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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの台湾の教科書正常化に学べ―杜正勝文相の孤軍奮闘

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2007/07/24/Tue

■どこまでも似通う日台の教科書問題

歴史教科書の偏向問題は日本だけのものではなく、ほとんど同じような形で台湾にも存在している。日本であれば左翼勢力による、反日本と言う政治的意図の下、歴史歪曲が恣に為され、それによって子供たちの歴史観、国家観に大きなダーメージを与えてきたが、台湾でも中国人意識扶植と言う国民党勢力の政策として、大中国史観の捏造歴史の押付けが行われ、その結果人々は、自分が台湾の人間であるのか、中国の人間であるのかすらわからなくなってしまったのである。

そして近年、日本でも台湾でも教科書正常化、つまり本当の歴史を取り戻そうと言う動きが活発化しているのだが、それを旧思想の勢力が妨害しようとしているから、やはり両国の状況はそっくりだ。しかもさらに旧思想勢力は、中国と提携し、それを後ろ盾にして猛威を振るっているのだから、本当にどこまでもそっくりである。

■正常化に向けた台湾人の「英断」と「断行」

さて戦後の台湾の歴史教科書と言えば、これがひどかった。戒厳令時代に自国史として教えるものはすべて中国の歴史で、台湾の歴史は意図的に抹殺されてきた。中学校のカリキュラムにようやく台湾史の教科書が導入されたのは一九九七年になってからだ。中国人ではなく台湾人が編纂したものだから、内容はきわめて公正で客観的。国民党式の政治的歴史観は一切払拭され、日本統治時代すら客観的に記述していたため、当時は中国人勢力が猛反発し、大騒ぎになったものだ。高校に台湾史教科書が使用され始めたのは、驚くなかれ、昨年秋からのことである。

つまりそれほど抵抗勢力の力が強かったと言うことだ。だからこれは政権側の「英断」「断行」とも言えたのである。そしてその陣頭指揮をとったのは杜正勝教育部長(文科相)だ。杜部長は中国史課程である「本国史」を「中国史」に改め、「中国」を実質的に外国として扱ったため、国民党、統一派メディアは騒然となった。もちろん中国政府も「台湾独立の動きだ」と恫喝姿勢を見せた。

杜部長もまた、李登輝氏と同様、中国や国民党から台独のリーダーとして最も憎悪される一人であり、日本でももっと注目されてよい人物だ。

■中華思想の排除に乗り出す

さて、つねに敵から包囲されている杜部長は最近、教科書にとっての「不適合用語」を五千も挙げ、教科書会社に参考として示した。

不適合用語は次のような基準で選ばれた。

「客観的ではない歴史価値判断に基づかないこと」(中国人特有のご都合主義を排すると言うこと)

「自らを矮小化したり、主体意識が不明瞭にしないこと」(台湾を中国の一地方として扱い、台湾人としての主体性を否定してはならないと言うこと)

「日本時代に関しては、大清帝国や中華民国の元号を用いないこと」(日本時代は日本領土だったのだから、中国の年号は必要ない)

「用語は充分に正確に」(中国人の価値観、歴史観、民族感情、政治的配慮を排除し、事実に適った正確な用語を)

そして具体的には次のようなものが「不適合」とされた。

「台湾地区」(中国の台湾地区。「台湾」とすべき)、「全省」(中国台湾省。「全国」とすべき)、「祖国」(中国を指すもの)、「中共」(国共内戦時の反乱団体を指す言葉。「中国」と正式国名で呼ぶべき)、「国父」(中華民国の父、孫中山のこと。孫中山とすべき)、「国字」(中国文字とすべき)、「古人いわく」(「古人」は「中国の古人」とすべき)、「国劇」(台湾の劇ではないのだから、「京劇」と呼ぶべき)、「日拠時代」(「日拠」は中国領土に対する「日本の占領」。「日治」(日本統治)とすべき)

これらを見てもわかるように杜部長は、いまだに台湾に蔓延る中華思想をとことん駆除しようとしているのである。

■中国人をも追いつめる信念と勇気を

そこで当然のことながら国民党やメディアは「台湾独立の動き」「中国離れ政策だ」として杜部長を猛攻している。なかには「新戒厳令だ」などとの声もあがっているが、中国人はいったい何を言っているのだ。杜部長は今、中国人による戒厳令時代の残滓を拭い去り、台湾人を救出しようとしているのだ。国民党に至っては、同党執政の十八の県と市は、独自に編集した教科書を使用するとまで宣言した。これは地方制度法や国民教育法に明らかに違反するものだが、そこまで彼らは追いつめられているのだ。

ただ問題は、ここまで中国人勢力を激怒させた杜部長を、台湾人はどこまで擁護できるかだ。国民党の大中華歴史教育を受けてきた世代の台湾人は、こうした政策の目的をきちんと理解できるのか、あるいは国内を混乱させる単なるトラブルメーカーと見做してしまうのではないかと言うことだ。また来年の総統選挙で国民党が政権を奪取すれば、同党は実際に独自の教科書を編纂してしまう可能性も高いとされている。

いずれにせよ私は、教科書検定を巡る日本の文科省の弱腰、事なかれ主義を見てきただけに、歴史の真実を追究し、台湾と台湾人のため、ここまで孤軍奮闘する杜部長に感動を禁じ得ない。日本人もそれほどの信念と勇気をもって戦わなければ、国の教育は守れないのだ。

日本国民には杜正勝教育部長と台湾の教科書正常化の動きに注目することを訴えたい。きっとそこからは多くのことを学べると思う。日本の敵もまた、中国およびその傀儡だからだ。

コメント(7)

紹介してくださってありがとうございます!
な さん

座間味・渡嘉敷島の住民自決に軍命令など一切無かったことは、曾野綾子氏の本や生存者の証言で120%明らかになっているにもかかわらず、教科書検定による「軍命令」削除修正に対する抵抗勢力の執拗なまでの、やりたい放題の運動をのさばらせている日本の現状は、台湾よりも遥かにひどい、救いがたい状況のように感じています。「軍命令があった」を削除修正した文科省の役人は左遷されたとのことです。日本の場合には、杜正勝教育部長のような高位高官にある方々に全く度胸も覚悟もハラも無いということなのです。
偏向も修正も台湾は上から、日本は下から、の違いではないでしょうか。
「台湾独立の動き」「中国離れ政策だ」のどこが悪い!
当然のながれだ!
いいかげんにしろ”老芋仔”!
台湾の国会で、毎回日本時代のことについて、ギャーギャー、喚く、アホ女議員がいます。
きっと理論もなく、きちがいじみたヒステリー起こしていることでしょう。

二度と日本に来るな!
たいぐうさま
貴殿の情報を見て嬉しくなって書きました。

中佐さま
まったく同感です。官吏に度胸がないから社会で正義が通じないのですね。

がはくさま
彼らの歴史観は今後批判に曝されると思います。今まで台湾人は教育のせいであまりに批判能力に欠けていた。
ただ国民党政権ができたら、教育は後退するでしょうね。
国民党政権が復活したらまちがいなく後退します。

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