ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日本の生命線・台湾防衛運動コミュの尖閣騒動ー謝罪するな、禍根を広げる (6月20日記)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログでは関連写真・動画も
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-409.html

日本政府は本二十日夕刻、尖閣海域に領海侵犯を行い、接近した海保巡視船に衝突して沈没した台湾の遊漁船「聯合号」の船長に日本の駐台代表機関である交流協会の幹部を派遣し、謝罪を行うと言う。本日午前、遊漁船の母港がある台北県が発表した。

この問題に積極的に取り組む国民党の反日議員、李慶華も午後、記者会見で「今日の午後五時、日本人は船長に、お詫びの手紙を手交するとともに、九十度頭を下げて謝罪する」と強調した。


衝突が発生したのは十日未明だったが、台北県の周錫●県長(県知事)の行動は素早かった。彼は強烈な仇日意識で知られる外省人(在台中国人)の有力政治家。十二日午前には台北市の交流協会を訪れ、謝罪、賠償、船長の釈放を要求している。彼には反日活動家グループが同行し、日章旗を引き裂くなどの過激なパフォーマンスを展開した。

その後、周錫●はさらに「聯合号」の乗客たちから事件当時の映像を収集し、それを「武器」にメディア、外交部(外務省)、国会などに対日強硬姿勢を煽った。その結果が、かの外省人勢力による反日フィーバーだ。劉兆玄行政院長(首相)からは「対日開戦も排除しない」との重大発言まで飛び出した。

※●は偉の左が王

反日騒動はあくまでも仕組まれたものだった。

これを受け、日本側は十四日、遊漁船の沈没に対し、「遺憾」の意を表明した。沈没は海保船が遊漁船に接近しすぎたためで、国内法に抵触していたからだと言う。さらに海保は十五日に記者会見を行い、船長に対して領海侵犯に一切言及することなく、謝罪の記者会見まで行った。これは東支那海ガス田に関する日中合意を十八日に控え、尖閣問題で中国側を刺激したくないとの政治判断だったのか。

台湾側は日本側の発した「遺憾」の言葉に納得しなかった。召還された許世楷駐日代表(大使)は、「『遺憾』は十分な謝罪表明だ」とし、また海保が謝罪したことも強調した。許世楷代表としては、外省人の無益と言うより有害な反日騒動には我慢がならなかったはずだ。これに対し「反日闘争」を継続したい外省人たちは、「『遺憾』が謝罪の意味か疑わしい」「海保が謝罪した証拠を見せろ」と大騒ぎした。

許世楷代表は台湾人で理性がある。しかも若いときから中華民国打倒を目指す台湾独立建国運動に挺身し、外省人の独裁体制と命がけで闘ってきた人物だ。日台関係が損なわれないよう、沈没事件直後から日本の現職大臣たちや首相経験者を訪ねて善後策を要請し、その結果船長は拘留を免れ、ホテルに宿泊して酒を飲む自由まで与えられ、あくまで「参考人」として事情聴取を受け、十三日には帰国している。

ところが反日に加担しようとしない許世楷代表に対し、外省人勢力は許さなかった。メディア、議員は一斉に彼を「台奸」(台湾の裏切り者)、「日本人を弁護した」「台湾人ではなく日本人だ」などと抗議を挙げた。許世楷代表は「台奸」の言葉に憤った。台湾のために外省人と闘ってきた彼に、つねに台湾に危害を及ぼす外省人から、そのように断罪されることは台湾男児としては絶対に許容できなかったのだ。かくして許世楷代表は辞意を表明した。

彼は自由時報のインタビューに答えて次のように語る。

「私は若い自分から台湾の民主化、自由化だけを追求してきた。この四年間の日本での任期中も、台湾はいかにして国際社会で生存を強化するべきかを考えてきた。米国には台湾関係法があり、日本には日米安保条約がある。日本と台湾の関係は非常に重要なのだ。とくに台米日は民主自由の社会的価値観で完全に一致している。しかし一党独裁の中国だけは違う。もし台湾が中国の併呑されたらどうなる。台日関係を強化する人間が台奸なら、中国と往来している人間はどうか。その二文字は、そう言った人たちにお返しする」

この発言を見てもわかるように、今回の台湾での反日騒動はただの在台中国人の感情問題などではなく、台湾人、そして日本人の安全保障に深く関わる危機問題なのだ。

台湾紙自由時報も本二十日の社説で、馬英九政権の中国接近、そしてこの反日騒動に触れ、同政権はすでに「親中国・日米離れ」路線を進んでいるとし、「米日はともに懸念を表明している。日本のメディアに至っては、台湾と中国が示し合わせた民族主義が生まれ、長年の友邦を裏切り捨て、潜在的な大敵に投降しようとしているとすら指摘する。これが台湾の安全と利益に符合するだろうか」との警鐘を打ち鳴らしている。

日本側が本日謝罪を行うなら、在台中国人を勝利の美酒に酔わせ、騒動の沈静化を図ることはできても、決して禍根の根絶には繋がらないどころか、ますますこの勢力を増長させることとなるだろう。そして今後、日本側が領海防衛を行うたび、さらなる台湾の仇日を惹起することとなる。「先日の謝罪は何だったのか。日本はウソツキで信用できない」と。

おそらく日本側が火消しに躍起となるのは、台湾よりも中国を配慮してのものではないだろうか。尖閣問題で強い姿勢を示せば、中国を刺激することになる。しかしその中国も、日本の弱腰にほくそ笑むことだろう。何しろ「反日台湾カード」と言うものを手にすることになるからだ。

許世楷代表の台湾人としての外省人への抵抗も、日本側の弱腰により、無に帰するのではないだろうか。

日本が行わなくてはならないのは謝罪などではなく、尖閣諸島が日本に帰属していると言う事実を台湾人にはっきりと伝える努力である。

台湾人が今回の反日騒動をはっきりと批判しきれないのは、「領土問題」に関わるからだ。もし強い批判を行えば、許世楷代表の例もあるように、「外国のために領土主権を放棄する裏切り者」と断罪されるリスクがある。それはあたかも日本において、核保有に言及した際に負うリスクとよく似ている。

そこで日本は「台湾政府の尖閣領有の主張は盗賊の自己正当化のための口実。すべてが領土的野心に基づく政治的な歴史歪曲にして事実捏造の宣伝。台湾人はそのようなものを信じて友を敵にしてはならない」と、誠意を以って根気強く教えるべきだ。

やがて理性を兼ね備える台湾人は、自分たちが恐るべき中華民族主義の宣伝に洗脳されていたことを知り、外省人勢力がいかに有害な存在であるかに気がつくはずだ。

そしてさらには尖閣だけでなく、台湾の島そのものも、決して中国の領土ではないと言う事実にも気がつくことになるかも知れない。何しろ「台湾は中華民国(チャイナ共和国)の領土だ」「中国は一つだ」と言うのもまた、外省人勢力が戦後の台湾支配を正当化するためのデッチ上げた宣伝に過ぎないからだ。

「尖閣の真実」は台湾人を目覚めさせ、馬英九政権の「一つの中国」政策を牽制させることができるかも知れない。いや、そうさせなければならないのだ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日本の生命線・台湾防衛運動 更新情報

日本の生命線・台湾防衛運動のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング