていない」「憶えていない」と言っている。

また関中は、文匯報の「捏造報道」を引用した台湾紙自由時報を訴えると言ったそうだ。しかし文匯報の報道は、自由時報以前に中国のメディア各社によっても大々的に転載されているのだ。批判の矛先はまず文匯報やそうした中国メディアに向けるべきではないのか。

関中だけに限らず、国民党の有力者たちは最近、平和統一論を盛んに提示しているようだ。そもそも彼らがそのような考えを持っていることは常識である。だいたい国民党の「独立せず」政策など、台湾の国家主権の放棄とイコールだ。

■台湾人の思想改造を重要工作任務に

関中の発言にはもう一つ重要な部分がある。それは「国民党が新たに政権を担当する最初の四年の任期中に負わなければならない非常に重大な工作任務」に関してである。彼はこう言った。

「それはすなわち、島内で累積している『去中国化』と『台独化』の思想を改変することだ」

これが恐ろしい話なのだ。

「去中国化」とは何か。それは「中国離れ」のことである。台湾では戦後、国民党の独裁支配下での思想統制、洗脳教育によって社会の中国化、国民の中国人化が進められてきたが、李登輝政権、民進党政権時代ではそうした中国色の払拭が進められた。

そこで中国人意識に代わる台湾人意識が高揚。そしてその結果、政策的には蒋介石の銅像を撤去したり、「中国郵政」の名を「台湾郵政」に変えたり、中華民国名義ではなく台湾名義で国連に加盟申請を行ったり、学校教育で中国史以上に台湾史のカリキュラムを重視したりと、「台湾人の国」が「台湾人の国」としてやって行くための「去中国化」が進められたのだった。

一方の「台独化」だが、中国が最も恐れるところの「台独化」とは、中華民国(チャイナ体制)からの脱却、つまり新憲法の制定で国名を中華民国から台湾国へ改めることだろう。もっとも両岸の中国人から見れば「去中国化」、つまり中国人意識の減退、放棄自体が、憎むべき「台独化」である。

■中国との歴史教育の共同化で狙うもの

中国の台湾に対する横暴な姿勢が、こうした意識変化を加速させたとも言えるのだが、関中はこのような変化をストップさせることが「国民党の重大な任務だ」と言ったのだ。たとえそれが彼の「個人的意見」であるとしても、あるいはまた「文匯報」が勝手に書き換えたものであったとしても、しかしそうしたものが同党の政策目標であることに変わりはない。

かつて台湾人の意識改造、思想改造を進めてきた国民党は、民進党政権時代になると「去中国化=台独化」に歯止めをかけることを最大の目標としてきたのは事実だ。だからいざ政権を奪還すると、「台湾郵政」を「中華郵政」に戻すことを決め、あるいは外交部門に対して「訪台」を「訪華」へと用語変更させようと試みている。

では国民党は、いったいかなる方法で台湾人の意識改造を行おうと言うのだろうか。戒厳令時代ならともかく、民主時代の今日、憲兵、特務による恫喝、弾圧と言った強硬手段は行使できまい。そこで関中は「大陸側の協力が必要となる」と言った。また「台湾と大陸に共通した歴史と文化は、両岸関係の正常な発展のための大事な資産だ。両岸関係の問題を処理する上で、商売の往来よりも、教育の共同化の方がさらに効果を発揮しよう」とも述べている。

つまり「中国の威を借りながら、台湾人に再び中国人化教育を施そう。それが台湾と中国との良好な関係を築くのに効果がある」と言うわけである。

■台湾海峡の波の低さが危険な兆候

ところで国民党はなぜ中国の威を借りなければならないのか。それは今さら思想統制を行えない以上、台湾人を脅迫し、言うことを聞かせるには、中国の脅威を強調しなければならないからである。

これまで「民進党政権では中国と戦争になる」と宣伝してきたのも、中国の脅威を利用しての(中国の代弁者になっての)「去中国化=台独化」への妨害行為だった。

かくして中国の威を借りて台湾人勢力の台頭を阻止しているうちに、いつのまにかその手先となってしまった国民党。「台湾を愛している」と強調して政権奪還に成功したが、ここにおいて台湾人は、在台中国人勢力によって騙されていることに気がつくべきだ。しかしかりに気がついたとしても、増大化する一方の中国の脅威を前に、いったいどうすることができるのだろうか。

台湾海峡の波が低くなったと安心する日本人は多いが、波が高くないのは国民党政権が中国に遜っているためなのであって、状況としてはきわめて危険なのだ。「台湾人の台湾を支持する」「中国の台湾併呑に反対する」との激励メッセージを送り続けることが、生命共同体である日本にとってはいよいよ急務になっていることを強く訴えたい。

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