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シュタイナー的生活を楽しむコミュのローマ空港が火事!

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ラファエロ、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチの三大巨匠については、

今後ゆっくりと整理してまとめるとして、

思い出せる内にイタリアでの体験を書いておきたい。

5月7日(木)日本への帰国のため朝食を食べて

午前10時頃ホテルを出ようとしたら、

2人の大柄の黒人女性と白人男性が階段の所に座っていた。

二人をよけて出ようとすると、

そのうちの一人が、憔悴しきった顔で、

「今空港が火事で、飛行機は飛んでないよ。」と教えてくれた。

前日ポンペイに行った時、知り合った日本人が、

今ローマは、ストライキで定時に飛行機で帰れるか、

心配していると言っていたが、

まさか火事とは、驚いた。

あわてて、フロントに戻り、詳細を聞くと、

未明に火事があって、

午後2時40分まで空港は封鎖であると答えた。

この空港の火事のために様々な経験ができた。

シャトルバスで、空港に向かう予定であったので、

バスの停留所に行くと人で溢れていた。

バスの運転手に、チケットを買いたいといい、

何時に出るのかと尋ねると、

午後1時30分に出るとのこと。

親切に、「バスより列車で行った方がいいよ 」と教えてくれ、

「14ユーロで行けるよ」

と値段まで紙に書いて教えてくれた。

テルミニ駅からローマ空港(フィミチーノ空港)までの直行列車、

レオナルド・エクスプレスで30分でいけるとのことであった。

すぐ、ホームに行ったが、切符の買い方がわからない。

地下鉄で、ヴァチカン美術館に行ったときは、

「タバッキ」という小さなコンビニのようなところで

一回券を買って乗ったので難なく乗れた。

しかし、ローマでの列車のチケットの買い方は、

わからなかった。

切符売り場周辺を、

うろうろしていると、一人の青年が近づいてきた。

「エアポート?」と聞くので、

「そうだ」というと

「こっちだよ」というので、ついていった。

2人で28ユーロだよというので、

30ユーロを渡すと、切符を買ってくれ

おつりの2ユーロは、

「もらうよ」といって、自分のポケットに入れた。

事前に旅行記のブログで

「切符を買うのを手伝ってもらうと

多大なチップを要求されるようですので気をつけてください。」

などというのを読んでいたが、

私たちにとっては、この青年には、

助けられた思いがした。

しかも、ホームは「24番」だよと、

何度も教えてくれて、

最後まで見送ってくれたのである。

まるで、駅で雇用しているスタッフのように・・・。

この出会いを、通して色々と考えさせられた。

イタリアは昨年8月の調査で、

若年層の失業率が44・2%と過去最悪となっている。

若者の二人に一人が仕事したくてもないのである。

テルミニ駅前では、

若い女性がアジ演説をしていた。

ポンペイに行ったときは、

高速道路でデモをやっているということで

迂回していった。

高速道路でデモなんて日本では聞いたことがない。

駅で出会った青年は、顔も、すっきりとしていい顔をしていて

知的で高学歴の青年のように思われた。

それでも、仕事がなく、このように

観光客を見つけてチップをもらって生活するしか

生活のすべがないのであろうか・・・。

同じぐらいの息子を持つ親として、

本当に、同情する思いがした。

この息子の親のことが思われた。

この青年のためにもイタリアが経済危機を何とか乗り切って

ほしいという思いが湧いてきた。

ホームに着くと、すぐ直行列車が到着し

空港へ。

直行列車、レオナルド・エクスプレスにも

乗ってみたかったのでちょうど良かった。

空港に着いて、

Eチケットに書いてある第三ターミナルの入り口まで行くと

ロープが張られていて、

警察官が、ここからは入れないとのこと。

第一ターミナルに行けとのことであった。

後でわかったのであるが、

なんと利用予定の第三ターミナルで出火したのである。

第一ターミナルに行くとそこは、

人でごった返していた。

インフォメーションの所に行って尋ねるのだけれども、

「ビハインド」だけしか答えてくれず、

どこに行っていいかわからなかった。

30分ぐらい空港のごった返した中をうろうろしていた。

やっとエミレーツ航空の客室乗務員の制服を着た女性を見つけて

どうしたらいいのかと相談していたら、

外に出て「第五ターミナルにバスに乗って行くように」と言われた。

そのそばに、年配の3人のカトリックの修道女がいて、

私の友達も「ドバイ」に行くので、

心配しなくていいよといった。

そして、「心配しないで私について来て」と言った。

この3人の修道女に出会って、やっと安心を取り戻した。

色々と話をしてみると、

その内の2人は、フィリピン人でもう一人は、

スロベニア人とのこと。

一人の80代のフィリピン人の修道女を見送りに来たとのこと。

40日間ほどローマにいて、

フィリピンに帰国するとのことである。

なんと荷物を4っつも持っていた。

第五ターミナル行きのバス乗り場も人で溢れていた。

次のバスに乗れるだろうかと心配になった。

すると、なんと三人の修道女は、

「私たちについて来なさい」といって、

列の、一番前のバスが止まる位置に連れていってくれた。

列に並ばなくていいのかなと思いつつ、ついていった。

修道女と一緒だからか誰も文句を言わなかった。

これも神の救いの手なのかな??と思ったりした。

4っつも荷物を持っていたので、

手伝ってあげながらやっと搭乗手続きと荷物の預けが終了。

その修道女とは、サンピエトロ寺院に行った話などをした。

修道女と話して心が清められるような思いがした。

精神的生活で得た謙虚な人格が全身からにじみ出ていたのだ。

別れ際に、こちらが、「God  bless you」というと

ぽかんとした顔をして、笑っていた。

あなたに言われたくない。

「こちらが言うことでしょ」ということなのか?

言ったことを少し後悔した。

出発の案内板をみると出発が3時間遅れている。

乗り換えのドバイでの乗り継ぎ時間は1時間もない。

果たして、無事に帰国できるのだろうか?
つづく

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