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シュタイナー的生活を楽しむコミュの第9週 6/6 金星の太陽面通過(惑星のシュタイナー的考察)

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6/3〜6/9

夏のおとずれを知らせる
宇宙の熱が私の霊魂を充たすとき
もはや自分の意志は気にかからない。

霊視するためには光の中で
我意をすてねばならない。
予感が力をこめて私に告げる
「おのれを見出すためには
おのれ自身を失え。」
(Rudolf Steiner  高橋 巌訳)

…………………………
昨日の新聞によると

国立天文台とNASAは5月31日、

過去20年間の太陽活動を観測した結果、

今後10年〜20年は活動の低下傾向が続くとみららるとのことだ。

太陽は黒点が増えて活動が活発化する極大期と、

黒点が減り静穏になる極小期を約11年周期で繰り返している。

今回の以下のトピックでいうと周期の霊の働きである。

太陽活動が低下すると、

地球を包む太陽の磁場が弱まり、

地球に届く宇宙線が増加する。

すると、大気中の水蒸気と反応して

雲ができやすくなり、

日射量の減少などで地球が寒冷化するという説もあるという。

しかし、地球の気象は複雑で、

寒冷化の根拠になるとは

一概にはいえないという。

太陽活動の異変を裏付ける新たなデータで、

地球の気候にどう影響するか継続的な監視が必要だとのことである。

太陽も一つの生命体として生きている。

さて、先日、車を運転していたら、

ラジオからある案内が流れてきた。

6月6日(水)早朝から昼過ぎにかけて

金星の太陽面通過があり

金星が太陽の前を通過する様子を

家から少し離れた天文台で観察会をするとのことであった。

5月21日の金環日食は、

じっと見続けると目の網膜を傷つけるということで、

目のことが心配でじっくりと見られなかった。

今回は天文台で

じっくりと見たいと思っている。

金星の太陽面通過の現象は、

前回に起きたのは2004年6月8日で

8年ぶりの現象である。

しかし、次回に見られるのは、

なんと2117年12月11日で

100年以上先のことで、

私たちが地上生で見ることのできる最後のチャンスだ。

これは見逃せない現象だなと思っている。

惑星の運行を観察するにも、

シュタイナー的な観察がしたいので、

『天使たち 妖精たち』(西川隆範 風濤社)

をまとめてみた。

さて、その前に、

地球の自転速度が遅くなっていることが気になっているので

ここでメモしておきたい。

地球は、北極と南極を結ぶ地軸を回転の軸として、

1日24時間でほぼ1回転している。

ところが、この地球の自転速度は、

わずかずつ遅くなっているというのだ。

財団法人日本宇宙フォーラムが企画・制作したHP

「天球図でさぐる地球と天体の動き」 によると
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/start.html

そもそも地球が誕生したころは、

自転周期は5時間程度だったと考えられているそうだ。

一日がたった5時間だったのだ。

6億年前でも約22時間程度で、

今よりもずっと早く自転していた。

では、どうして地球の自転は遅くなっていくのか。

地球の自転にブレーキをかけているのは、

主に「潮汐作用」である。

とりわけ月の影響が大きく関係する。

月は1年に約3cmずつ地球から遠ざかっている。

ぐるぐる回る地球の自転のエネルギーを、

潮汐作用を通じて月が受けとっているため、

月はしだいに遠ざかっていく。

その結果、エネルギーを吸い取られた地球は、

自転が遅くなる。

さらに細かく調べると、

地球の自転速度が遅くなっていくペースも

一定ではないことがわかってきた。

過去の日食の記録による調査からは、

地球の気候変動が自転速度に影響を及ぼしていることや、

最近の正確な地球の自転運動の研究から、

大きな地震の前後で自転速度が

変化してしまうことなどがわかりつつある。

NASAの地球物理学者リチャード・グロス博士によれば、

東北地方太平洋沖地震の影響で、プレートが動き、

地球内部の質量が変化し地軸がずれたことにより、

地球の自転速度が100万分の1.6秒早くなったと言う。

ここで、地球の自転速度について見ておきたい。

地球一周を赤道上で計るとおよそ4万kmくらいなので、

これを24時間で割り算して
 
4万(km)÷24(時間)=1.666(km/時)

なんと時速1,666?の速さで回っている。

地図のナビ機能によると、

青森県庁から山口県庁まで約1,660kmなので、

約一時間で本州縦断のスピードである。

ちょっと実感がわかない数字なので秒速に直してみると、

およそ秒速500mの猛スピードで自転している。

映像でみると
http://www.youtube.com/watch?v=EztMg1T0CsU
のスピードである。

また、公転速度は260万km/day。 

これも、実感がわかない数字なので時速と秒速に直すと、

時速10万km, 秒速30kmの速度で太陽の周りを公転している。

ものすごいスピードで地球は自転し公転している。

しかも、宇宙は調和を保ち運行している。

これは、ただの偶然なのだろうか。

ただの法則なのだろうか。

その法則をつかさどっている存在はいないのであろうか?

シュタイナーは、『天使たち 妖精たち』(西川隆範訳 風濤社)

の中で惑星の運行の背後にある霊的存在について語っている。

6月6日の金星の太陽面通過の前に

惑星の動きについて考察してみたい。

シュタイナーは、世界創造に携わったのは天使であると語っている。

この宇宙は気の遠くなるような想像を絶する

長い時間の中で、天使たちによって創造されてきた。
(天使についての図解)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ekorange/tennsitoningen.html

天使というと人間の姿をして背中に羽根がついているイメージがあり、

おとぎ話のようであるが、

天使の身体ははっきりと輪郭できるものではない。

守護天使は水、大天使は空気、権天使は熱、主天使は光を

身体として、絶えず姿を変え活動している。

さて、シュタイナーによると惑星の外的な形姿の創造者は

形態の霊(エクスシアイ 能天使)たちだという。

人間のなかにエーテル体(生命体)が活動しているように、

惑星の生命のなかで内的な活動が行われているが、

これは、動きの神霊(力天使)たちが活動し調整しているという。

その形態と可動性は、叡智の神霊(力天使)たちの

叡智によって営まれている。

例えば金星は、厚い大気に包まれていて、

火山活動の痕跡があるが、

この活動をつかさどっているのである。

http://www.youtube.com/watch?v=suEIl_jVoR8&feature=related
(金星の火山活動のあと)
さらに惑星を眺めてみたい。

人間は内的な意志衝動を持っている。

それと同様に、惑星は、

空間を進むように駆る内的な衝動を持っている。

惑星に空間を進ませ、

空間内の動きを規制するもの、

たとえば恒星のまわりを回転させるものは、

意志の神霊(座天使・卜ローネ)たちに由来する。

意志の神霊たちは惑星に、

空間内を運行する衝動を与える。

もし、意志の神霊たちが惑星に

運動衝動のみを与えていたら、

それぞれの惑星が独自の道を進むだろう。

しかし、それぞれの惑星は全体の体系に従っている。

惑星が運行するだけでなく、

惑星系全体に秩序がもたらされるように、

動きが規制されている。

諸惑星の動きが調整されて、

調和したものになっている。

ある惑星の動きと別の惑星の動きを調和させているのが、

ケルビム(智天使・調和の霊たち)の活動である。

それらの惑星系は、たがいの位置と意味を理解している。

相互関係の上に人間の社会組織が

築かれているように、惑星系にも相互関係がある。

そのようにしてのみ、宇宙は成立している。

字宙空間で諸惑星系が語り合うことによって

字宙が形成されているのであるが、

それはセラフィム(熾天使・愛の霊たち)によって管理されている。

人間は惑星神霊(宇宙の自我にあたるもの=神)

の詳細を知覚することはできない。

まず知覚できるのは、

陸地と海からなる身体としての地球、

そして、「私は、地球全体を霊的に包む海、つまり

地球の霊そのものである海に沈む私は、

惑星神霊のなかに生きる」ということである。

アストラル体の背後に自我があるように

「周期の霊たちの背後に惑星神霊が隠れている」

周期の霊とは、地球のアストラル体に相当するものである。

周期の霊たち(上級三隊の天使たちの末裔)は、

四大元素の自然霊たちを指揮して、

地球にリズミカルな交替、

繰り返し、空間内の転換を呼び起こしている。

そして、地球が他の天体と正しい位置にくるように指揮している。

このように最も外的なヴェールとして、

感覚界がある。

そして感覚界の背後に、

自然霊、その背後に周期の霊たちの世界が存在する。

そしてその背後に惑星神霊がいるというのだ。

人間は肉体、エーテル体などの構成要素からできている。

崇高な神霊たちの構成要素は天使存在なのである。

人間のように肉体を自分の一部として有するのではなく、

自分の一部として形態の神霊を有する高次の存在がいる。

このことをシュタイナーはわかりやすく蜂蜜の巣を例に述べている。

「蜜蜂の巣、あるいは蟻塚を考察してみましょう。

蜜蜂の巣にいる、

一匹一匹の蜜蜂を見てみましょう。

蜜蜂の巣は一個の総体的な霊的存在を有しており、

その霊的存在は、個々の蜜蜂を自分の諸部分としています。

ちょうど人間が、

身体の個々の部分を自分の諸部分としているのと同じです。

このようなものとして、

私たちがいままで考察してきたよりも

高次の存在たちを類推できます。

彼らは、人間において肉体と呼ばれるようなものを

みずからの一部とするのではなく、

形態の神霊という天使存在を、

みずからの一部としています。」(『天使たち 妖精たち』P150)

蜜蜂の巣は一個の動物の集合心魂であり、

それぞれの蜜蜂は

一匹、一匹独立して存在して見えるが、

それは、集合心魂の体の一つ一つなのである。

同じように肉体を持っていない崇高な神的存在は、

形態の霊という天使存在をみずからの身体の一部としているのだ。


人間の場合は、物質体が最下位の構成要素として形成された。

このように形成された私たちの目に映って見える物質体は

もちろん幻にすぎないのであるが、

形態の霊たちは現実に生きている実体なのだ。

私たちが宇宙空間のなかで、

何らかの惑星ー水星・金星・火星・木星ーへとまなざしを向けるときに、

私たちに現れるのは、形態の霊たちの外的形姿であり、

崇高な神的存在に属するものなのである。

ちょうど、人間の肉体が人間に属するのと同じである。

人間の形態は、より高次の構成要素であるエーテル体、

アストラル体、感受的心魂などとして

人間の中に生きているものを表現している。

そして人間の姿形の背後、

肉体の背後にエーテル体、アストラル体、感受的心魂などがあるように、

惑星の背後には、惑星に属するものとして、

動きの神霊たち、叡智の神霊たち

意志の神霊たちケルビム、セラフィムなどがいるのだ。

精神科学の意味で、惑星の本質を表現しようとするなら、

「惑星は、形態の神霊が与えた物質的な姿で輝くことによって、

私たちに知覚可能になる。

人間の高次の構成要素は、物質的なまなざしに隠されている。

同様に、高次の位階の神的・霊的存在として、

惑星の中および惑星の周囲で活動しているものを、

その惑星は隠している」と言わなくてはならない。

まず、惑星の物質的な形態を思い浮かべ、

それが無限に広がる霊的な大気に包まれ、

浸透されていると考えると、

金星や火星や水星のような惑星を

正しく思い浮かべたことになるとシュタイナーは語る。

物質的な惑星のなかには、

形態の神霊によって創造された物質的形態があり、

霊的な周囲には他の位階の存在たちがいる。

惑星の中心に物質的な核があり、

周囲には神的・霊的存在たちからなる

覆いがあると考えると、

惑星の完全な姿を思い浮かべたことになる。

「物質的な惑星形態は、

形態の神霊が創造したものだ」というのであれば、

この地球の形態も、

形態の神霊が創造したものだというのである。

そして、地球は内的に静止したものではなく、

絶えず内的に変化・運動している。

金星の太陽面通過にあたって以下を引用しておきたい。

「地表の内的な変化は、

比較的長期にわたって生じるものだとしても、

『惑星は絶えず内的に動いている』と言うことができます。

陸地だけが惑星に属するとは考えずに、

水も空気も惑星に属すると考えると、

惑星が内的に変動していることが、

よく分かります。

雲や水などの気象現象、満潮・引潮などのなかに、

惑星の実質の内的可動性が示されています。

それが惑星の生命なのです。

人間のなかにエーテル体(生命体)が活動しているように、

惑星の生命のなかで、

動きの神霊(力天使)たちが活動しています。

『惑星の外的な形姿の創造者は、

形態の神霊(能天使)たちである。

内的な活動性は、

動きの神霊たちによって調整されている』と、言えます。

神秘学者にとって惑星は、

みずからの内部で生起することを、

思考によって規制する一個の現実の存在です。

いま述べたような内的な活動性が、

惑星のなかに存在しているだけではありません。

一個の存在である惑星は、

その惑星全体として意識を有しています。

アストラル体(感受体・想念体)のなかに存在する低次の意識形態、

人間の無意識的な意識に相当する惑星の意識は、

叡智の神霊(主天使)たちによって規制されています。

『惑星の低次の意識は、

叡智の神霊たちによって規制されている』と、

言うことができます。

惑星の性格をこのように述べるとき、

私たちはまだ惑星の内部にとどまっています。

私たちは惑星を見上げて、

『惑星の形態は、形態の神霊たちに対応する。

惑星が有する内的な可動性は、

動きの神霊たちに対応する。

その形態と可動性は、

叡智の神霊たちに合致する意識に浸透されている』と、思います。

さらに惑星を追っていきましょう。

人間は内的な意志衝動を持っています。

同様に、惑星は、空間を進むように駆る内的な衝動を持っています。

惑星に空間を進ませ、

空間内の動きを規制するもの、

たとえば恒星のまわりを回転させるものは、

意志の神霊(座天使・卜ローネ)たちに由来します。

意志の神霊たちは惑星に、

空間内を運行する衝動を与えるのです。

つまり、空間内での惑星の運行は、

意志の神霊たちに対応するものなのです。

もし、意志の神霊たちが惑星に運動衝動のみを与えていたら、

それぞれの惑星が独自の道を進むことでしょう。

そのようなことは生じません。

それぞれの惑星は全体の体系に従っています。

惑星が運行するだけでなく、

惑星系全体に秩序がもたらされるように、

動きが規制されています。

人々のグループで一人があっちに行き、

別の人がこっちに来ていたのが、

共通の目標に向かって努力するようになると

秩序がもたらされます。

そのように、諸惑星の動きが調整されて、

調和したものになります。

ある惑星の動きと別の惑星の動きを調和させ、

その惑星の動きと他の惑星の動きを考慮に入れたものにするのは、

ケルビム(智天使・調和の神霊たち)の活動です。

惑星系全体の動きを調整するのが、ケルビムの活動です。

ケルビムの指導下に、ある恒星へと導かれる惑星系は、

別の恒星に属する惑星系と関係を有しています。

それらの惑星系は、たがいの位置と意味を理解しています。

ちょうと人間がたがいに理解し、

共通の行為について協議するのと同じです

相互関係の上に人間の社会組織が

築かれているように、惑星系にも相互関係があります。

恒星と恒星のあいだに、

相互理解があるのです。

そのようにしてのみ、宇宙は成立します。

字宙空間で諸惑星系が語り合うことによって

宇宙が形成されるのですが、

それはセラフィム(熾天使・愛の霊たち)によって管理されています。

人間の肉体から意識的心魂までに相当するものを論じてきました。

人間には高次の精神生活、

つまり肉体から意識的心魂までの体系に

意味を与える構成要素があります

同様に、私たちのまなざしはセラフィムを超えて、

宇宙の最高の三重存在に到ります。

全宇宙に浸透し、支配する、

神的な三重の生命に到ります。

その神的生命は、個々の惑星系を覆いとしています。

人間のなかで精神的自己、生命的精神、

精神的人間(マナス、ブッディ、アートマ)として

生きるものが、意識的心魂、悟性的心魂、感受的心魂、

アストラル体(感受体・想念体)、

エーテル体(生命体)、肉体を覆いとするように、

惑星系の恒星は、神的存在の身体として空間を運行します。

私たちは星界の生命を考察することによって、

神々の身体、そして神そのものを考察するのです。」
(『天使たち 妖精たち』P156〜159)

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