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久しぶりに放置してたブログを開いた。

プロフィールの欄を見ながら書いてた内容を忘れてるので自分のブログを
他人のブログのように楽しんで見てた。


そんな中



これどういう意味だろ?って頭をひねる内容が目にとまった。



【好きな休日の過ごし方】バスで四時間揺られる事。








自分で書いた内容なのに意味不明。


『意味わからんし。って自分やけど・・・』って言いかけたとき思い出した。



私は二年間付き合ってた彼氏がいた。
福岡と宮崎で片道四時間かかる中距離恋愛。
休みの日ができると私は
高速バスで彼のいる宮崎まで会いにいっていた。


【好きな休日の過ごし方】バスで四時間揺られる事。

ってこの事だ。
今考えると片道四時間は長いなと思うのに
その時の私は
『もうすぐ会える』って思うその四時間が楽しかった。
高速バスの中
乗車前に買うお菓子に悩んだり
ヘッドフォンをして見るDVDにわくわくしたり
『移動が長いから貸すよ』と彼に借りたiPodを聞いて彼の好きな歌を口ずさんだり
彼への手紙を書いたり。


手紙を書こうって言ってきたのは彼からだった。
『メールとかより心がこもるしあったかい感じが好き。』
って最初に手紙をくれた彼。
私が寂しくないように
手紙をすごく送ってくれた。
『いつか結婚したらさ
披露宴でこの手紙をずらーっとつなげて飾りたいね』
って言って


『でもfrom姫(ハート)
って書いたの友達に見られるんは恥ずかしいなぁ。これは外そう笑』



『誰もそこまで見らんよ笑』

と笑いあった。




手紙のあたたかさも感じながらもやっぱり淋しくて
電話で何度か泣いた事があった。


すると彼は
『おんなじ気持ちやから。会いたい時も寂しいときも大好きな気持ちも全部おんなじやから。だから今度寂しくなったら、おんなじ気持ちやって思い出して。泣くなー。笑えー。かおりちゃんは笑ってるのがいいよ。』
と言ってくれた。



結婚するのはこの人だと思った。
お互いの両親にも紹介して式場も見に行って
勢い任せて決めますっ!って二人ではもったら
前金払えず
出なおします・・・とはもりなおした。




お互いがお互いの好きなものが好きになった。
お笑いが好きで
二人で一緒に爆笑してる時間が一番好きだった。
視聴者がネタを投稿する
NHKのケータイ大喜利を見てどっちが採用されるか競ってた。


『ネタかぶっとるわ!また俺採用されんわ!』


『今田くん私のネタを読んでー』


正座しながらドキドキして見てた。
本当に二人で居るのが楽しかった。


そんな彼と別れた理由は
何が原因というわけでもなく
お互い気持ちがなくなっていった。
些細なズレをなおすのも

電話で喧嘩するのもなぁ・・久しぶり会ったら
たまにしか会えんのに喧嘩してもなぁ・・・


と理由つけてお互い何もせず、いつも通り連休にくるねって彼がいて、
楽しみだなっていってる私がいた。


ゴールデンウィークに福岡に遊びにきた彼。
『待ってたよ』『会いたかった』
普段と同じ会話をしてるのに何か違った。


なんとなく無言が続いて


『別れよっか』って私がいった。


彼は『うん。ずっと言えなくて言わせてごめん』っていった。



現実を感じた瞬間
涙が一気に流れだして
『他に好きな人できた?』って聞いた。


『ううん』


『私の事嫌いになった?』


『違うよ』



と聞いた瞬間
私も彼も涙がとまらなかった。
あぁやっぱりおんなじ気持ちだね
って思った。
寂しい時も会いたい時も大好きな時も
大好きが過去になった今のこの気持ちも私たち二人だけが何も言わなくてもわかった。
ずっとおんなじ気持ちだったから。


次の日、
夕方帰る予定の彼と
最後のデートをした。


お互い言いたかった事を言えてなんだかふっきれて
手をつないだりして
笑いあった。


前に見ようと言ってた映画の前売り券発売中のポスターを見て
『いよいよ来週公開やね。』
って言って、
来週の予定すらもうできない関係な事に気付いて涙がでた。


『もう、自分で言って泣かんよ』
っと私の頭をポンポンと叩いた彼に
『泣いてないし。演技や。私は女優なんや』
って涙をふいた。


『女優ってより芸人やな』

『じゃあ私女芸人になるけん。んでヌルヌルな土俵で相撲とるけん。』


『うわーそれはきついなぁ』

『別れてよかったな。って笑う?ふふ』


ふと悲しい顔をした彼が
せつなくて
笑いながらまた泣いた。


夕方になり
高速バスの予定時刻まであと三十分。



『もう連絡せんがいいんかな』


『もう未来が見えんくなったのに連絡してどうなるん?寂しいときに慰めあったりするんは嫌や。友達になんか戻れんし』
私は涙がこぼれないように強がりながらいった。


『そっか。わかった。』


『うん。だけん。もう「着いたよ」って連絡もいらんけん。またね・・・じゃなかったーバイバイ。・・・・泣いてるのは理由ないけん。演技やから』



『わかっとう。でもかおりちゃんは笑っとうがいいけん。笑っとって』




『贅沢やん。私の笑顔は次の彼氏にしか見せんわ笑』





   -バイバイ-




半年経って今
別れた事に後悔はしてない。
けど
元気しとるかな?私の事たまに思い出して懐かしく思ってくれてるかなって思う。
付き合ってた事をよかったなって思ってくれてたら嬉しいなって思って
涙があふれた時

彼がいった
【おんなじ気持ちやから】って言葉を思い出して
涙流しながら不気味に笑った。

【かおりちゃんは笑っとっるのが一番いいよ】


ってまた彼の言葉を思い出してなんだか
別れてもまた彼の言葉に翻弄されてる自分にくやしかったけど笑った。



【人は口角あげるとね
体が勘違いして
楽しいんだって思えるんだって】
別れてから知ったこと。
彼には伝えられないけど
それで今私なんか笑えてます。



そしていつか
二人でよく見てた
NHKのケータイ大喜利に何度投稿してもダメだったけど
いつか採用されて
君の口角をあげさせられたら、
勝ったなってガッツポーズします。


私も君の笑った顔が一番好きでした。

コメント(766)

昔のことを思い出しました。

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