ゴスペルハウスコミュの「初めの愛から」

ゴスペルハウスメッセージ 2014.11.09
「初めの愛から」黙示録2:1-7

1 エペソにある教会の御使いに書き送れ。『右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が言われる。
2 「わたしは、あなたの行ないとあなたの労苦と忍耐を知っている。また、あなたが、悪い者たちをがまんすることができず、使徒と自称しているが実はそうでない者たちをためして、その偽りを見抜いたことも知っている。
3 あなたはよく忍耐して、わたしの名のために耐え忍び、疲れたことがなかった。
4 しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。
5 それで、あなたは、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行ないをしなさい。もしそうでなく、悔い改めることをしないならば、わたしは、あなたのところに行って、あなたの燭台をその置かれた所から取りはずしてしまおう。
6 しかし、あなたにはこのことがある。あなたはニコライ派の人々の行ないを憎んでいる。わたしもそれを憎んでいる。
7 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。勝利を得る者に、わたしは神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べさせよう。」』

黙示録の第２章から、七つの教会へのメッセージが書かれています。
エペソ・スミルナ・ペルガモ・テアテラ・サルデス・フィラデルフィア・ラオデキヤの七つの教会のうち、今週の聖書箇所は最初のものです。
エペソの教会は、パウロもヨハネもテモテも働いた場所です。

七つの教会へのメッセージは、現代まで含めたすべての教会へのメッセージであり、すべてのキリスト者へのメッセージであり、すべての人間へのメッセージです。

「右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方」（１節）とは、イエスさまのことです。
「わたしは、あなたの行ないとあなたの労苦と忍耐を知っている。」（２節）
「あなたはよく忍耐して、わたしの名のために耐え忍び、疲れたことがなかった。」（３節）
イエスさまは、エペソの教会の苦労も忍耐も認め、賞賛しています。

だけれども、その上で、イエスさまは言うのです。
「しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。」（４節）

初めの愛、それは、イエス･キリストの愛、十字架の愛です。
赦された者として、生かされた者として、愛された者として、その愛の中で生きることです。
善行や隣人愛も大切ですが、初めの愛は、キリストの愛なのです。

隣人愛や同胞愛を誇るなら、その行動を誇るなら、人が人を誇るなら、イエス･キリストの救いはその人にとって、むなしいものになってしまいます。
もしそうなってしまったならば、その人に十字架は必要ありません。
「あなたの燭台をその置かれた所から取りはずしてしまおう。」（５節）なのです。

初めの愛、それは、あなたが何もできないときから、あなたに注がれていたのです。
初めの愛、それは、あなたが理解できる前から、あなたを受け入れていたのです。
初めの愛、それは、あなたがあなたでいられる、本当の居場所です。

その愛に立ち返るなら、「わたしは神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べさせよう。」（７節）
イエス･キリストの十字架だけが与えることのできる、永遠のいのちが、あなたのものになるのです。

あなたに注がれた初めの愛、本当のあなたの居場所に、しっかりと立ちましょう。
イエスさまの愛の中で、本当のあなたを生きましょう。