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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの台湾人は漢民族ではなかった―DNA調査がもたらす新民族形成の夢

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中国政府は「台湾人も同じ中国人だから中国統一は当然だ」と訴えているが、じつは台湾人は漢民族ではない。台湾でも日本でも、台湾の住民は、原住民である高砂族や、戦後蒋介石とともに中国から移ってきた所謂外省人を除いては、みな清国統治時代(十七世紀後半〜十九世紀末)に渡ってきた漢人移民の子孫だと言うのが定説だが、その定説は正しくない。

そもそも清国時代、漢人の台湾への移民は基本的には禁じられており、移民の多くは密航だった。しかも台湾海峡を越えることは難しく、多くは海の藻屑と消え、たとえ台湾にたどり着いても、そのまた多くは風土病で死んだ。そしてかりに生き残っても、その多くは国へ戻った。そしてかりに台湾にとどまっても、渡航は男だけに限られており、しかも原住民との通婚も禁じられていたため、子孫を残す者は稀だった。

以上のように見れば、台湾人が漢民族の血統であるとは考えにくくなる。

一方、現在の台湾の原住民は中央山脈や東海岸に居住しているが、もちろんかつては西側の平地にもあまねく居住していた(平埔族)。ところが今日、その末裔はほとんど見当たらなくなっている。それではいったい彼らはどこへ行ったのだろうか。

これに関しては近年、漢民族の男と原住民の女の通婚で、みな漢民族になったと説明されているが、上記のような人口状況では、それはごく一部の人間の話とならざるを得ない。

これは清国時代の記録を見れば明らかなことだが、つまり平埔族は当時、漢化(漢民族への同化)させられたのである。これは中華世界の伝統的な異民族統治の手法だ。清国は原住民支配を全うするため、税金、労役の軽減を条件に、彼らに中国の言語を使わせ、かくして漢化した者には漢人名と漢人の家系図(もちろん捏造品)を「下賜」し、漢民族意識を植え付けたのだ。

戦後、国民党は学校教育で、十八世紀の乾隆帝時代、数十万人規模の漢人移民が台湾へ押し寄せたと教えてきたが、それは台湾人の中国人化政策のなせる歴史捏造だった。記録を正しく読めば、数十万人規模の原住民が当時漢化させられたのである。

ちなみに台湾人にはホーロー語を話すホーロー人と客家語を話す客家人に分けられるが、これは中国のホーロー語と客家語を押し付けられた原住民の子孫と言うことになる。

以上のような歴史の真実は、台湾の人口統計学の専門家である沈建徳氏の『台湾常識』や『台湾血統』などの著述に詳しい。

さてこのような真実を医学的に裏づけつつあるのが、馬偕医院輸血医学研究室主任の林媽利氏だ。

台湾の人口のうち、ホーロー人は七三・五%、客家人は一七・五%、外省人は七・五%、原住民は一・五%だが、十一月十八日付の自由時報の報道によると、林氏が最近発表したDNA調査の結果では、ホーロー人と客家人を合わせた「非原住民の台灣人」の八五%は原住民の血統であると言う。

林氏によると、ホーロー人と客家人の遺伝子構造は複雑で、彼らの八五%は原住民の血統(インドネシア人やフィリピン人などにきわめて近い)を持つが、さらに九〇%以上は中国東南沿海(福建)の越人のDNAを受け継いでいるそうだ。越人は北方の漢人とは違い、むしろ東南アジアや台湾の人に近いことがわかっている。

越人の血統と言うことは、やはり十七世紀以降の漢人(福建の越人の末裔)移民の子孫と言うことになりそうだが、実際にはそれよりはるか昔に越人が台湾へ渡って住み着いたと言うことが、すでに数々の研究で判明している。

ところであまり根拠を持たない私の見方だが、台湾人が中国人と明らかに違い、親切で正直で明るい性格なのは、やはり南方系原住民のDNAのためではないだろうか。台湾の伝統習俗などを見ても、そう感じないではいられない。

前出の沈氏の話によると、同氏が聞き取り調査を行う過程で気がついたのは、多くの台湾人は自分が平埔族の子孫であることを知りながら、中国人優越思想の影響でそのことを恥じ、それを語ろうとしないことだった。私自身、原住民の子孫と認めるのを嫌う台湾人と大勢会っているが、私から見れば馬鹿げたことだ。漢民族、中華民族でいるよりも、正直な性格を持つ台湾民族であった方が、世界からは必ず好かれることになる。

もちろん「あなたは原住民だ。中国人ではない」と言われて喜ぶ人も少なくない。この手の人々は、戦後教育でもたらされた「中国人=最優秀民族」説から脱却しているのだろう。

民族とは主観的なもので、「俺は漢民族だ」などと思い込んでいるうちは、いつまでも漢民族のままだ。だから一刻も早く「台湾民族」の意識を持つべきなのだが、このような主張は、なぜか台湾独立派の人々の間でも決して多くはない。

それは漢民族である外省人との摩擦を恐れているのだろうか。それとも漢民族意識が抜けないからだろうか。

台湾国民には台湾民族意識の確立を強く訴えたい。私はよく台湾人には、かの高砂義勇隊に見られた高貴なる原住民精神こそ、台湾民族精神であり台湾魂だと言っている。そしてこれがなければ中国統一の攻勢には対処しきれないとも。

コメント(2)

いいお話有難うございました。とても重要な話と思います。。
まあ顔見ればわかりますが。
中国人は概して髭が薄いですが、台湾人には濃い人がいます。
黄文雄先生は?

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