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ドイツ演劇&タンツテアターコミュのクンストー芸術

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2月1日に最終日を迎えてしまったのですが。
どこにも当てはまらないので、新しくトピをたてました。
ピナ・バウシュの美術を長年担当されている方の展覧会についてです。



自然を美術館に展示する
http://warabi2.blog.drecom.jp/archive/665
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Peter Pabst"Raeume Traeume"展。

何を扱っているかによって違いもあるだろうが、通常絵画や立体、小さなビデオ作品を扱う美術館だと、模様替えは壁にパテを塗ってきれいにし、作品を入れ替えるくらいのもの。

しかしこの展覧会の場合はそうはいかない。
いくつかの舞台美術をそのまま美術館に創ろうというのだから。しかもその舞台美術作品は想像を超えるマテリアルを使用する。
美術館の技術達もまた事務所連もみんな、とにかくどんなことになるのか逐一目を見張っているといった感じ。口々に「こんなのみたことない」を連発する。

cimg0160.gif


天然素材では
土29立方メーター、
芝生20m×7m、
白樺200本、
水3000L、
塩20トン、
庭木1式。

そのほかにグラノラート)鉄と石を溶かしたときにできるガラス質を砂状にしたもの)6m×8m、ホワイエいっぱいのカーネーション(イミテーション)、効果として霧マシンを仕様。
全部あわせると、約100トンにも及ぶ重量となる。(実はみんなで計算した!)


美術館はもちろん3ヶ月の展覧の後、元に戻さないといけないので、そのための養生はかかせない。

たとえば、芝生を敷き詰めた部屋では、フリースを敷き、ビニールのシート、またフリース、そしてリノリウムと4重の養生。ビニールが破けないためと土の湿気をキープするためのフリース使いである。

pa290065.gif


考えてみれば、全ての床部分は何かしらやっかいな素材が使われているので、何かしら敷かれている。

水が使われている一番奥の黒い部屋では木製のプールに完全防水のシートで囲い、土の部屋ではビニールシートにリノリウム。もちろん壁は土の高さまで蹴込みを作ってカバー。入り口ロビーはカーネーションを立てるために木製板を敷き詰めているし、白樺の部屋は床に敷く塩がスロープを落ちてこないように、白パンチを敷き塩止めの階段付き。そして各部屋のつながりは黒いトンネルの堰になっていて、その入り口と出口にはチェーン・カーテンで仕切られている。


意外とおかしかったこと。
それは、通常絵画等の修復に当たる職員が、この展覧会の準備では運搬中に皮が剥がれた白樺を絵の具で修復していたこと。
200本あるので1〜2人ではなかなか終わらず、脚立にのっては細い筆で塗り塗りしていたのが印象的。自然に見える白樺の木が、実は塗られていたなんてだれが気付くでしょう。

コメント(1)

Sipelzeit Europaの目玉がこれでした。
いや、すごいです!!

youtubeでも画像を見ることが出来ますので、是非。
動画を見ないとすごさが伝わらないと思いますので。

http://warabi2.dreamlog.jp/archives/cat_50041719.html

・・・・・

2009年の今年、
ベルリンの壁が崩壊してから20年ということで、
今年に入って様々な関連のイベントが行われてきた。

Royal de Luxe(ロイヤル・ドゥ・リュクス/フランスのカンパニー)のDie Riesen (巨人)は、その中でもクライマックスと言える、街ぐるみの巨大(文字通り!)イベントであった。
(我らがSpielzeit Europaのメインイベントでもあった!)


ピクチャ 1

die kleine Riesen 小さな巨人


10月3日の記念日、ベルリンの街は人に埋め尽くされた。
人々が子供たちが "Aufwachen!"(目を覚まして!)
声をかけている。

しばらくすると、巨大な木製の人形 die Riesenがまぶたを開ける。眠そうだ。
目を覚まして伸びをし、シャワーを浴び、着替えて街を練り歩く。
そのまわりを走り回る馭者姿の大人たち、その数22人。
高さ9m、重さ800kgの巨体を人力で(!)操るには、決して多くない人数である。

途中でおしっこもするし、空中に浮いてダンスもする。指の先から足の先まで、とてもしなやかに、生きているかのように動く彼女は、巨大だけどとてもかわいらしい。
こんなことを考えるのはやっぱりフランス人なのよね。

もうひとりは彼女の叔父、高さ11m、重さ2tとさらに大きな人形。
この野外舞台(といっていいのか?)のクライマックスは、別れ別れになった叔父と小さな巨人の彼女が、ブランデンブルク門で再会するシーンだ。

これには記念碑上空を飛んでくれるなとか、いろいろな問題が立ちはだかったようだか、最終的には大勢の人がこれを目にすることが出来た。

悲しい過去を持っているベルリンという街全体が、歴史的な場所で、そのときの様々な思いを重ねて見ていたに違いない。

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