第7週
6/1〜6/7
大自然の光に強く引き寄せられて
私の自我は身を隠そうとしている。
だから予感よ、現れよ。
そして思考の力に代って
私の認識のために働け。
思考は今、感覚の仮象の中で
自分を見失なおうとしている。
（Rudolf Steiner 高橋 巌訳）
………………………
肉体は年々年をとっていくが、
自分自身の意識魂の成長はどうだろうか。
成長し高まっているのか、
止まっているのか、
それとも逆に低次の方向に行ってしまっているのかと
つい考えてしまう。
一つのバロメータとして、
以下にまとめてある
薔薇十字的修行によると
朝起きたとき、
あるいは寝る前、
さらには、日々の何気ない日常の中で
薔薇十字的修行の第七段階である
「至福」の感情の高まりを
いかに感じているかが
魂が成長していることの
証しであると理解している。
高次の世界について考えるだけでなく、
高次の世界の中で感じることを学ぶとき、
「至福」の感情は、
人間を高次の世界に上昇させる不可欠の感情要素である。
もう一つ最近心がけているのは、
地上の森羅万象を自分の体の一部であるように
いかに感じられるかである。
花に向かって、
自分の身体の部分に語りかけるように、
「お前は、私に属する。おまえは、私の自己の一部だ」と、
という感情の獲得である。
以下、薔薇十字的修行について、
「霊視と霊聴」（ルドルフ・シュタイナー著、西川隆範訳）
を自分なりに整理しまとめてみた。
�〔切鬚馬斥�的な思考
明晰で論理的な思考への努力が必要。
まず、混乱した思考、偏見のある思考をすべて捨てなければならない。
世界における関連を没我的な、
大きな観点から思考することに慣れる。
そのための最良の道は、精神科学＝霊学の基本的な教えの研究である。
それらの真理に取り組むことによて、
思考が純化される。
物質界において、
研究をとおして思考を規則正しく修練すると、
高次の世界において、この思考がよい導き手になる。
混乱した思考をもって霊的な領域に
上昇しようとする人のようにつまずくことがなくなる。
思考を規律あるものにすることによって、
薔薇十字的な修行は、
人間が高次の世界で自由に動けるように教える。
高次の世界に上昇した人は、
物質界には存在しない知覚方法を知るが、
その知覚を自分の思考によって支配することができる。
それによって、宇宙の真理と私の思考のゆがみが少しづつ修正され、
一体となってくるのである。
いわば「心魂と精神の体操」を１日の１５〜３０分行うのである。
物質界において、
研究をとおして思考を規則正しく修練すると、
高次の世界において、この思考がよい導き手になる。
混乱した思考をもって霊的な領域に
上昇しようとする人のようにつまずくことがなくなる。
輪廻転生とカルマ、三つの世界、アーカーシャ年代記、
地球と人類の進化についての真理を学ぶことがなぜそれほど大切なのか。
それは、高次の世界に行ったとき役立つからである。
思考を規律あるものにすることによって、
人間が高次の世界で自由に動けるように教えるのである。
高次の世界に上昇した人は、
物質界には存在しない知覚方法を知るが、
その知覚を自分の思考によって支配することができる。
�▲ぅ瓠璽献諭璽轡腑�
「無常なものは、すべて比喩にすぎない」
というゲーテの言葉の意味で
高次の世界をあらわすイメージ表象の中に入っていくことを学ぶ。
自分の周囲にある事物が象徴であることを学んだとき、
人間は初めて物質界から自由になる。
外的な現象を霊的なものの象徴として考察するようにする。
例えばスミレのなかには、
静かで敬虔な心情の象徴をみることができる。
植物、動物のそれぞれを霊的なものの象徴として考察する。
ある動物は強さの象徴、
別の動物は抜け目なさの象徴にみえる。
真面目にこのようなことを、
至る所に見出そうと試みる。
こういう生活をすることによって、
修行者は物質界から解放されイマージネーションへと高まることを学ぶ。
花を見るに際して、次第に花から解放されていく。
最初は花についていた色が、
小さな炎のように立ちのぼり、自由に空間を漂う。
このようにしてイマジネーション認識が形成される。
あらゆる事物に関して、
表面が解き放たれるかのようになる。
空間全体が、炎のように漂う色彩に満ちる。
光の世界全体が物質界から抜け出る。
色のイメージが抜け出て自由に空間を漂うと、
まもなく何かに付着し始める。
色彩イメージはある存在を囲み、
その存在が霊的存在として色彩のなかに出現する。
我々が物質界の事物から色彩として取り出したものを、
アストラル界の霊的存在たちがまとう。
��神秘文字の学習
神秘文字とは何か。簡単な線で描かれた象徴図がある。
そのような象徴は、一定の神秘的な記号言語である。
�た誉犬離螢坤�
人間だけが、自由に行動でき、
リズムなしに生きることを許されている。
しかし、人間は混沌のなかに再びリズムをもたらさねばならない。
毎日、一定の時間に神秘修行をおこなうことによって、
良いリズムが生まれる。
太陽が毎春、同じ時間に光を地球に注ぐように、
修行者は瞑想と集中の訓練を同じ時間に実践する。
生活にリズムをもたらすことは、高次の世界への上昇の前提条件である。
�ゾ�宇宙と大宇宙の照応を学ぶ
身体の一定の部分に集中する。
例えば目に集中することによって、
太陽の認識が得られる。
大宇宙の全機構を、自分の器官のなかに霊的に見出す。
�β膠�宙への沈潜（コンテンプレーション）
宇宙認識が修行者に与えられ、
修行者は自己認識を人格を超えて拡張させる。
自分の中を洞察するときに自己が見出されるのではなく、
外を見るときに自己が見出されるのである。
目に対応する自己の部分を探求しようとするなら、
それを太陽の中に探求しなければならない。
太陽の中にある自己が、目を創造したのである。
自分の外にあるものを、
自分の自己として知覚することを学ばねばならない。
自分の中のみを見ていると、
自分の中に硬化することになり、
高度の利己主義に導かれる。
「私の自己に語らせれば良いのだ」という人は、
そういう態度の中にある危険を予感していない。
自己認識は、自己放棄と結びついたときにのみ修行されうるのである。
どのような事物に対しても、
「これはわたしだ」ということを学ぶとき、
ゲーテがファウストに次のように語らせているような
自己認識へと成熟するのである。
「おまえは、生き物の列を わたしの前に導いた。
そして、わたしの兄弟たちを
静かな灌木、大気と水の中に知ることを教えてくれた。」
外の至る所に、私たちの自己の一部分がある。
だから薔薇十字的な修行は、
外界を客観的に静かに考察することに大きな価値を置いている。
「おまえ自身を認識したいなら、
外の世界と外の存在という鏡のなかに、
お前をみるがよい。
お前の魂の中にあるものは、
お前が自分の中で硬化して自分の魂の中に沈潜するときよりも、
同胞（自然界）の目によって語らせる時のほうが、
ずっと明白になる」ということができる。
本当の神秘的認識においては、
高次の自己を世界のなかに認識することを学んだときに、
内面が開かれる。
自己があらゆる事物の上に流出し、
成長する花を自分が動かしている指のように感じ、
全地球、全宇宙が自分の身体であることを知ると、
自分の高次の自己を認識できる。
花に向かって、自分の身体の部分に語りかけるように、
「お前は、私に属する。おまえは、私の自己の一部だ」と、
語るのである。
�Щ衒�
次第に、薔薇十字的修行の第七段階である
「至福」を感じる。
高次の世界について考えるだけでなく、
高次の世界の中で感じることを学ぶとき、
至福は、人間を高次の世界に上昇させる、不可欠の感情要素である。
この段階に到達すると、
神秘的な道の探求者は、本当の人類の助力者になる。
しだいに、周囲全体、部屋の中、森の中、
田畑の中に、アストラル的な存在たちを見るようになる。
イマージネーション認識の間に、人間は三つの段階に到達する。
最初の段階で、物質的な感覚印象の背後に立つ存在たちを認識する。
赤色、青色の背後に、存在が立っている。
それぞれのバラの背後に存在が立っている。
それぞれの動物の背後に、属の魂、群れの魂が立っている。
それらが明瞭に見えるようになる。
さらにしばらくの間待ち、
しずかにイマジネーションを修練し、
神秘文字に沈潜すると、明瞭に聞くことができるようになる。
第三に、アストラル界に見出される、
人間を引きずりおろし、悪に唆す存在すべてを知る。
しかし、それらの存在は、
本当は人間を上昇させる働きをするように定められているのである。
こうして、修行者は欲界を知る。
これらを修行して、本当に自分のものにしなければならない。
それが、高みに至る第一歩である。
物質界を地図なしで
歩くことができる。
しかし、アストラル界には地図が必要である。
高次の世界にいたり、
自分がどこにいるのか、
そこで経験することが一体なになのかが全くわからなくなるとき、
いかに悲惨な状態におちいるかを、神秘学者は知っている。
6/1〜6/7
大自然の光に強く引き寄せられて
私の自我は身を隠そうとしている。
だから予感よ、現れよ。
そして思考の力に代って
私の認識のために働け。
思考は今、感覚の仮象の中で
自分を見失なおうとしている。
（Rudolf Steiner 高橋 巌訳）
………………………
肉体は年々年をとっていくが、
自分自身の意識魂の成長はどうだろうか。
成長し高まっているのか、
止まっているのか、
それとも逆に低次の方向に行ってしまっているのかと
つい考えてしまう。
一つのバロメータとして、
以下にまとめてある
薔薇十字的修行によると
朝起きたとき、
あるいは寝る前、
さらには、日々の何気ない日常の中で
薔薇十字的修行の第七段階である
「至福」の感情の高まりを
いかに感じているかが
魂が成長していることの
証しであると理解している。
高次の世界について考えるだけでなく、
高次の世界の中で感じることを学ぶとき、
「至福」の感情は、
人間を高次の世界に上昇させる不可欠の感情要素である。
もう一つ最近心がけているのは、
地上の森羅万象を自分の体の一部であるように
いかに感じられるかである。
花に向かって、
自分の身体の部分に語りかけるように、
「お前は、私に属する。おまえは、私の自己の一部だ」と、
という感情の獲得である。
以下、薔薇十字的修行について、
「霊視と霊聴」（ルドルフ・シュタイナー著、西川隆範訳）
を自分なりに整理しまとめてみた。
�〔切鬚馬斥�的な思考
明晰で論理的な思考への努力が必要。
まず、混乱した思考、偏見のある思考をすべて捨てなければならない。
世界における関連を没我的な、
大きな観点から思考することに慣れる。
そのための最良の道は、精神科学＝霊学の基本的な教えの研究である。
それらの真理に取り組むことによて、
思考が純化される。
物質界において、
研究をとおして思考を規則正しく修練すると、
高次の世界において、この思考がよい導き手になる。
混乱した思考をもって霊的な領域に
上昇しようとする人のようにつまずくことがなくなる。
思考を規律あるものにすることによって、
薔薇十字的な修行は、
人間が高次の世界で自由に動けるように教える。
高次の世界に上昇した人は、
物質界には存在しない知覚方法を知るが、
その知覚を自分の思考によって支配することができる。
それによって、宇宙の真理と私の思考のゆがみが少しづつ修正され、
一体となってくるのである。
いわば「心魂と精神の体操」を１日の１５〜３０分行うのである。
物質界において、
研究をとおして思考を規則正しく修練すると、
高次の世界において、この思考がよい導き手になる。
混乱した思考をもって霊的な領域に
上昇しようとする人のようにつまずくことがなくなる。
輪廻転生とカルマ、三つの世界、アーカーシャ年代記、
地球と人類の進化についての真理を学ぶことがなぜそれほど大切なのか。
それは、高次の世界に行ったとき役立つからである。
思考を規律あるものにすることによって、
人間が高次の世界で自由に動けるように教えるのである。
高次の世界に上昇した人は、
物質界には存在しない知覚方法を知るが、
その知覚を自分の思考によって支配することができる。
�▲ぅ瓠璽献諭璽轡腑�
「無常なものは、すべて比喩にすぎない」
というゲーテの言葉の意味で
高次の世界をあらわすイメージ表象の中に入っていくことを学ぶ。
自分の周囲にある事物が象徴であることを学んだとき、
人間は初めて物質界から自由になる。
外的な現象を霊的なものの象徴として考察するようにする。
例えばスミレのなかには、
静かで敬虔な心情の象徴をみることができる。
植物、動物のそれぞれを霊的なものの象徴として考察する。
ある動物は強さの象徴、
別の動物は抜け目なさの象徴にみえる。
真面目にこのようなことを、
至る所に見出そうと試みる。
こういう生活をすることによって、
修行者は物質界から解放されイマージネーションへと高まることを学ぶ。
花を見るに際して、次第に花から解放されていく。
最初は花についていた色が、
小さな炎のように立ちのぼり、自由に空間を漂う。
このようにしてイマジネーション認識が形成される。
あらゆる事物に関して、
表面が解き放たれるかのようになる。
空間全体が、炎のように漂う色彩に満ちる。
光の世界全体が物質界から抜け出る。
色のイメージが抜け出て自由に空間を漂うと、
まもなく何かに付着し始める。
色彩イメージはある存在を囲み、
その存在が霊的存在として色彩のなかに出現する。
我々が物質界の事物から色彩として取り出したものを、
アストラル界の霊的存在たちがまとう。
��神秘文字の学習
神秘文字とは何か。簡単な線で描かれた象徴図がある。
そのような象徴は、一定の神秘的な記号言語である。
�た誉犬離螢坤�
人間だけが、自由に行動でき、
リズムなしに生きることを許されている。
しかし、人間は混沌のなかに再びリズムをもたらさねばならない。
毎日、一定の時間に神秘修行をおこなうことによって、
良いリズムが生まれる。
太陽が毎春、同じ時間に光を地球に注ぐように、
修行者は瞑想と集中の訓練を同じ時間に実践する。
生活にリズムをもたらすことは、高次の世界への上昇の前提条件である。
�ゾ�宇宙と大宇宙の照応を学ぶ
身体の一定の部分に集中する。
例えば目に集中することによって、
太陽の認識が得られる。
大宇宙の全機構を、自分の器官のなかに霊的に見出す。
�β膠�宙への沈潜（コンテンプレーション）
宇宙認識が修行者に与えられ、
修行者は自己認識を人格を超えて拡張させる。
自分の中を洞察するときに自己が見出されるのではなく、
外を見るときに自己が見出されるのである。
目に対応する自己の部分を探求しようとするなら、
それを太陽の中に探求しなければならない。
太陽の中にある自己が、目を創造したのである。
自分の外にあるものを、
自分の自己として知覚することを学ばねばならない。
自分の中のみを見ていると、
自分の中に硬化することになり、
高度の利己主義に導かれる。
「私の自己に語らせれば良いのだ」という人は、
そういう態度の中にある危険を予感していない。
自己認識は、自己放棄と結びついたときにのみ修行されうるのである。
どのような事物に対しても、
「これはわたしだ」ということを学ぶとき、
ゲーテがファウストに次のように語らせているような
自己認識へと成熟するのである。
「おまえは、生き物の列を わたしの前に導いた。
そして、わたしの兄弟たちを
静かな灌木、大気と水の中に知ることを教えてくれた。」
外の至る所に、私たちの自己の一部分がある。
だから薔薇十字的な修行は、
外界を客観的に静かに考察することに大きな価値を置いている。
「おまえ自身を認識したいなら、
外の世界と外の存在という鏡のなかに、
お前をみるがよい。
お前の魂の中にあるものは、
お前が自分の中で硬化して自分の魂の中に沈潜するときよりも、
同胞（自然界）の目によって語らせる時のほうが、
ずっと明白になる」ということができる。
本当の神秘的認識においては、
高次の自己を世界のなかに認識することを学んだときに、
内面が開かれる。
自己があらゆる事物の上に流出し、
成長する花を自分が動かしている指のように感じ、
全地球、全宇宙が自分の身体であることを知ると、
自分の高次の自己を認識できる。
花に向かって、自分の身体の部分に語りかけるように、
「お前は、私に属する。おまえは、私の自己の一部だ」と、
語るのである。
�Щ衒�
次第に、薔薇十字的修行の第七段階である
「至福」を感じる。
高次の世界について考えるだけでなく、
高次の世界の中で感じることを学ぶとき、
至福は、人間を高次の世界に上昇させる、不可欠の感情要素である。
この段階に到達すると、
神秘的な道の探求者は、本当の人類の助力者になる。
しだいに、周囲全体、部屋の中、森の中、
田畑の中に、アストラル的な存在たちを見るようになる。
イマージネーション認識の間に、人間は三つの段階に到達する。
最初の段階で、物質的な感覚印象の背後に立つ存在たちを認識する。
赤色、青色の背後に、存在が立っている。
それぞれのバラの背後に存在が立っている。
それぞれの動物の背後に、属の魂、群れの魂が立っている。
それらが明瞭に見えるようになる。
さらにしばらくの間待ち、
しずかにイマジネーションを修練し、
神秘文字に沈潜すると、明瞭に聞くことができるようになる。
第三に、アストラル界に見出される、
人間を引きずりおろし、悪に唆す存在すべてを知る。
しかし、それらの存在は、
本当は人間を上昇させる働きをするように定められているのである。
こうして、修行者は欲界を知る。
これらを修行して、本当に自分のものにしなければならない。
それが、高みに至る第一歩である。
物質界を地図なしで
歩くことができる。
しかし、アストラル界には地図が必要である。
高次の世界にいたり、
自分がどこにいるのか、
そこで経験することが一体なになのかが全くわからなくなるとき、
いかに悲惨な状態におちいるかを、神秘学者は知っている。
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