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世界名作劇場 牧場の少女カトリコミュの雑談用

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コメント(26)

原作に基ずく、こんな映画があるそうです。

http://www.finnkino.fi/dvd/2256/
■Hero-Me-Tooさん

パッケージからは、子ども時代の話ではないように見えますね。牧場主の妻になった後の話でしょうか(カトリが将来作家になるという展開は、アニメ化に際して加えられたオリジナルストーリー)。
フィンランドの方から聞いた話でこのカトリちゃんの原作者はどうも小説の懸賞で優勝したのだそうです。それで出版の運びに。フィンランド国内では必ずしもメジャーではないとも聞きました。かなりショックです。
そもそも、このアニメはほとんどオリジナルストーリーで構成されているようです。
実はカトリちゃんは日本語に訳された本がないです。あるのは抄訳本だけでしかもかなり古いのですよ。それが90年代かな…みんなで復刊運動を行いまして復刊にこぎつけました。

アニメについては原作とは確かに全く異なっていてオリジナルといってもいいですね。

謎なのはどこでどのようにスタッフがこの物語を知ったのか…わかりません。
原作(1936年に発表)は三部構成となっていて、第一部で少女期から結婚まで、第二部と第三部で農場の奥様となってからの生活が描かれているそうです。ただ、日本語に訳されているのは第一部だけです(1952年に出版)。

しかし、HEIDIさんが述べられているように、この第一部の日本語訳さえ、長らく絶版となっていました。現在はいのちのことば社から復刊されており、まだ在庫もあるようです。ちなみに復刊されたのは2001年のことです。1984年にアニメ化に際して発行されたものの新装版です。

そういえば、原題の"Paimen, piika ja emäntä"は「家畜番、農家の奥さん」というような意味とのことです。タイトルでネタばれしていることになりますね。


■参考資料
松本正司『世界名作劇場大全』(同文書院、1999)。
日本アニメーション監修『思い出の世界名作劇場オフィシャルガイドブック』(双葉社、2003)。
>佑さん…。

解説ありがとうございます。一点だけ…。カトリちゃんの日本語の完訳はないと公式にはなっているはずです。名前は忘れましたけど…それを抄訳した本があるだけのはず。

それが長らく絶版になっていたのも事実で…。90年代後半にカトリファンの有志が完訳に挑戦しましたけど…。挫折しております。いろいろとありまして…。

実は私が偶然知り合った方がフィンランドに遠征した時に古書店をフル稼働させてこの原作本を日本に持ち帰りましたけど…さすがに言葉の壁は大きかったらしいです。
三部のうち唯一翻訳された第一部も抄訳ということですか?
はじめまして。原作について知っていることを書きますね。

作者のヌオリヴァーラは学校で音楽の教師をしながら20代の終わりに小説を書きはじめた人で、処女作は『その男はあなただ!』(1927)です。

1936年にフィンランド屈指の出版社OTAVAの文学賞を受賞する作品『家畜番、小間使い、そして、お屋敷の奥様』が大ヒットをとばします。これが世に言うカトリ三部作の第一巻で、『牧場の少女』の底本です。(第二部は『主人と奥様』、第三部は『昼と夜』という題名です。)

翻訳者の森本ヤス子さんは日本語翻訳の『牧場の少女』について、ルーテル教会宣教師のコルピネン牧師の奥様が軽井沢の山荘で、日ごと翻訳朗読してくれた話をまとめたものだ、と初版時にみずから記しています。ですから、はたして『家畜番、小間使い、そして、お屋敷の奥様』の「抄訳」といえるかどうかは微妙です。

カトリ三部作の完訳はいまのところドイツ語のものしかありません。やはり日本語では読めないのか、と思いきや、じつはかつて三部作を全部訳しあげていた人物がいたそうです。

それは現駐ブルキナファソ国特命全権大使の杉浦勉氏だそうで、何十年も前に『牧場の少女』に感銘を受け、フィン語の原本から全文を訳しあげたものの(理由は不明ですが)、不幸にも出版にはいたらず、そのままお蔵入りになってしまったそうです。

マジ残念・・・あせあせ(飛び散る汗)

追伸:原作者のヌオリヴァーラさんの写真をアップします。
■emilkarhuさん

大変詳しい情報をご提供いただき、ありがとうございます。
原題の"Paimen, piika ja emäntä"は『家畜番、小間使い、そして、お屋敷の奥様』という意味なのですね。

それにしても、日本語訳がそのような過程を経て出版されたものとは知りませんでした。森本ヤス子さんは翻訳者というより、編者と言った方が良いかもしれませんね。翻訳者は、実質コルピネン夫人でしょう。

また、朗読されたものを後にまとめたということは、『牧場の少女』には森本さんの創作が入ってしまっている可能性もありますね。

ところで、コルピネン夫人は森本さんには日本語で朗読されたのでしょうか。もし英語などで朗読されたのであれば、やはり日本語訳は森本さんの手によるものと言えますが……。
佑さま、レスをありがとうございます。

>森本ヤス子さんは翻訳者というより、編者と言った方が良いかもしれませんね。翻訳者は、実質コルピネン夫人でしょう。

詳細な経緯は不明なので、翻訳者が森本さんではない、とはなかなか言えないのです。なんでも、初版の出版に当たり、講談社では盛大な出版記念パーティが開かれたそうですし。

>また、朗読されたものを後にまとめたということは、『牧場の少女』には森本さんの創作が入ってしまっている可能性もありますね。

『牧場の少女』じたいが、少女向け読み物という体裁のもとで編纂されていますから、創作・削除・修正がはいっているのはもとより仕方ない気がします。それよりも問題なのは、森本さんが原文やドイツ語訳を目にしていない可能性の方です。

あくまで推測なのですが、森本さんは文章と向き合っていない気がするのです。たとえば、「ペンティラ」の家名が「テンペラ」になってみたり。「翻訳」として最悪なのは「耳聞き創作」ですが、実際その可能性は否定できません。

蛇足ですが、アニメの『カトリ』では、「テンペラ」一家がちゃんと「ペンティラ」一家にもどっていましたから、制作サイドが原文をきちんと確認していたことは疑いありません。これはすごいことです。

なぜかというと、もともとカトリ三部作は一九世紀半ばが舞台の物語なのですよ。ですから、制作サイドは原作を読んだ上で、二〇世紀のフィンランド独立のエピソードと社会の変貌を盛り込むために舞台を第1次大戦に移し、なおかつオリジナル要素をてんこ盛り(しかもほとんどが厳密に史実に沿ったもの---算数の本の題名と作者名まで!)にして仕上げているんです。とてつもない労力!逆になぜ『カトリ』にしたの?と不安になるくらいの力の入れようなのです。

>ところで、コルピネン夫人は森本さんには日本語で朗読されたのでしょうか。もし英語などで朗読されたのであれば、やはり日本語訳は森本さんの手によるものと言えますが……。

おそらくは日本語だとは思います。しかし確証はありません。森本ヤス子さんは語学の達人であることは知られていましたから、英語も独語も流ちょうに使いこなしていたと思われていますし、もしかしたら日本語以外の言語で朗読されていたのかもしれませんね。
emilkarhuさんがお書きくださった情報は、ここを閲覧されている多くの『カトリ』ファンが興味深く思われたことでしょう。私ももちろんその一人です。おかげさまで、コミュニティ全体の質が上がった気さえ致します。
みなさま、こんにちは。
本日3日発売の雑誌「月刊MOE4月号」で、
世界名作劇場シリーズが特集されています。
そこで、大好きな「牧場の少女カトリ」について寄稿しましたので
よかったらぜひご覧になってみてください。
最近、いのちのことば社から出てる原作を読みました。
とても良かったです。
総集編のDVDを見ました!
けっこう面白く、なつかしかったです^^
こんにちは、リアルタイムで見ていたのを覚えています。軍人の家に着いた時に旦那様と奥様が涙の別れ、のちに旦那様死亡、坊やに好かれておばあさんにいじめられる、などが印象的です。

原作の翻訳者、森本ヤス子さんについてちょっと調べているのですが、資料があまりないですね。
ご本人が書いた随筆2冊くらいで。それも旧姓も出身校も明記されていません。
どうもヤス子さん、再婚相手である覚丹氏を通じて、フィンランド関係を主とする日本のクリスチャン界につながりができ、それを楽しんでいたようですが、フィンランド語を自由に操ったわけではないようです。

いっしょにカトリを訳したコルピネン夫人を訪ねて1960年代にフィンランドへ行っていますが、会話はサバイバルレベルで夫人の息子さんとは話ができていません。

キヴィの「森の7人兄弟」は英語版からの翻訳です。著名な日本人宣教師に「あなたは暇がありそうだ」と託され、「私は語学はダメで」と断るも、うれしくなって挑戦。(仕上げるあたりはすごいですね)
夫の覚丹氏は、せっかくフィンランドの大作家の小説を奥さんがてがけたのに「あなたの道楽には干渉しない」と完全ノータッチ。
コルピネン夫人とヤス子さんがカトリをやっている頃は覚丹氏は郷里に疎開していて別居。

どうも、この夫妻の結婚は、「外国から一等の勲章をもらった覚丹氏に、年金代わりに同郷の裕福な女性と結婚させよう」といういきさつのようです。山口の炭鉱・軍需業者の娘さんで戦時中も生活に困らず、自宅が出版関係者、文士たちの集まり場になっていたそうです。
ヤス子さんが主役となった出版パーティーは、戦時中に世話になった関係者たちでさぞ盛り上がったことでしょう。
ヤス子さんはカトリ出版について「子どもの読み物など何もない時期だったので本になった」と述べています。
どうも、ただの謙遜ではないようです。
しかしコルピネン夫人にとっては、戦時を耐えて大切なフィンランドの本を日本に送り出せた、と言う実績はそれはもう喜ばしいことだったようで、60年代にヤス子さんが訪ねて来た時はそれこそ、二人で手をつなぐようにしてフィンランド縦断の旅をするのですが、もう会う人ごとに「この人は私の親友です、一緒にヌオリワーラ先生の本を翻訳して日本で出版したんです」と自慢してまわっています。ほほえましいくらいです。
聞いたフィンランドの人ももちろん喜んで「そんな偉い先生方に会えてうれしい」としょっちゅう言われたそうです。
ヤス子さんの随筆は、交遊録の「花がたみ」と、コルピネン夫人との旅行記である「白夜のラプランドで」です。
何かほかの資料を知っている方は教えてくださいね。ヤス子さんによりカレワラの抄訳もあるようですが、自分については何もなさそう。

調べている理由は、読書好きの在日フィンランド人学生に「カレワラを翻訳した人の奥さんがカトリと森の兄弟を翻訳してますよ!」と盛り上がったのでもっと盛り上がろう、と企んでのことなのですが、調べてみると盛り上がれなかっター、でも気になるのでもう少し知りたいなあ、といろいろあさっています。
フィンランドに行ってきました。ロケハンしたという野外博物館にも行って来ました。ヘルシンキからトゥルクまで行ってきました。カトリのDVDを持って現地の方々にカトリを伝えてきました。
1枚目と2枚目はヘルシンキの野外博物館3枚目はフィンランドによくある湖です。他にもいろいろ撮ってきたのですが3枚しか貼れないのが残念です。
>>[24]

羨ましいですw
ところでフィンランドってPAL(DVD)方式だったような?
>>[25]
カトリのDVDは再生したわけではなくパッケージを見せただけです。

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