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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの許世楷・台湾大使が離任へー台湾人頼みの時代は終わった

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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-429.html

我が領海を侵犯した台湾の遊漁船が海上保安庁の巡視船と衝突して沈没し、台湾の外省人勢力が反日を煽るさなかの六月十七日、外務省報道官が外務省としては意外とも思える発言を行った。それは「台湾は多くの面において重要なパートナーだ」である。これが「意外」と言えるのは、まさに中国を最も刺激する言葉そのものだからだ。

これまで中国への配慮で台湾には冷淡な姿勢ばかりが目立った外務省だが、敢えてそこまで表明したのは、やはり内心では日台関係が大きく損なわれることを恐れているからだろう。そして報道官は次のようにも語った。「次の駐日代表は今の駐日代表と同じような方が好ましい」と。

と言うのは、じつはその前日、台湾の駐日代表、つまり駐日大使の許世楷氏は台湾で、「駐日代表を辞める。政府は許可を」と訴える記者会見を行っていたのだ。

外務省が台湾を「重要なパートナー」と言ったのは、実際にその通りであるからだが、実際には「平和ボケ」「日中友好バンザイ」との一種の思考停止情況に陥っていた政府や国会議員が従来、台湾の重要性をどれほど認識していたかは疑わしい。それでも近年はそうした現実認識は強く、広くもたれるようになったのは、許代表の外交上の努力によるところが大きいのである。

だからこそ外務省報道官から台湾重視と許代表評価の画期的発言があったのだろう。

政府、議員だけではない。民間に対しても許代表は、メディア、講演、執筆などを通じ、「台湾は台湾人の国」「台湾は日本の友人だ」「日台関係は重要だ」と訴え続け、その結果多くの日本人は「台湾は中国の一部ではないらしい」「台湾人は日本を親しく思ってくれている」と知り、そして「台湾人の国である台湾をもっと応援しなければならない」という気持ちを抱くことになったのである。

許代表はまた、台湾の国連加盟への支持も訴え、「国連に加盟できないのは中国の国際的なイジメがあるから。日本はイジメに加担するのか、それとも立ち上がってイジメを止めさせるのか」と問いかけつづけた。私もある講演会でその言葉を聞いたが、そのとき聴衆の間では大きな拍手が巻き起こった。

つまり彼の日台関係強化の訴えは、日本人覚醒の訴えでもあったのだ。そのようなところにも、日本人の心を捉える許氏の魅力があったのではないだろうか。李登輝氏と同様に。

さて、許代表はなぜ辞意を表明したかと言うと、日台関係の修復のため奔走していた彼は、日本側が巡視船に落ち度があったことを認めて遺憾の意を表したことを受け、「日本は遺憾の意を表明した。『遺憾』とは謝罪を意味する」として、理性を失っている外省人勢力の反日煽動を沈静化しようとしたところ、逆に「日本の立場に立って発言している。台奸だ」と罵られたためだ。

この「台奸」とは、「台湾の裏切り者」を意味する侮辱言葉だが、許代表にとってこれほど許しがたいものはなかった。なぜなら彼は「裏切り者」どころか、生涯を台湾のために捧げてきた人物だからだ。

一九五七年に日本に留学、早稲田大学、東京大学で学び、津田塾大学で教鞭をとった許氏は、じつは来日直後から中華民国体制(外省人=中国人による苛烈な台湾人支配体制)の打倒を目指す台湾独立建国運動に挺身すべく、東京で設立された台湾青年社(のちの台湾独立建国連盟)に参加し、そのため中華民国のブラックリストに載り、三十年以上も帰国できないまま、日本で闘争を展開していた。

やがて独立運動は日本から他の国々にも拡大し、それが台湾の民主化(台湾が台湾人の国になること)に大きく貢献したのだが、その後も許氏は台湾独立建国連盟の主席や建国党主席などに就任し、中華民国体制の解消のため戦いを継続した。そして民進党政権が発足し、二〇〇四年に駐日代表に任命された。台湾の外交上の苦境を打開するためには日台関係を発展させなければならないとし、日本を深く理解する彼は、あえて中華民国の「駐日大使」に就任したのである。そして就任後の活動は前述の通りである。台湾のため、身を粉にして任務を遂行し、その結果、今日の良好な日台関係があると言うわけだ。

ところが「台奸」と罵られた。しかも罵ったのはこれまで台湾人を弾圧し、そして今や中国と提携して台湾売却路線を強化し、さらには重要な日台関係を大きく後退させようとする外省人の勢力である。

すでに任期が切れ、後任が決まるまで代表を務めていた許氏は、「士可殺不可辱」(士は殺されること厭わずとも、辱めだけは受けない)とし、辞意を表明した。これを受け馬英九総統は「罵倒は政界では日常茶飯事」だとして「慰留」を行ったが、この中国人には台湾人である許氏の志はまったく理解できなかったようだ。

当時彼はメディアに対し、次のように語っている。

「この四年間の日本での任期中も、私は台湾はいかにして国際社会で生存を強化するべきかを考えてきた。米国には台湾関係法があり、日本には日米安保条約がある。日本と台湾の関係は非常に重要なのだ。もし台湾が中国の併呑されたらどうなる。台日関係を強化する人間が台奸なら、中国と往来している人間はどうか。その二文字は、そう言った人たちにお返しする」

許氏は七月十日に離任するが、産経新聞(七月八日)のインタビュー記事において、「国交なき日本ながら多くの人の協力で(台湾人への査証=ビザ=免除など)実現できた外交成果が多く、悔いはない」と語っている。日本側に台湾人観光客のビザ免除を決めさせたことは、実質的に台湾を重要な友邦と認めさせたことであり、さらに台湾人の日本訪問を促進して両国関係を大きく発展させるものである。これは明らかに許氏の外交上の成果である。

許氏の後任はまだ決まっていないらしいが、許氏ほど日本を深く理解し、日本人を魅了し、その上で日台関係の発展を根底で支えることのできる人物は、そうはいないかもしれない。つまり「台湾人によって日台関係が支えられる」時代は、いよいよ終わりを告げると言うことだ。しかも台湾は「親日台湾人の国」から「反日中国人主導の国」へと代わりつつある今日、日本の側が台湾への甘えを捨て、自ら進んで台湾に提携を求めていかないかぎり、「重要なパートナー」を繋ぎとめることはできなくなるだろう。

危機感を込めて訴えたい。これからの日本人は中国の脅威の前で、日台関係において無為であってはならないのだと。

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