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 「右脳苦界」コミュの■第11回 2008年11月 兼題作品●作者別トピ(12月23日UP)

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雪■第11回 2008年11月 兼題作品●作者別・作品集


    ■園橋

答えなき問い積み込んで登坂車線  

登坂車線うずを巻け巻け空を巻け 

ナメクジが持論を曲げて瓜実顔  

ナメクジの輝く肌よ青い夜  

ナメクジの涙の味はゼロの海  

頬杖をついてちゃぷんを眺む午後
 
古空の下に王朝風ちゃぷん
 
ちゃぷんとは冷たき水のリップサービス  

英単語が脳にちゃぷんと睡眠学習  

近寄れぬインフルエンザの郷土史家

近寄れぬインフルエンザの手品狂

近寄れぬインフルエンザの一茶かな

近寄れぬインフルエンザの始皇帝

インフルエンザ愛して欲しいと泣くウィルス
 
流感で挨拶できず転校し  

ゆるゆると虹が地球を締め付ける  

傷つきも傷つけもせずゆるゆるゆ  

サルノコシカケをさらに頑固にさせる尻
  
うぴうぴとサルノコシカケ月を脅す


     ■ワシャー

登坂車線誰がやってくる胸騒ぎ 

ナメクジから元気だす秋の空  

ドングリちゃぷんちゃぷんと水遊び  

あの人もコホンと同じインフルエンザ  

ゆるゆると昇る竜に願い絵馬  

投資家青ざめても日本晴れ 



     ■まじょまじょ

疾風怒濤の軽は去りぬる登坂車線  

人の世の常とは思えど登坂車線  

ナメクジの光の道を辿るは王道  

家系図をたどって見たいナメクジマイマイ  

チャプンcyapunと波打つ下腹秋の陽よ  

落穂拾いてチャプンとワタシの因果関係  

隕石と円卓は古座のインフルエンザ  

薄氷の便りは届くインフルエンザ  

時は過ぎゆるゆるスカート夢のまた夢  

ゆるゆると生きてきたねと晩秋の風は嗤いぬ  

柊の花の上に鳶の鳴く日

薄雪の富士の真横に鳶の影  



     ■お花はん

サルノコシカケ句作する人のお尻の下でぎゅうと鳴いてたりす

悲鳴なのかクマノコシカケと呼ばれたりす

肋骨サルノコシカケ指先からドレミ

ツエツエバエの左旋回二回ほど

サルノコシカケ虫歯がしみた霜の月

かじかんでサルノコシカケお日様を起動せよ

サルノコシカケ泣き伏す空色乗車券

サルノコシカケアドレス無くして枠だけ冬空

サルノコシカケ北風を改行す

サルノコシカケ夢幻階段のうふふグリコ

気をつけろサルノコシカケ急に止まれない

空井サルノコシカケ騒(ざい)どこから宇宙さ

万葉降りつもりダンゴムシルビ転げてく自由区



     ■野良

登坂車線ブラックホールへ飛翔かな 

木枯らしカアカア登坂車線もいそぎます 

朝のコーヒー苦し登坂車線夫人

銀色のススキ揺れてる蛞蝓論    

なめくじとビール飲みます夜の居間  

今朝の秋きゅっと縮んだ蛞蝓だ 

山茶花とナメクジに乗る朝日かな  

捨て猫がチャプンと空をかき回す 

ちゃぷんちゃぷんわたしの川波さわぎます 

ちゃぷんと来て座る六畳ど真ん中 

肩に止まったインフルエンザ猫じゃらし 

小走りにインフルエンザ的紅葉  

風ひゅうひゅうインフルエンザの窓を打つ 

ゆるゆるの夢の中から這い出て薄 

ヌルヌルのユルユルの泥猪遊び 

ゆるゆるの紐で縛った11月 

猿のこしかけなのかぎゅっと鳴いたりす 

ひよどりのピイヨ杖ではありません     

薊伏し野菊も伏して野猫の道 

ヤマガラのアンテナ鳴いたジュジュジュ 

サルノコシカケお臍真っ赤な嘘夕日

サルノコシカケつたっていくと冬の湖

サルノコシカケ十代切り刻んではおばあさん

サルノコシカケ芯に埋まった夏の部屋

サルノコシカケぐしゃっと丸め日々弾丸

サルノコシカケ昨日の青空工事コピー コピー

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