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NACS-J 自然観察指導員コミュの2010年の新聞記事切り抜き

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ここでは、主に、「自然観察指導員」として観察会や保護活動などに関わった、新聞に載った時に紹介するコーナーにしたいと思います。

コメント(27)

環境ニュース
全国一斉自然かんさつ会:日本自然保護協会が実施 5〜6月に
(毎日新聞 2010年4月19日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100419ddm016040035000c.html

 日本自然保護協会(東京都中央区、電話03・3553・4105)は5〜6月、「全国一斉自然かんさつ会」を実施する。通常、全国に約9000人いる協会登録の自然観察指導員が一年を通して開催している。今年は、10月に名古屋市で国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれるため、5月22日の国連生物多様性の日にあわせ、この時期に例年以上に集中開催することにした。

 現在までに137件の観察会が決まった。このうち、高知市の種崎海岸では5月9日に、砂浜に進入する車や海岸整備のために減少の恐れのある海浜植物を観察し、それらを守る意識を高める。このほか、動植物ウオッチングやハイキングなどが各地で用意されている。協会は「多くの人に自然保護と生物多様性の大切さに気づいてほしい」と呼びかける。一覧は協会ホームページ(http://www.nacsj.or.jp/)で見られる。
春の山野草写真展:湯沢で23日まで /秋田
(毎日新聞 2010年4月8日 地方版)
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100408ddlk05040041000c.html

 湯沢市柳町の湯沢市民プラザ1階で、身近な里山や公園で撮影した「春の山野草写真展」が23日まで開かれている。

 雄勝野草の会事務局長で日本自然保護協会自然観察指導員の佐々木進さんがA4判作品30点を出展。各作品には撮影地や花の特色、科目、漢字名などの解説が添付され、散策の手引きになる。

 エンレイソウ(ユリ科・延齢草)を記章とした野草の会は、秋には山行や自然観察会などで写した会員作品を発表する予定。【佐藤正伸】
国内外の生産拠点で生物多様性保全に向けた土地利用調査を開始
拠点近隣の生き物調査もあわせて実施
(共同通信PRワイヤー 2010年4月7日)
http://prw.kyodonews.jp/open/release.do?r=201004068496

富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社は、生産事業所において、生物多様性保全のための「土地利用状況の調査」と「生き物調査」を実施します。国内の5事業所(三重・新潟・富山・神奈川*1)から開始し、海外の4生産拠点(中国・タイ*2)にも順次拡大する予定で、2010年度末までに調査、および対策立案・実施を行ない、来年度以降の環境マネジメントシステム(EMS)において生物多様性保全に関する項目を組み入れる計画です。

富士ゼロックスは、生物多様性保全への関心の高まりを受け、事業活動全体の環境へのインパクトについて、生態系や生物多様性への影響という視点で見直しを行ないました。事業との関わりから、これらの影響を低減させるための活動について優先順位を決め、その中の重点項目である、事業所の土地利用における生態系・生物多様性への影響を詳しく調査することとしました。

「土地利用状況の調査」については、4月から5月にかけ国内の生産事業所において、生態系破壊リスクがあるかどうかを、実地調査により洗い出します。具体的には騒音や排水の状況・処理の仕方、事業所および周辺の潜在的な生物多様性の把握をしているか、敷地内にどういった植樹をしているか、などの調査項目があり、リスクが確認された場合は、それを解決するための対策を実施します。その後、事業所ごとに管理指標を定めてEMSの取り組み項目に反映します。

「生き物調査」は、土地利用状況の調査結果を基に、各事業所近隣の生き物の生息状況を調べ、それらの経年変化を観察し、その保全を各地域におけるNPOなどと推進していきます。地域の生態系への関心を多くの従業員に持ってもらい、その保全活動に参加・貢献することで、地域との連携を深めるために、社会貢献活動の一環として実施します。
これまでも富士ゼロックスは、生態系・生物多様性の保全に貢献するための取り組みを行なってきました。たとえば、コピー用紙の調達先に対して「環境・健康・安全に関する調達規程」*3の要求項目で、法令遵守や森林伐採による生態系や地域住民への影響の防止を義務付け、生物多様性の保全に配慮した調達活動を実施しています。また、2007年から実施している部品の調達先とのCSR調達活動*4の中でも、調達先に向けたガイドラインの中で自然環境保全の重要性を記述するなど、生物多様性への関心の喚起を行なってきました。これら事業面での活動に加え、社会貢献活動においても、里山保全活動などを通じた地域の自然保護や、日本自然保護協会との共催により「自然観察指導員講習会」を開催するなど、従業員の意識啓発に努めています。2009年10月には、こうした自然保護活動を生物多様性保全という方向性を定めて全社一丸となって取り組む1社1テーマ運動*5をスタートさせました。

今回の生物多様性保全に向けた生産拠点での調査についても、事業(土地利用)と社会貢献(生き物調査)の両面で活動を展開していきます。


*1:富士ゼロックスマニュファクチャリング 鈴鹿事業所、新潟事業所、富山事業所、竹松事業所および富士ゼロックス 海老名事業所の5拠点。
*2:富士ゼロックスシンセン、富士ゼロックス上海、富士ゼロックスエコマニュファクチャリング(蘇州)、富士ゼロックスエコマニュファクチャリング(タイ)の4拠点。
*3:調達先に対する環境・健康・安全に関する調達規程(2004年制定) (1)法律や規制が遵守されていること(2)持続可能な森林管理がなされていること(3)再生パルプは原料古紙の供給元が明らかであること(4)使用する化学物質は安全が確認されていること(5)用紙製造は、無塩素漂白処理で行なっていること(6)生産工場は環境管理システムを保持していること。
*4:現在、企業は、製品の品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)だけでなく、過程(Process)も求められており、部品の調達先、その先の調達先と、自社の商品が製造されるプロセス全てにおいて、問題が起こらないような体制を取ることを、「CSR調達」と呼びます。
*5:生物多様性の保全という共通テーマのもとに国内外各社・各事業所の従業員が一斉にそれぞれの国や地域のニーズに密着した貢献活動を行なうことを推進するもの。詳細は以下をご参照ください。
http://www.fujixerox.co.jp/release/2009/0929_onetheme.html
自然観察と食する会:タンポポ、ツクシ… 親子連れら参加−−伊賀 /三重
(毎日新聞 2010年4月25日 地方版〔伊賀版〕)
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100425ddlk24040193000c.html

 身近な自然に親しんでもらおうと、「自然観察と野草を食する会」が24日、伊賀市上友生の市教育研究センターで開かれ、親子連れら約50人が参加した。参加者は周辺を散策して野草を摘み、てんぷらにして味わった。

 市内の元PTA役員や教員らでつくる上野生涯学習推進会議(上出通雄代表)が毎年開いており、9回目。

 参加者は2班に分かれ、日本自然保護協会自然観察指導員の大垣順子さんらの案内で、周辺の雑木林などを約1時間半かけ観察しながら散策。タンポポやアザミの葉、ユキノシタ、ツクシなどを摘んでセンターに戻り、てんぷらにして食べていた。

 上出代表は「何気なく踏んでいる野草に興味を持ってもらうことが、自然を保護する気持ちにつながるのでは」と話し、初めて参加した市立友生小5年、北村鋭児君(10)は「これまで草に関心がなかったけど、自然を大切にしないといけないと思った」と話していた。【藤原弘】
都心で自然観察 アクロス山、虫や野鳥生き生き
(2010年4月26日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/life/1004/li_100426.htm

 新緑が心地よい。遠出をしなくても、結構、身近で自然を感じられる。都心でだって、生き生きとした命の営みに出会えるものだ。自然観察を指導している人たちの手助けもある。まずは、近所の公園に出かけてみよう。

 陽光に誘われるように、テントウムシが飛んできた。

 福岡市・天神にそびえる「アクロス山」。約5万本の樹木が茂っていて、虫や野鳥がたくさんやってくる。ここが林立するビル街のど真ん中であることを忘れそうになる。

 コンサートホールで知られる「アクロス福岡」は14階建てビルで、13段の階段状になっている南側壁面が緑化された「アクロス山」なのだ。高さ60メートルの“山頂”付近からの眺望もよく、この愛称がぴったりだ。

 「黒に赤い文様があるのはナミテントウです」。自然観察指導員の田村耕作さん(61)は丁寧に教えてくれた。自然環境の調査や観察イベント企画などを手がける会社「自然案内舎クラバード」(福岡市城南区)の代表も務めている。

 帽子をかぶり、リュックを背負い、歩きやすい靴をはいた田村さんは山歩きのスタイル。後について、木々に覆われた階段を上った。

 「昨年は、ここでシマヘビの抜け殻を見つけて驚きました」。ビル街にはアブラコウモリもいて、夕方になると虫を捕るために公園や川の上を飛び回るそうだ。

 アクロスが完成した1995年に植えられたのは76種約3万7000本。その後、土にあった種が発芽したり、鳥や風が運んできたりして、今では約120種約5万本になったという。

 数珠のような花をつけているのはドングリがなるシラカシ。白いラッパのような花はアキグミだ。秋にはその赤い実が鳥のえさになる。小さな薄紫の花の野草はカスマグサ。「若葉をバターいためにしてしょうゆをたらすとおいしいですよ」と話す小野仁さん(59)も指導員で、日本野鳥の会福岡の代表でもある。

 鳥も多い。ツグミやヒヨドリ、ツバメが姿を見せた。エビのような尾のカワラヒワも、鈴を転がすような声でさえずっていた。

 ここでは、カラスも観察の対象だ。ハシボソガラスはガアガアと濁った声、ハシブトガラスはカアカアとすんだ声で、鳴く時の姿勢も異なるという。

 隣の天神中央公園では、タブノキの樹皮に、長さ1・5センチほどの陸生の貝がくっついていた。キセルガイの仲間という。タンポポの群生を見つけた田村さんは「花が終わると茎がぐんぐん伸びて綿毛をつける。風に飛ばされやすいように工夫しているんです。自然って面白いですよ」と話した。
下記は、手前味噌ですが、大阪連絡会の会員でもある(もちろん自然観察指導員)澤邊さんが新聞記事に名前が載ったので。ほんとによく頑張っています! V(^^)V


カタツムリ調査:市民も協力、21種 分布調査2年、三田初確認も /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100427ddlk28040399000c.html
(毎日新聞 2010年4月27日 地方版・阪神版)

 市民から報告を寄せてもらい、県内のカタツムリ分布を調べていた三田市有馬富士自然学習センターは、2年間の調査を終え、同市分の結果をまとめ た。推測された分布が裏付けられ、初めて確認された種類もあった。同センターの澤辺久美子学習指導員は「市民の協力で得た貴重なデータ。生息マップづくり を進めたい」としている。

 同調査は、減少しているとされるカタツムリの生息状況を全県で調べる初の試み。県立人と自然の博物館などとともに、08年から2年がかりで調べ た。約780人から殻や写真のデータ計2002件が寄せられ、三田市は神戸市、姫路市に次ぐ151件のデータが集まった。約半数が小中学生や幼稚園児らの 報告で、同センターは「通学や遊びの中で観察した子どもも多く、市民参加型の調査の意義があった」としている。

 不明なものを除き、21種類を確認。六甲山や丹波山地で見られるギュリキマイマイは、その狭間にある三田にもいると見られていたが、同市母子で生 体が記録として初めて確認された。県内に広く分布するナミマイマイは5件と、報告数が少なかった。

 同センターは「市民の生活圏に、カタツムリの好む自然環境が残っていることが分かった。定期的に調査を続け、環境の変化をみていきたい」としてい る。6月に調査結果をマップなどにして展示しカタツムリの観察会も開く予定。【粟飯原浩】
春の田んぼで観察会 家族連れが草花や生物とふれあう
(佐賀新聞 2010年04月29日更新 )
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1624622.article.html

 佐賀平野に生息する動植物に親しもうと29日、春の田んぼの観察会が佐賀市大和町で行われた。家族連れなど20人があぜ道を歩きながら、白や薄紫の小さな花や、水路に住む生物などを観察し、豊かな自然を実感していた。


 自然観察指導員で案内役の増田英治さん(55)が「田んぼは多くの草花や生物をはぐくむゆりかご。米だけでなく生態系を維持する上でも重要」と紹介。参加者たちは4キロほどの道のりを、薄紫のレンゲソウや水色のオオイヌノフグリなど、草花の名前を確認しながら歩いた。田んぼわきの水路でメダカやタニシなどを見つけると網ですくい上げ、大喜びだった。


 若楠小3年の石井涼太君(7)は「こんなに多くの草花や生き物が田んぼにいると知り、ビックリした。大事にしていきたい」と話していた。


 観察会は自然観察指導員でつくるネイチャー佐賀が年4回開催し、今回で13回目。
みんなの自然観察会:「生物多様性の日」に開催 新宿御苑で22日 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100514ddlk13040243000c.html
毎日新聞 2010年5月14日 地方版

 日本自然保護協会に登録する自然観察指導員で組織する「自然観察指導員東京連絡会」(NACOT)は、「国際生物多様性の日」の22日、新宿区の新宿御苑で「みんなの自然観察会」を開催する。

 広さ約58ヘクタールの新宿御苑は、巨樹や四季折々の花々が見られるだけでなく、さまざまな生き物の営みがある。当日はNACOTの会員の案内で園内を回る。案内人の一人で井の頭バードリサーチ代表の高野丈さんは「身近な自然をよく見て、生きものの仕組みやつながりを知ることは生物多様性保全の原動力となる。国際生物多様性年の今年、多くの人に参加してほしい」と話す。

 受け付けは午前9時半から午後3時。受付場所は新宿門から入園してすぐ右手の御苑案内看板横。1回の所要時間は50分。雨天決行。観察会の参加費は無料だが、御苑の入園料大人200円、小中学生50円が必要。申し込みは不要。10人以上の団体はNACOTの川上さん方(03・3996・0186)へ予約が必要。【須藤晃】

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新緑浴び自然観察 新宿御苑
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010052202000217.html
東京新聞2010年5月22日 夕刊

 今年十月、名古屋市で生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)が開かれることにちなみ、「国際生物多様性の日」の二十二日、東京都新宿区の新宿御苑で自然観察会が開かれ、一般市民約千人が参加した。

 観察会は日本自然保護協会の自然観察指導員東京連絡会が主催した。午前九時三十分から集まった家族連れらが、さわやかな晴天の下、モミジバスズカケノキの巨木などを観察。手をつないで木の周りを囲み、大きさを実感していた。

 自然観察指導員の川上典子さんは「ハチがミツを吸い、幼虫を鳥たちが食べるという生きもののつながりを実際に見てもらうことが、生物多様性の理解には重要。COP10に向け多くの人たちにその大切さを知ってもらいたい」と話していた。

曽根さん。新聞に載りましたね!(悪い事じゃなく・・・・(笑!))

#皆さま。私が知っている人や、また、連絡会等主催だったら、NACS-J自然観察指導員と分かるのですが、それ以外は、地域の自然観察指導員の場合もあって、判定できにくい時があります。
もし、できましたら、新聞に載せてもらえる時は、(財)日本自然保護協会 自然観察指導員とまで載せてもらえますと助かります(笑)

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バードウオッチング:森の中、鳴き声に耳を澄ませ−−高松・峰山公園 /香川
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20100531ddlk37040365000c.html
毎日新聞 2010年5月31日 地方版

◇双眼鏡手にじっくり観察

 バードウオッチングの会「はじめてみよう、野鳥かんさつ」が29日、高松市峰山町の峰山公園で開かれた。家族連れら20人が、普段は見る機会の少ない野鳥の可愛らしい姿に歓声を上げた。

 県の主催。市街地に近い山が会場だけに、講師を務めた自然観察指導員、曽根康男さん(54)は「普段身近にいる鳥も、ここではよく観察できますよ」などと説明。公園内を案内しながら「『チーチーチー』はカワラヒワの鳴き声です」などと具体的に説明した。参加者らは双眼鏡片手に足音を立てぬよう静かに進み、木に止まったホトトギスやウグイス、シジュウカラなど見つけるとじっくり観察、鳴き声に耳を澄ませていた。

 父親と参加した同市伏石町、市立太田小5年の荒井遼平さん(11)は「森の中で聞く野鳥の鳴き声はとってもきれい」と話した。【鈴木理之】
ついでなので、手前味噌ですが。。。。

あまりご存知じゃない方も多いと思いますが、5/12に「生物多様性かんさい」の発足記者会見で私の姿が新聞に載りました。

もちろん、「生物多様性かんさい」には構成メンバー団体として、NACS-J自然観察指導員大阪連絡会も加えて貰っています。
近日中に、主催イベントのご案内をさせていただきます。

なお、「生物多様性かんさい」は、生物多様性条約(CBD)市民ネットワークの関西地域作業部会を担うことにもなります。

今後ともよろしくお願いします。

生物多様性かんさい
http://sites.google.com/site/kansaibiod/

生物多様性条約(CBD)市民ネットワーク
http://www.cbdnet.jp/

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「生物多様性かんさい」発足 自然保護9市民団体が連携
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100512/scn1005121156001-n1.htm
産経新聞2010.5.12 11:53

 国連の生物多様性条約締約国会議が今年10月、初めて国内(名古屋市)で開かれるのを前に、関西を拠点に活動する自然保護関係団体が連携した組織「生物多様性かんさい」が設立されることになり12日、関係者が記者会見した。

 さまざまな生物が生息できる環境の保全を訴えている「日本野鳥の会大阪支部」(大阪市)や、環境にやさしい買い物を提唱している「ネットワーク『地球村』(同)」など9団体が参加。

 関西にはビワコオオナマズなど絶滅が危惧(きぐ)されている固有種も多く、各地域で周知を図っていく方針。ホームページも開設し、イベント案内といった情報の発信も進めていく。

 事務局を務める「森の都研究所」(兵庫県丹波市)の宮川五十雄代表は「いろいろな専門性を持つ団体が連携することで、関西の歴史と文化と生物多様性のかかわりなどを発信していきたい」と話している。



公園散策し自然楽しむ 郡山でちびっ子レン
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201006135
福島放送 2010年06月13日 10時07分配信

福島県内の小学5、6年生を対象にした県の新事業「ちびっ子自然保護レンジャー」の第1弾「地域の自然に親しもう!ふくしま自然探検隊」は12日、中通り会場の郡山市からスタートした。

13日は浜通り会場のいわき市、19日には会津会場の会津若松市などで繰り広げられる。

身近な自然に触れ環境保護の大切さを確認しながら、同世代との交流を深めるのが目的。

中通り会場の郡山市の平成記念郡山こどものもり公園では、親子22人が参加した。

日本自然保護協会の鈴木鑑爾自然観察指導員が講師を務め、公園内を散策しながら樹木の種子や果実の観察、増加を続ける外来魚などについて学んだ。

スルメを餌にしたザリガニ釣りも体験した。

県内3会場で自然観察を行ったあと、第2弾として8月に尾瀬国立公園で2泊3日のレンジャー体験を繰り広げる。
身近な川の生物調査 刈谷の富士松南小
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20100616-OYT8T01268.htm
(2010年6月17日 読売新聞)

 刈谷市今川町の市立富士松南小(桑原啓一校長)の4年生118人が16日、近くを流れる逢妻(あいづま)川で生物調査をした。総合学習の一環で、校区内にある角文建設が社会貢献として協力し、自然観察指導員の資格を持つ、社員の神谷幸彦さん(52)がアドバイスした。

 この日は、前夜の雨で水かさが増え、流れも速いため、児童らは注意しながら、たもを手に川岸近くで調査した。オタマジャクシやドジョウなど7種類が見つかった。神谷さんは「増水でウナギの稚魚などは発見できなかったが、みんなで環境を守ってほしい」と児童らに話した。
「千年クロベ」救え! 栗原・栗駒山 多数の枝折れ判明
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100617t13002.htm
河北新報社 2010年06月17日木曜日

 自然観察指導員連絡会みやぎは20日、宮城県栗原市花山の栗駒山にある推定樹齢1000年超の「千年クロベ」(ヒノキ科)の観察会を開く。岩手・宮城内陸地震でしばらく入山できず、先日、下見すると枝が多数折れていることが判明した。「天然記念物指定に向け現状を知ってほしい」と参加を呼び掛けている。
 連絡会みやぎは毎年、千年クロベや栗原市栗駒の世界谷地湿原で市民向け観察会を開いているが、震災の影響で2年間は別の場所で行った。
 今回は千年クロベを訪ねる震災後初の市民向け観察会。千年クロベにつながる「羽後岐街道」には震災で人の手が入らずやぶが生い茂り、道に迷いやすい場所があるため専門家の案内が必要だ。
 体力に合わせ千年クロベ、世界谷地湿原を目指す2コースを用意。千年クロベへは往復約10キロだが、道は平たん。世界谷地コースは第1、第2湿原の植生の解説を聞きながら約2キロを歩く。
 連絡会みやぎは12日に下見を実施。千年クロベは2年間の大雪や風雨の影響で枝が多数折れていた。市の天然記念物指定を目指している小野寺薫副代表(栗原市金成)は「早急な保護策が必要」と訴える。
 千年クロベは直径3メートル、幹周り10メートルとクロベでは世界最大といわれる。周辺には樹齢数百年のクロベが群生する。
 参加者は午前9時に世界谷地の駐車場に集合。ハイキングができる服装と靴、虫よけスプレー、弁当、水筒を持参。参加費(保険・資料代)は高校生以上300円、中学生以下200円。
(個人情報のため、連絡先省略。上記URLで確認を)
休廃止スキー場の植生調査へ 自然観察指導員の県連絡会
信濃毎日新聞社 6月25日(金)
http://www.shinmai.co.jp/news/20100625/KT100624SJI090012000022.htm

 スキー客の減少により休廃止するスキー場が増加する中、県内の自然観察指導員でつくる県連絡会が、スキー場跡地の植生などの調査に乗りだす。放置されたゲレンデは土砂崩れや雪崩の危険性があるほか、有害鳥獣の餌場になりかねないという。会員が県内全域で荒廃を止める方策を探り、行政側に提言する計画だ。

 北信地方などで休廃止したスキー場の植生調査をしている同会の小山泰弘さん(43)=塩尻市=によると、県内では1960年代以降に50カ所以上のスキー場が休廃止に追い込まれた。近年は、古くから営業するスキー場も相次ぎ廃止。県観光部の調べだと、2000年度以降少なくとも12カ所のスキー場が廃止になっている=表。

 放置されたゲレンデは10〜20年たつと植生が回復して森林に戻る場合が多いという。ただ、栄養分のある表土を削って造成するなどしたゲレンデは植生回復に時間がかかる上、もともとは広葉樹林だったとしても低木性のやぶにしか戻らない例もあるという。

 小山さんは、こうした斜面は「土砂崩れや雪崩が発生し、ゲレンデ近くに集落がある場合は被害が及びかねない」と懸念。また、雪が積もりやすいよう牧草を育てていた斜面はニホンジカなどの餌場になり、有害鳥獣を増やす要因になると指摘する。

 同会は26日、小山さんを案内役に、植生や土壌の調査方法を学ぶ研修会を飯山市の飯山国際スキー場跡地などで行う予定。同会には財団法人日本自然保護協会の講習を受けた約140人の自然観察指導員がいる。同会事務局の小川朱実さん(長野市)は「多くの会員がボランティアとして連携することで、広範囲での調査が可能になる」と期待している。
表彰:業務協力・美化活動の個人・団体を−−萩海上保安署 /山口
毎日新聞 2010年7月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100716ddlk35040365000c.html

 萩海上保安署は19日、海の日を記念して海上保安業務への協力や海浜の美化活動に貢献した個人と団体を表彰する。

 【第7管区海上保安本部長表彰】田村広・元県漁協はぎ統括支店事業部長=海上防犯連絡員として18年間、海洋環境保全活動や防犯活動に貢献。

 【萩海上保安署長表彰】河村雅巳・県漁協玉江浦支店総務課長=海上防犯連絡員として12年間活動▽斉藤みよ子・日本自然保護協会自然観察指導員=海洋環境保全推進員として6年間活動▽菊ケ浜を日本一美しくする会(小茅稔会長、40人)=毎月2回8年間清掃活動▽鳴き砂復活隊(茂刈達美隊長)=毎月1回6年間、阿武町清ケ浜の清掃活動▽中国電力萩営業所=毎年1回8年間、小浜海岸の清掃▽県立萩看護学校=菊ケ浜を日本一美しくする会の清掃活動に7年間、学校を挙げて参加。
お堀の白蓮観察したよ
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001007260003
2010年07月25日 朝日新聞・高知

 安芸市土居の市立歴史民俗資料館が24日、安芸を治めていた土佐藩家老五藤家の屋敷や安芸城跡にある堀の白蓮(びゃく・れん)を観察する「夏の城山探検」を開いた。市内の小学生やその家族が参加し、ハスの花などを観察した=写真。

 この行事は同館が毎年主催している。子どもたちは自然観察指導員の松本孝さん(45)の案内で堀をめぐり、ハスの葉が水をはじく様子や、茎が水を吸う仕組みなどを学んだ。その後、城跡の中にある五藤家の屋敷を回った。市立安芸第一小学校3年の山崎徳斗君は「勉強になって楽しかった」と話していた。25日には「白蓮まつり」も開かれる。
クマゼミ藤沢でも確認、勢力拡大中/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008110013/
2010年8月11日 神奈川新聞

温暖な地域に生息するクマゼミの抜け殻が今夏、県立辻堂海浜公園(藤沢市辻堂西海岸)で大量に見つかった。地球温暖化に伴い北上・東進を続けていることは知られているが、同市内で生息が確認されたのは初めて。繁殖力が強いため、“先住民”のアブラゼミなどを駆逐する可能性もあるとして、研究者は注意深く観察を続けている。

 日本自然保護協会自然観察指導員の大谷房江さん(藤沢市辻堂)が、7月末から8月初旬にかけて120〜130匹の抜け殻を採取した。「2004年ごろに茅ケ崎市立茅ケ崎中央公園(同市茅ケ崎)で大量の抜け殻が見つかった時から、市境を接する藤沢市への侵入は時間の問題と考えられていた」と大谷さん。

 クマゼミは西日本から東海地方にかけて生息し、北上・東進の最前線はこれまで平塚、茅ケ崎両市、横須賀市南部、北陸地方の金沢市あたりとされてきた。大谷さんの元同僚の菊池久登・藤沢市立藤沢小学校教頭によると、平塚市には1990年代に“侵入”したが、相模川を越えるのに時間を要したという。

 茅ケ崎市への“侵入”後、藤沢市でも雄の鳴き声は聞けたが、雄は飛(ひ)翔(しょう)力があるので一時的に越境した可能性も考えられ、生息の確認には至らなかった。「今夏の大量の抜け殻の発見により、雌が卵を産んで生息したことが証明された」と大谷さん。

 2人によると、藤沢市にはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなど5種が生息している。体も鳴き声も大きなクマゼミの方が繁殖力が強いという。
植物や昆虫見つけた 親子連れが自然観察 静岡 
http://www.shizushin.com/news/local/central/20100817000000000023.htm
2010/08/17 静岡新聞

 県自然観察指導員会中部支部は16日、静岡市駿河区谷田の県立美術館周辺の林で「夏休み自然観察会」を開いた。
 親子連れ約20人が虫かごや網を手に参加した。林を散策しながら、同支部指導員から植物の名前や昆虫の見つけ方などを学んだ。
 子どもたちはセミを捕まえて種類を調べたり、クスノキの葉のにおいをかいだりして、五感をいっぱいに使いながら自然を楽しんだ。
 千葉県在住で、夏休みを同市の祖母の家で過ごしている小学3年生の谷口夏花さん(9)は「植物や昆虫をたくさん見つけることができた」と笑顔を見せた。
里山の身近な生き物探そう!
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=33220&categoryid=1
東海日日新聞社 [東日ニュース]News&Topics  2010.08.28

子どもたちが登山を通じて、ふるさとの自然について学ぶ学習会が27日、豊川市赤坂町の宮路山であった。豊川市が主催する今年度の「子ども環境学習体験講座」(4回シリーズ)の最終回。「里山の身近な生き物を探そう!」をテーマに、豊川市内の小学4〜6年生19人が、登山道沿いの動植物を観察した。

 ガイドは東三河自然観察会の自然観察指導員3人が務め、実際の木を示しながら、この地方の山林に多く見られるシイやカシの見分け方を説明。行程ではミヤマクワガタ、ハグロトンボ、ムラサキシジミなどを採集し、地元の里山に豊かな自然が残されていることを学んだ。

 約2時間30分かけて、昼ごろには全員、362メートルの山を登り切った。山頂ではお待ちかねのランチタイム。三河湾からの心地よい風に吹かれながら、弁当に舌鼓を打った。(中嶋真吾)
あっ!槐さんだ。槐さんも、指導員なので、ここに紹介しましょうか。
でも、私も、鈴なり状態のを見たことあるよ。

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セミ3匹重なって羽化? 愛川の主婦が抜け殻発見/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008260024/

セミ3匹重なって羽化? 愛川の主婦が抜け殻発見/神奈川
2010年8月26日 神奈川新聞

愛川町中津の主婦柏木一子さん(58)の自宅庭の木に3匹が重なったセミの抜け殻を見つけた。

 四季を通じて庭を歩いて回ったり、気になったものを撮影したりしているという柏木さん。3匹の抜け殻はユズの木の高さ2〜3メートルの葉に付いていたという。「同じ場所になぜ、3匹ともたどり着いてしまったのか」と驚きながらも、「よく地面に落ちずに羽化できたなぁと、感心しました」と話していた。

 セミの生態に詳しい厚木市郷土資料館の槐真史学芸員は「羽化しやすい場所に集まることはあるが、3匹重なるのは珍しい」と話す。


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セミの4兄弟?愛川で4匹重なったアブラゼミの抜け殻発見/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000013-kana-l14
8月31日12時0分配信 カナロコ

 愛川町中津のイラストレーター柏木聖さん(32)方の庭のユズの木でアブラゼミの抜け殻が4匹重なった状態で見つかった。

 セミの生態に詳しい厚木市郷土資料館の槐真史学芸員は「アブラゼミは枝や葉の先端まで動いて羽化する習性があるが、県央地域で4匹重なった抜け殻を見ることは珍しいのでは」と話す。

 柏木さんらはユズの木の高さ2〜3メートルの葉にすでに抜け殻が3匹重なった状態であることを見つけ珍しがっていたが、28日に4匹に増えていたという。30日までに1匹落ち、3匹になってしまったが、柏木さんは「猛暑の中、生命の力強さを感じました」と感心した様子で話していた。



とことん小倉南:遺伝子の銀行、曽根干潟「次の世代に残したい」−−高橋さん /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100901ddlk40040345000c.html
毎日新聞 2010年9月1日 地方版〔北九州版〕

 地域に密着する「とことんシリーズ」の第2弾は「とことん小倉南(東部)」。国道10号沿いの小倉南区東部で活躍する人々を紹介する。初回は豊かな自然を象徴する曽根干潟を見つめる高橋俊吾さん。続いて昭和池や貫川を生かした街づくり、ワタリガニ(ガザミ)や小倉牛などで地域を盛り上げる人々が登場する。7回シリーズをお楽しみに。
 ◇豊かな表現で語る高橋さん

 北部九州最大の広さ(約517ヘクタール)を誇る曽根干潟。竹馬(ちくま)、大野、貫(ぬき)、朽網(くさみ)の4本の川から運び込まれた砂や土砂が堆積(たいせき)してできた生物の宝庫だ。かけがえのない自然財産を守る活動が地元で続いている。

 小学校教諭で自然観察指導員を務める高橋俊吾さん(55)=小倉南区朽網東=は、見学会や講演で豊かな生態系を紹介している「干潟の案内人」だ。

 世界でも希少なズグロカモメやクロツラヘラサギが渡来する「野鳥の楽園」▽カブトガニやアオギスなどたくさんの絶滅危惧(きぐ)種や希少種が生息・繁殖する「遺伝子の銀行」▽工業都市・北九州にのこされた「奇跡の場所」−−。高橋さんは干潟の魅力を豊かな表現で紹介している。
 ◇カブトガニ500超すつがい

 愛媛県出身。15年前に近くの学校に赴任したことをきっかけに「干潟の魅力にはまった」という。干潟を代表するのが地元でハチガメの名で親しまれてきたカブトガニ。国内有数の生息地として知られ、今季も500を超えるつがいが確認された(日本カブトガニを守る会福岡支部調べ)。が、高橋さんは「大人になるまで10年かかる。今後も生息が続くかは楽観できない」と話す。

 今季は7月中旬の大雨で産卵が危機にひんしたことがあった。

 産卵場所の朽網川河口を覆ったのは大量のアシや流木。児童に干潟を紹介する行事も迫り、惨状に気付いた東朽網校区自治連合会の有志7人が「どうかせないかん」と立ち上がった。
 ◇炎天下でゴミを除去

 7月下旬の炎天下で漂着物を取り除くと、その後産卵が確認された。清掃と産卵を見届けた東朽網市民センターの渡辺いづみ館長は「カブトガニがお礼に来てくれたみたいで感動した」という。

 センターの依頼で産卵観察会を開いた高橋さんは「地元の方がきれいにしなければ産卵できなかった。毎日掃除される方もいて本当に頭が下がります」と語る。高橋さんはこう強調した。「昔は当たり前にあった自然が、当たり前ではなくなっている。干潟の豊かな自然を次の世代に残したいですね」【銭場裕司】

 小倉南のシンボル曽根干潟。潮の満ち引きで表情を変える。土日はたくさんの野鳥愛好家が駆けつける。
歴代城主も愛でた?「フジバカマ」開花 明石公園 
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0003450531.shtml
神戸新聞 東播磨 (2010/09/19 09:00)

 朝夕はすっかり秋めく中、明石公園で秋の七草の一つ「フジバカマ」が開花。一説には江戸期、明石城の歴代城主が愛でた野草といわれ、近年は公園内の整備とともにほとんど姿を消したが、甲南大理工学部3年の高野哲司さん(20)=明石市大道町=が「復活」に向けてそっと見守る。(宮路博志)

 フジバカマはキク科の多年草で、日本や中国が原産とされる。現在環境省が準絶滅危惧種に、県は絶滅危惧2類に指定しており、明石公園の坤櫓西側、石垣の下で約100本が背丈1・5メートルほどに伸びる。

 植物生理学を専攻している高野さんは昨年春から同公園内の野草調査に取り組み、2度の草刈りをした地面から顔を出す新芽を見つけた。

 8代城主の松平直明が保護していた可能性がある希少種の発見に興奮した高野さん。直明公は茶の湯や和歌を好み、清らかな花の群と香りを楽しんだとされ、「明石の殿様が愛した花、城ゆかりの品種という意義は大きい」と振り返る。

 早速、同公園を管理する県園芸・公園協会に保護を訴え、踏み荒らされたり、再び草刈りされたりしないよう周囲に竹の柵が設置された。さらに日本自然保護協会兵庫連絡会の自然観察指導員となり、公園内の野草調査に進める一方、水やりするなどして成長を見守ってきた。

 野草調査も約300種を確認し、公園整備のあり方と野草の保護について協議を進めるという。「誰もが雑草と思っていた草木が、明石城ゆかりの伝統を受け継いでいることを広く知ってほしい」と話している。
いのちの条約:COP10・NAGOYA 多様性の島・小笠原から/下
 ◇観光客増加に懸念、保護との両立模索
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100920ddm016040003000c.html
毎日新聞 2010年9月20日 東京朝刊

 絶海の孤島、小笠原諸島(東京都)にとって、世界自然遺産の登録が観光産業の活性化につながる。しかし、過去に自然遺産に登録された地域では、観光客が急増し、自然環境が急激に悪化した例もある。地元では生態系保護と観光を両立させるための試行錯誤が続く。【八田浩輔】

 7月上旬、父島中央部の東平地区。聖域を意味する「サンクチュアリ」=写真<1>=と冠した、国の天然記念物の鳥類アカガシラカラスバトの保護林(28ヘクタール)が広がる。自然との共生を理念とするエコツーリズムが盛んな小笠原でも人気スポットの一つだ。

 「入らないように気を付けて」と自然ガイドの宮川典継さん(56)が立ち止まった。

 目の前にはアカガシラカラスバトや天敵である野生化したネコなどの足跡を採るための浅い人工ため池があった。足跡を調べることは生息数の変動を把握するのに欠かせない。

 アカガシラカラスバトの生息数は推定40〜60羽。固有種の中でも特に絶滅の恐れが高い。保護林に戻る繁殖期間(11〜3月)でも運がよければ目にすることができる程度で、生態は謎が多い。足跡があればガイドらが報告し、地元研究機関と情報を共有する仕組みになっている。

 林野庁は08年9月、サンクチュアリを含む小笠原諸島の国有林について、生態系への影響を抑えるための利用ルールを全国で初めて策定した。指定ルートを作って立ち入り地域を限定し、許可を受けたガイドの同行なしの入山を禁じた。国土交通省小笠原総合事務所の原田暢(みつる)・国有林課長は「自然遺産に登録されるのが目的ではなく、森林に生息する固有種を守るための取り組みだ」と強調する。

 住民との分業もサンクチュアリの特徴だ。地元の若者を中心に20人前後が国に任期付きで雇用され、林道の整備などにあたるほか、宮川さんが会長を務める自然保護団体「小笠原自然観察指導員連絡会」が、林野庁の委託で管理運営を担う。連絡会は、観光客の自然保護への意識を高めるための「仕掛け」を多く設けた。例えば、案内板や、踏圧を軽減するための木道には伐採した外来種のアカギ材を利用した。入林の前後には、外来植物の種子を持ち込まないよう、粘着性のカーペットクリーナーを全身に転がす=写真<2>。宮川さんは「ここはハトではなく、ハトを守っている森を見てもらう」と話す。

  ◇   ◇
(2000文字数にしないといけないので、半分に分けます。次続く)
(上の続き)


 「かなえよう小さな島の大きな夢を」。父島の小笠原村役場には、自然遺産登録を願う横断幕がかかる。

 小笠原は地域振興の基盤にエコツーリズムを取り入れた国内の先進地の一つだった。大海のクジラやイルカ=写真<3>=を探し、時に一緒に泳ぎながら観察するツアーが80年代後半から人気を呼び、自然への負荷を小さくするための利用ルールづくりが行われた。例えば、無人の南島=写真<4>=に入るのは自由だったが、03年からは1日100人に限定された。しかし、事実上唯一の公共交通手段が、東京から片道約25時間半の航路(月に約5往復)に限られている。年間観光客数は、沖縄県を訪れる観光客の約1日分の約1万5000人。村産業観光課は「世界遺産になれば観光客増の直接効果だけでなく、農産物のブランド化などの間接的効果も生まれる」と期待する。

 一方、民宿経営の男性(59)は「すべての島民が登録に賛成していない。自由だった山に入るにも許可がいるようになった」と不満を漏らす。また、世界自然遺産第1号のガラパゴス諸島(エクアドル)が、07年から今年7月まで緊急の救済措置が必要な「危機遺産」に指定されたことを引き合いに、観光客増加による環境悪化の懸念も広がる。

 森下一男・小笠原村長は「先行地の事例を見れば懸念は当然だが、現在の限られた交通手段では観光客が増える数にも限界がある。その点で他の地域とは違う」と話す。森下村長と同様に、交通アクセスの悪さを根拠に観光客の増加はわずかにとどまるとみる専門家は多い。

 これに対し、慶応大の大沼あゆみ教授(環境経済学)は「世界遺産となれば、観光客の制限を含めて受け入れ方を変更しないと持続的に観光を遂行することは難しい」と指摘する。解決法の一つとして課金制度を挙げる。ガラパゴス諸島では100米ドルの入島税が課され、国内でも沖縄の離島などで100円程度の「環境協力税」を導入する動きが広がっている。自然遺産の知床(北海道)も来春から有料化で入場制限を図る取り組みを導入する予定だ。大沼教授は「特に守らなければいけない地域に入る場合には課金を考える必要がある。収入は自然保護に活用したり、農業関係者など不利益を生じる人の補償に回すこともできる」と説明する。現在、小笠原村では「財源として話題に挙がる」(産業観光課)が、具体的な検討はこれからだ。

 自然遺産は島の将来に何をもたらし、何を失うことになるのか。登録の可否がかかった国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会開催まで1年をきった。
アサギマダラ竜王山に飛来
2010年10月 7日  宇部日報
http://ubenippo.co.jp/2010/10/post-1380.html

 滑空するような優雅な飛び方が特徴で、「旅するチョウ」の名で親しまれるアサギマダラが六日、竜王山に飛来した。

 六月に本山小の児童らが約三千本のヒヨドリバナを植えた中腹駐車場近くで、自然観察指導員の嶋田紀和さん(大須恵)が五匹確認した。
 マダラチョウ科に属し、広げた羽の長さは四─六センチ。夏を東北地方や標高一〇〇〇メートル付近の高地で過ごし、冬を越す南西諸島や台湾を目指して、例年この時期に竜王山に飛来。ヒヨドリバナなどの花のみつを吸い、二週間程度、羽を休める。
 嶋田さんは「今年は猛暑の影響で飛来が遅れるかと思っていたが、昨年は十月五日に飛来しており、ほぼ同じだった。『おいでませ作戦』と題して三千本植えたヒヨドリバナに来てくれたので、これからどれだけの数が来てくれるのか楽しみ」と話した。
自然観察指導員・個人のニュースじゃないけど、関連してということで。

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自然観察:コツと楽しみ 図鑑を持って野山へ行こう
http://mainichi.jp/life/today/news/20101011ddm016040028000c.html
毎日新聞 2010年10月11日 東京朝刊

 11日から名古屋市で、生態系を守るために各国が交渉する国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10=名古屋会議)が開幕する。野生生物の大切さを学ぶには、身を自然の中に置くのがいい。野外観察に適したポケットサイズの図鑑も普及している。外に出掛けるのが気持ちのよい季節を迎えた。動植物の秋の姿を見に出かけたい。【斎藤広子】

 9月中旬、雑木林や小川、田んぼなど里山の風景が残る「ぐんま昆虫の森」(群馬県桐生市)を訪ねた。紅葉が始まりかけた山道を、自然ガイドの阿部勝次さん(71)と歩いた。落ちていたドングリを拾い、よく見ると小さな穴があいている。割ると、中から体長1センチの虫が現れた。ゾウムシの一種という。ゾウの鼻のように長く伸びた口の先で枯れ木に穴をあけて卵を産む。

 山から花畑のある明るい場所に移動すると、黒い羽をした体長10センチほどのチョウが通り過ぎた。ナガサキアゲハだった。もともと九州に生息していたが、徐々に北上しており、地球温暖化との関連で注目されている。「観察は自然の異変を発見するきっかけになる」と阿部さん。花畑にはチョウの幼虫が好むセリ科やウマノスズクサ科、みつの多いキンセンカなどが植えられている。

 足元のセリ科の花をのぞくと、黄緑と黒のしま模様のイモムシが葉や茎にしがみついていた。チョウとガの計226種を幼虫の写真を中心に掲載する「イモムシハンドブック」で調べると、キアゲハの幼虫だった。手に乗せると、臭い液を出した。

 阿部さんは「生き物をそっと見てほしい。目がかわいいこともあるし、イモムシなら角を出して、生きていると実感できる。観察を繰り返していると、餌を探しているのか結婚相手を見つけようとしているのかなど、生き物と話をしている気分になれる」と笑った。

     ◇

 自然観察では、服装や持ち物に注意が必要だ。長袖、長ズボンに動きやすい靴と帽子が服装の基本だ。また、秋はスズメバチが過敏になる。刺激する黒い服を避け、引き寄せる成分が含まれている香水や整髪料はつけないほうがいい。

 自然観察指導員の研修を行う日本自然保護協会の福田博一さんが勧めるのは、水の持参だ。「水分補給はもちろんだが、けがをしたときに患部を洗うことができる」と説明した。

 ペンとメモ帳を持ち歩き、気になった生き物をその場で簡単にスケッチすることもお勧めという。描くことで、特徴を理解し、後で図鑑で調べるのに役立つ。「まず1冊を使いこんでほしい。自分にとって使いやすい図鑑がわかってくる。危険な場所に近づかないのが基本です」と福田さんは助言する。

 生き物について学ぶには、写真集や専門書もあるが、図鑑は手ごろな存在だ。

 ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区)では、動植物や雲、星など自然科学に関するものでは専門性の高い本格的なものから子ども向けまで500種類以上の図鑑をそろえる。「かばんに入る大きさのタイプが人気を集めている」と同店。最近は、葉をスキャナーで取り込んで詳細な写真を掲載したり、専用の機械を使って野鳥の声が聞こえるなど、使う人の目線に立った図鑑が増えたという。

 売り場責任者の矢寺範子副店長は、「利用者に役立つよう出版社も工夫を凝らしている。店員に、用途を伝えていただければ、どの図鑑が向いているか助言できます」と話す。

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 【ジュンク堂書店池袋本店で人気の図鑑ベスト5】

1 イモムシハンドブック(文一総合出版)1470円

2 どんぐりの図鑑フィールド版(トンボ出版)1050円

3 見る読むわかる野鳥図鑑(日本野鳥の会)840円

4 楽しい気象観察図鑑(草思社)1995円

5 カビ図鑑(全国農村教育協会)2625円
南吉と知多半島を紹介・半田の大橋さんが冊子出版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20101010-OYT8T00774.htm
(2010年10月11日 読売新聞)

半田市出身の童話作家、新美南吉(1913〜43年)と知多半島の自然を紹介する冊子「新美南吉と自然観察」=写真=を、同市成岩本町の自然観察指導員大橋秀夫さん(56)が自費出版した。

 市内の新美南吉記念館童話の森で自然観察会を開くうち、大橋さんは南吉が優れた自然観察の目を持っていたことに気づいた。「南吉は日記の中で、『信州の自然は西洋画的だが、こちらは日本画的』と記しており、そんな半田の日本画的な自然を知ってもらおう」と発刊を思い立った。

 本は「草木」「昆虫」「動物」など6章から成り、写真も21点紹介している。同記念館提供の新美南吉の写真を除き、大橋さんが自分で撮影した。

 大橋さんは「この本がきっかけで、南吉の自然に対する観察力を知ってほしい」と話した。A5判54ページ。1冊300円で、同記念館で販売している。

 問い合わせは同記念館(0569・26・4888)。

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