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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの「日本の戦友」が来日―謝長廷総統候補が「台湾維新」の理念を語る

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2007/12/18/Tue
明治維新に倣って台湾維新の理念を掲げる台湾の次期総統候補が民進党の謝長廷だが、それに対する国民党候補の馬英九は香港生まれの中国人で、台湾を中国の影響下に持って行き、台湾国内での中国人勢力の権力を強化したいと考えている。つまり二人がぶつかる総統選挙は、「台湾人の台湾を守る」か、「中国人支配の台湾を復活させる」かの選挙となるのだが、台湾の多くの有権者は国民党や中国資本の入ったマスメディアに操作され、「台湾を守ろうとして中国を怒らせて戦争の危機を招くか」か、「台湾は大人しくして中国と宥和し、平和と繁栄を守る」かの選挙だと誤解してしまっているから、謝長廷には厄介な状況だ。

そしてそれは、日本にとっても厄介な状況である。馬英九は反日宣伝で台湾人に中国人意識を扶植するキャンペーンを行ったことは知られているが、それよりも怖いのが、台湾を日米の陣営から中国の陣営へと持って行こうとしていることだ。

そこで馬英九は、日本人から反日の印象を払拭しようとして行ったのが、先月の日本への微笑訪問であるが、当時台湾のマスメディアは、日本人の「反日馬英九抗議デモ」を盛んに(面白おかしく)報道したため、馬英九自身、「会うべき政治家とは会えた」と強調したものの、「訪日は大成功だった」とは宣伝できなかった。

ちなみに日本の政治家は、中国への手前、台湾の有力政治家とは会おうとしない状況があり、それだけになおさら「どの日本の政治家と会えるか」が、その人物の能力の大きなバロメーターとなっているのだ。

そしていよいよ注目を集めたのが、謝長廷は日本で歓迎されるかだ。謝長廷は十六日に来日して京都を訪れ、十七日からは東京に滞在しているが、同行の記者団は、その一挙手一投足(歓迎されるか、有力な政治家と会えるか)に注視している。

実際には京都では在日台湾人からだけでなく、日本人からも大歓迎を受けた、と台湾のマスメディアは報道している。何しろ謝長廷は京都大学の出身で、日本語のしゃべる知日家だし、親台湾派の日本人は、国民党よりも民進党支持者の方が圧倒的に多い。京都大学での日本語講演では、「台湾維新の構想は京都で生まれた」「日本も台湾関係法を」などと話したものだから、大変な反響だったらしい。

そして昨十七日は、都内で講演会を行った。主催は在台湾人の「日本長昌友の会」、つまり謝長廷、蘇貞昌と言う正副総統候補の日本後援会である。会場には五百人が参集して満員の盛況。ここでも日本人が大勢集まった。

演題は「台湾維新と強国富民」。そこでまず「台湾維新」について語った。戦後、国民党によってもたらされた中国の政治文化、価値観を一掃しようと言うのがこれだが、講演では「日本の明治維新は海洋文化。海洋文化とは包容力、融合性、創造力に富んでいる。台湾も過去の大陸文化を一掃し、本来の海洋文化を取り戻し、新たな文化を発展させて行く」「これまでは中国文化の継承ばかりが強調され、創造力を失ってきた」と述べた。

そして馬英九については、「日本での講演でも、台湾の悪口は言うが、台湾にミサイルを向ける中国の批判はしなかった。残酷な人間だ。中国兵士が酔っ払ってミサイルのボタンを押したらどうなる」「不独、不統(独立せず統一せず)と強調するが、台湾が独立していると言う状況を放棄する気だ。だが台湾は国家としてのあらゆる制度を有している」「(中国が台湾総統の存在を認めていないため、)『台湾の総統になる』と言わず、『台湾のリーダーになる』などと発言した」

さらに日台関係に関しては、台湾で行われた世論調査で、「一番好きな国」で日本が選ばれたことを紹介しつつ、「両国関係で最も重要なのは安保面での関係。台湾の次は日本が危ない」と強調し、「台湾のサポートを」と訴えた。

ちなみに馬英九にこの問題を語らせたら、もちろん中国の軍拡には一切触れず、「日本も台湾とともに中国と交流を強化し、アジアの平和に貢献しよう」となるはずだ。それがこの人間の持論である。

そして謝長廷は、自分の理念、哲学として「共生」を挙げた。そして共生を目指すには、まず自分が強くなる必要がある、生存する力を蓄える必要があると語った。中国に圧迫されて国際社会で孤立感を深めるなか、「台湾が生存できる状況を守らなくては」と言うことだ。そう言えば今回の訪日は、「共生と維新の旅」と銘打たれていた。

これを見てもわかるだろう。台湾の独立状態を守らなければ、「次は日本が危ない」のだ。謝長廷は、台湾は中国大陸文化と決別し、日本などの海洋国家陣営の一員としてやっていかなければならないと訴えた。

中華民国(チャイナ共和国)体制と言う「幕府」を倒し、中国覇権主義と言う「黒船」を打払うことを目指す台湾維新を、日本人は応援する以外にないはずだ。

講演終了後、会場を去る謝長廷に、感動した日本人が多数詰め寄って、「台湾万歳」を叫んでいた。


講演会場で声援を送る支持者。日本人も少なくない(中央通訊社)

さて台湾での注目の「謝長廷は今回の来日でどの政治家と会えるか」だが、十七日に予定されていた石原慎太郎都知事との会見が、同知事の体調問題で突然中止になってしまった。これに同行のマスメディアは「騒然」となった。何しろ中国に気兼ねなく台湾を強く支持する石原知事は、台湾ではなかなか大きな存在だ。「反日馬英九は嫌いだ」と公言してきた人物だけに、それとの会見は謝長廷には大きな得点となるはずだったのに、これが取り消しとなったのだから、大きな話題となるのである。

しかしその直後、メディアは再び「騒然」となった。あるテレビ局が、謝長廷が麻生太郎元外相と「四十分間の秘密会談」を行ったことを掴んだのだ。麻生元外相も台湾では、その親台反中の姿勢で大人気の政治家で、とくにその「自由と繁栄の弧」の構想は大歓迎を受けている。これで「日台関係の強化のためには、やはり謝長廷だ」との印象が台湾の有権者に持たれることだろう。

ある同行記者は謝長廷に「日本で馬英九と公開討論会を」と持ちかけていた(馬英九はすでに拒否しているらしい)。

なお本十八日、謝長廷は記者の質問に答え、福田首相の中国訪問に関し、「それが台湾に影響があるとは思わない。ただ彼自身の選挙に影響が出るのではないか」と語った。

「自由と繁栄の弧」構想を棚上げにし、親中路線を突き進む福田首相は、日本の「戦友」である謝長廷のアドバイスに耳を傾けるべきだ。謝長廷から見れば、福田首相の振る舞いは、馬英九と軌を一にする、危ういものと思えるのだろう。

コメント(4)

chibanittai様

>麻生さんと会談した謝さんのニュースは台湾に流れているのでしょうか?

ぼくは台湾のニュースで知りました。各局が盛んに報じていました。やはり麻生さんと会ったとなると、大きな「戦火」と位置づけられるようですね。
我々は上陸作戦は国籍の関係でできません。これは世界常識です。
しかし、艦砲射撃=応援は可能です。
どんどん台湾の友人、知人に電話しましょう!メール出しましょう!
ご年配の方には葉書で!

また来日した台湾人には声かける、書いたものを渡しましょう!

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