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Anti Arsenal!!コミュのケチなアーセナルの末路。

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来季のCL出場権獲得レースは更に過酷だろう。ユナイテッド、リバプール、チェルシーの「三強」は不動だし、残る1つの枠をアストン・ヴィラ、エバートン、マンチェスター・シティと争うことになる。

ケチケチクラブ=アーセナルの末路やいかに…


コラム:ないない尽くしのアーセナル
自らの哲学に固執するあまり、金にものを言わせる時代に適応できていないベンゲル
2009/07/12 13:25:29

ほかのスポーツ同様、サッカーが商業ビジネスに支配されている時代、純粋な目的と方針を持っている人は尊敬に値する。アーセン・ベンゲルはビジネス色の強い『腐敗した』サッカーに猛然と反旗を翻し、安定感があり、不況に強いクラブでいることを重視している。リスクを冒さずに、ゆっくり地道にやる者が最後に笑うというわけだ。


しかし問題はウサギと亀のイソップ童話が子供向けで、作者も2000年以上前に死んでいること。ゆっくり地道にやっても、チャンピオンズリーグの出場権がせいぜいだ。


考えてみて欲しい。ジネディーヌ・ジダンは勤勉だったから現代最高の選手になれたわけではないし、『ビバリーヒルズ・コップ』のアクセル・フォーリー(エディ・マーフィー)も規則に忠実な捜査でナンバーワンの刑事になったのではない。世界一の大金持ちになったビル・ゲイツだって、予算を切り詰めていたらマイクロソフト帝国を築けなかった。


サポーターが愛するクラブに望むのは優勝のみ。金に糸目はつけないとまでは思っていないだろうが、ベンゲルの場合、ほとんど投資せずに優勝できると信じていて、正直それは無理である。1000万ポンドの投資なんて意味がないし、トーマス・フェルメーレンだけではどうにもならないのが、サッカー界の残酷な現実なのだ。


無冠に終わった昨シーズンを受け、ベンゲル監督は夏には主要なポジションに経験のある選手を獲得するとサポーターに公約した。ところがフェルメーレンは23歳、ベルギー代表として20キャップあまり。しかも過去30、40年で最低のアヤックスでプレーしていた選手である。


ベンゲルの人材発掘能力は疑いようがないし、ヤープ・スタムからも太鼓判を押されているフェルメーレンが大成しないとは言っていない。しかし、またも今後の成長を期待した補強なのだ。


サポーターはクラブの現状に不安を抱いていて、ベンゲル監督の若手主体のポリシーを非難している。自らの哲学に固執するあまり、金にものを言わせる時代に適応できていないベンゲル監督。彼ほど聡明な人なら、自らの移籍ポリシーが成果を挙げていないのは自覚しているはずだ。


ならば、控えめな選手補強は自動安全装置にすぎない。失敗したときのために、健全経営と若手を育てる方針を盾にしているのではないか? ギャレス・バリーやシャビ・アロンソを取って、絶対に成功するよう求められるのが嫌なだけである。


金がないとの言い訳を鵜呑みにして、アーセナルが魅力的から“そこそこの”チームに成り下がってしまったのはみんなフロントのせいだ。そんな風に勘違いしてはいけない。


昨シーズンはユーロ2008で活躍したトルコ代表MFギョクハン・インレルの獲得を諦めたベンゲル監督、今シーズンはフィオレンティーナに所属していたブラジル代表、フェリペ・メロを狙っていた。


メロは07−08シーズン、アルメリアで頭角を現し、セリエAでデビューを飾った昨シーズンにはリーグきってのミッドフィルダーに成長。フィオレンティーナの2シーズン連続となるチャンピオンズリーグ出場に大きく貢献し、先のコンフェデレーションズカップでもセレソンのレギュラーとして、優勝の原動力となった。


ところが出色の25歳に対して、アーセナルが提示した移籍金はたった1400万ユーロ。2000万から2500万ユーロを用意したユヴェントスに一蹴された。確かに法外な額だが、ルチアーノ・モッジが会長で、ファビオ・カペッロやマルチェロ・リッピが監督をしていた時代とは様変わりしたユーヴェでさえ、それだけのオファーを出したのだ。


アーセナルがもし1400万ユーロに、フェルメーレンに使った1000万ユーロを上乗せできていたら、セスクの最高のパートナーを獲得できていた。メロが加入していれば、セスクもどこか重そうで目立たなかった昨シーズンとは違って、ワールドクラスのプレーヤーに戻り、古巣のバルセロナに戻る前に再び輝けたかもしれない。バルセロナのシャビとイニエスタを見ても分かる通り、偉大なセントラルMFは素晴らしいチームの核である。


だがアーセナルは相変わらず。パリ・サンジェルマンのステファヌ・セセニョンを狙っていたはずが、サンテティエンヌのブレイス・マテュイディに落ち着きそうという始末。リスクを冒して勝利を掴もうという情熱や信念を持って選手に接している監督が、フロントに対しても同じ姿勢で臨めないのは恥ずかしい。


レアル・マドリーから就任要請があったのだから、育てながら勝つというベンゲル監督の手腕は普遍的な評価を受けている。ただ、バルセロナがセスク、イニエスタ、メッシ、ピケといったスターを一度に輩出できる可能性も、ベンゲル監督がそのレベルの選手を探してアーセナルに連れて来られる可能性もそれほど高くはない。さらに、ユースでジャック・ウィルシャー級の選手を4人も5人も育てるのも簡単ではない。キーラン・ギブスやジェイ・シンプソンくらいなら別として、ウィルシャーは難しい。


デニス・ベルカンプもティエリ・アンリもパトリック・ビエラも、セリエAでくすぶっていてアーセナルで輝きを取り戻したが、今の移籍マーケットではこの3人くらいの選手を格安で取るのは難しい。


ではリヨンでリーグ1を4度制し、現在はレアル・マドリー所属のママドゥ・ディアラはどうだろう?フランス語を話せるアフリカ人選手はベンゲル監督好みのはず。28歳になったばかりだが、ギャラクティコ政策を進めるレアルでは居場所がなくなり、1500万ユーロで手に入る。700万から1000万ユーロかけて22歳のマテュイディを取るのとどちらがいいのか?


スーパーな選手を1人取る代わりにいい選手を2人連れて来ても、優勝にはつながらない。魅力的なサッカーを捨てるときもあるし、大型補強を敢行するときもあるリヴァプールのラファエル・ベニテスのほうが、うまくバランスを取っている。ベンゲル監督にはプランBがない。


移籍マーケットで先々ずっとマンチェスター・シティと競り合っていくのは不可能だ。しかしアーセナルは今、ビッグ4から除外されつつあり、プレミアはビッグ3の時代と揶揄されている。もちろん金さえかければ勝てるほど単純ではないが、ベンゲル監督は移籍マーケットで大金を使うことで自らがアーセナルで築き上げて来た名声に傷がつくとナーバスになりすぎている。そこそこのチームを強豪へと育て上げ、その座をキープしているにも拘わらず…。


挙句の果てに宿敵スパーズの後塵を拝してチャンピオンズリーグ出場権まで逃したとしたら? あるいはベンゲル監督がレアルのようなほかの強豪へ行ってしまったら? このままだと美しいサッカーの代名詞に待っているのは、見るに耐えない悲惨なシーズンに違いない。


Sulmaan Ahmad,Goal com

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