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2011.3.11

あの震災の日、

「私に出来る事をしたい」

「俺に出来る事をしたい」


「何か出来ることは無いか!!」


と少しでも思った人に読んでもらいたい。

ボランティアに行ったときの話を書きます。


ーーーーーーーーーーー


東北ボランティアに行ってきた時の話です。


まずボランティアに参加するために、インターネットで検索しました。


自分が参加したのは「RQ」と言う団体。

その時自分は東京に居たので、ボランティア説明会を聞きに言ってから、

ボランティア保険と言うのに加入してから東北に行きました。
(一年間有効、1200円ぐらいだったと思います)



出発の日

新橋から共同で乗れる夜行バスで、宮城県に向かう。



この時で震災後5ヶ月。

大分落ち着いているとはいえ大きな余震もあり、いまだ情報が錯綜している部分もあった。

そのため、ボランティアに行って人に迷惑を賭けるわけには行かないので、

最悪3日自力でサバイバルできる用意をしていった。


ヘルメット、寝袋、非常食、水分、懐中電灯、踏み抜き防止の安全靴、長袖長ズボン。


服装は作業着で行った。

おしゃれをする必要ない。Gパンは動きにくくなるし、水分を吸うと重くて危険なのでニッカポッカが一番である。



そして明け方、登米のボランティアセンター本部に到着。

このとき、同じバスに乗った人たちが朝食を準備しておらず、しかも現地ボランティアにも食料が少ない可能性があるということだったので、

現地で配る予定だったパンを全員に配った。ちなみにおいらパン屋さんです。

(20人分ほどしか持ってなかったので、現地で配るのはあきらめた。)



さて本部について、ボランティアの説明を受ける。

ボランティアといっても色々ある。

みなさんは瓦礫の撤去などが思い浮かび、肉体労働を考えるかもしれないが、

例えば、避難所に行って子供の世話をしたり、食事の配給をしたり、お風呂の掃除をしたり、送られてきた支給品を分別したり、

ボランティアを、車で送迎したり。


もちろん、肉体労働も多数あるし、県外から来た人はまず津波に合ったところに行きたがるし、行くべきなのかもしれない。

俺は一週間以上で予定してきていたが、他のボランティアの方は週末のみの一泊二日などで来ているため、被災地に行かしてあげたいと思った。


そこで俺は、ボランティアをボランティアする仕事を選ぶ。

本部の引越しの手伝いである。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1829165317&owner_id=19746241

本部も人数が増えたり、予算の関係や借りていた場所を県に変換したりと、色々事務手続きが大変なのだ。

常時勤務する人は1〜2人しかおいず、その他全員がボランティア。

統率をとるのも大変である。


その手伝いを二日ほど手伝いをしながら、長期や複数回来ているボランティアメンバーと交流を深めていく。

なぜか「ベテラン」と思われ「被災した日から来てるんですよね!尊敬します!」という空気になっていた。

そして自分とボランティアで仲良くなった仲間と、いざ南三陸町へ。


仕事の内容は、津波で流された定置網の回収。

1m=1万円ほどするらしく、数百メートルも絡み合い松林に埋もれている網を掘り出す作業。

まるで知恵の輪のように絡み合う網を、みんなで力を合わせて解いていく。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1829168363&owner_id=19746241


何メートルもある高さの杉の木。


その上のほうにも、沢山の物が引っかかっているのだ。


もちろん来るまでの町は、津波でさらわれ何もなかった。


20メートル上の木に引っかかったままの乳母車や、何かの布切れ。


ゾクリと汗が出る。





ボランティアに来ている人の多くは、女性である。

夏休みとあってか、学生も多い。
(というか、社会人は長期でこれない(汗))



肉体労働でしんどい仕事を、一生懸命頑張ってくれる。

本当に素敵な女性たちである。

受験生なのにボランティアに来て、時間があれば勉強してる女子高生も居ました。




その後、俺は本部から支部に移動することに。


本部は多くのボランティアを受け入れたり、長期で活動している方が居るため、被災していない地域で電気も水道も通っている。

なかには「お前何しに来たんだ?」って舐めた奴も居て、一日DSで遊んでたり、エアコンがないと寝れないと文句をたれる奴が居た。

被災地じゃない場所にある本部のため、機能しなくてはならないとはいえ、すこし本部に居るとどこに来てるのか忘れそうな時もあった。

だから不謹慎かもしれないが、俺は被災者の気持ちを少しでも理解するために、同じ環境に行きたかった。

そこで歌津ボランティアセンターに移動。


キャンプ地のような所で一泊、自給自足。

そして次の日も同じ網の掘り出し作業に参加さしてもらった。


そこで被災者の方には聞きにくいが、俺は被災した時の話が聞きたかった。


それは・・・次なる地震に備えるためだ。

地震はこれで終了ではないからだ。

生き残るため、次なる被災者を減らすために、俺は話を聞きたかった。


そこで東北のマイミクさんにお願いしたところ、その町に住む方を紹介してもらった。

そしてわざわざ忙しい中たずねて来てくれて、話を聞かせてもらった。本当にありがたい事だった。


(現地の人に気安く聞くことなんて出来ませんでした。皆さんも毎日県外から違う人が来て、手伝ってくれてるとはいえ毎日心の傷を掘り返されたら嫌になるでしょ?

だから俺は、自分のネットワークを使ってお話を聞かせてもらいました。ボランティア活動中には自らその話を振ったことはありません。)


最終日、短かったが手伝いさしてもらった漁師の方と挨拶して、去ることになった。

「くまちゃん本当にありがとう。またおいで。ぜひいっぱい飲もう!」
と漁師の方に連絡先をいただきました。

この5日間、おもにボランティア活動に精を出していたため、出発の日は気仙沼を経由して帰ることになった。


そこで今日も流れていた報道とはまったく違う景色を見た。


まだ・・・ぜんぜん片付いてないのだ!


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1829168999&owner_id=19746241

ぐちゃぐちゃに圧縮された車。

ひっくり返った家。

浸水した街。

丘に上げられた船。


けれども、まるで復興は成功しているような報道、

震災直後から言っていることを言わしてもらいたい。


今回の地震の復興は、何年も何十年もかかる問題。

短期的な感情ではなく、長期的な支援が必要!




最近の報道のあり方はおかしい!!

「頑張れ!」

とか

「いち早い復興を!」

とか

「愛や夢、希望!」

そんなんじゃないやろ?!

今言うべきこと、報道すべき事をマスコミは間違えている!

復興支援や、金の問題じゃないのだ。


忘れないこと!

一時的な支援ではないのだ!


現地の人はその映像を見たくないかもしれないけど、

それを流さなければ、他の人達は忘れていってしまう!







震災は終わってない!

一時的な感情で終わってしまってる人達よ!

もう一度思い出してほしい!

そして忘れないでほしい!





ひどい言い方になるが、いつ自分たちが被災するか分からないのだ!


その為には、経験が必要。

多くの亡くなられた人たちから学ぶ必要が有る。

どうすれば・・・逃げれるか、

どうすれば・・・生き残れるか!

どうすれば・・・護れるか!


あなたは今何してますか?

今起きてもおかしくないんですよ?




最後日、

ボランティアセンターのミーティングで、

少しだけ発言さして貰った。



「自分は中学生のときに、阪神淡路大震災を経験しました。

その時は未熟で何もできませんでした。

だからその時の恩を返せればと思い、やっと今回ボランティアに来ることができました。


別に「誰かに誉められたくて」来た訳じゃありません。


けど多くの仲間と共に活動して、現地の方に喜んでもらえ、感謝される。


とても素敵な経験をさしてもらいました。


よく勘違いされるんですが、自分はベテランでも何でもありません。

長期で頑張られてる方に比べ、まったく何もできていません。

一週間前に来た素人だし、ボランティア活動もボーイスカウトのようなこともした事はありません。

けど、誉められる為に来た訳ではないですが、一日でもボランティアをするってのは胸を張っていい行動だと思います。


皆さんもここでの活動を、誰かに指示されてきたのではなく、
自分で選択してこられたと思います。

だからこそ、人に言われて動くのではなく、積極的に人を助けるために自己責任の範囲で協力し合って動いてください。

あなたは胸を張っていい行動をしているんです!

だから都会に居る時のように、回りに気を使って消極的になる必要はありません。

あなたは人を助けに来たのです。


もちろん瓦礫の撤去だけではなく、
そのボランティアの人たちの食事を用意するもの、大切なボランティアです。

僕たちも人間、飯を食えなくてはボランティアできません。

力が無くても手伝えます。

出来ることが必ずあります。


どうか皆さんも、たくさんの事を見て経験して、

そしてもう一度、東北に来ましょう。


まずは小さなことですが、ボランティアセンターの活動への募金をして僕は帰ります。

被災地の方への募金も大切ですが、ボランティア団体への基金も必要だと思います。



皆さんも、どうか協力お願いします。


そして自分たちも備えておきましょう。


準備して、備えて、

何もないのが一番。


準備せず、備えず、

何かあったでは遅いのです。


また、どこかでお会いしましょう。


以上です。」


こうして俺は東北を去りました。


帰りはボランティアで寝食を共にし仲良くなった友達に、車で途中まで乗せてもらいました。


あれから一年。

いまは神戸に居るし、仕事もあるから東北にはいけていません。


自分に出来ることを、無理せず続けていくつもりです。






最後に。

俺は引っ越しを20回した経験があります。

その度に多くの人と出会いました。


何千人もの人と出会ってきました。

けど、今回の震災で亡くなった方の人数は、それを遥かに上回ります。



あなたは人生で何人に会いましたか?

あなたを残し、友人・恋人・家族、その全ての出会った人が消えても

足りないほどの人数が亡くなったのです。


行った時には瓦礫しかなかったけど


そこは沢山の人が住んでいた町だったのです。





東北の人は本当に我慢強い。




俺たちに出来ること、やっていこう。


偽善者でもいい。


自分に出来ることを、やる。


募金でもボランティアでも、

祈る以外の何かを。


東北には


あなたの力が必要なのです。






死者は15,854人、重軽傷者は26,992人、行方不明者は3,203人

全壊12万9,101戸、半壊25万4,057戸、全半焼281戸、床上浸水2万0,427戸、床下浸水1万5,503戸、一部破損69万1,678戸

避難者数 33万人。

また、高齢者を中心に、避難所で死亡する者も相次いでいる。避難所の不衛生や寒さによる死者は、3月末までに280人を超えた



コメント(116)

今の自分は、仕事終わって職場に独りぼっち。

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