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緑の森博物館コミュのノササゲの実、ススキと古代米のノギ

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きょうの観察会は藪並先生で、いろんな植物の話を教えてもらいました。

カラスウリが地下に芋を作って、種と両方で繁殖する話にはびっくりしました。

また、ススキにはノギがあり、オギと区別できるという話を聞いた直後、早稲田の田んぼでは古代米の収穫をしていて、その米のノギの長さにびっくりしました。

写真は観察会の最初で紹介してもらったノササゲの紫の実。狭山公園で昨日撮影したものとススキと古代米のノギです。他の写真は別途アップします。

コメント(6)

藪並先生の植物に関するお話は、とてもわかりやすく興味深いものがあります。
オギは河原や湿地に、ススキは乾燥した場所に群生するということは何となく理解していましたが、きょう教えていただいた「オギにノギなし、ススキにノギあり」には目の前が開ける思いでした。

雑木林広場の近くにあったセンブリが開花しました。花びらの紫のシャープな線と、雄しべの黒がとても印象的です。

コセンダングサに飛来したモンシロチョウが、秋の澄んだ空をバックにして気持ちよさそうでした。

観察会のあとで、案内所のクヌギにとまったルリタテハ。すぐに飛んでいってしまいましたが、とても美しい個体でした。犬
竹とんぼさん
ノギの役割は地上に落ちてから湿度と乾燥の繰り替えしに、ノギが右に左に回転し土の中に潜り込む種の賢い戦略です。
自然は本当に賢いです!!!
ところでオギにはノギがないのはなぜ?・・・地面が湿地のせいでしょうか?
また疑問が出て来てしまいました。

きんぴらごぼうさん
やっとセンブリ見れました、実に可愛い!!!
観察会が種の同定から生態学に関心が発展して
いますね。だんだんインタープリテーションの
世界に近づいていてうれしいです。
カラスウリの繁殖については私も何十回と
紹介したと思っていますが、この生態は現九大教授のYさんが
20年ほど前に東大の講師のとき教えてもらいました。
昔から知られていたのでしょうね。
スズメガによる受粉と有性生殖、タヌキによる種子散布と
ツルの地下潜入による無性生殖。
各地の観察会でよく取り上げられる話題ですが、それでも
大変興味深い内容です。
イネ科のノギについては、農学では研究者が多いので、
捕食圧を逃れてきた進化の姿としてよく知られています。
種子が実るころ、イネ科の種子を食べるホオジロ類などの
鳥類の環境ストレスを受けて、地上でのノギの長さや、
地面落下時のノギの細胞の配列を違える(乾湿で細胞の
膨張率を変えてノギの形の変化を与える)突然変異を
続けながら、優勢的に生き残ってきたと推測されています。
お米のノギについては、古代米のノギが長いのにびっくりしましたが、、現代米はノギが格段に短くなっており、最初は進化したためかと思っていました。

講師のお話では、これは品種改良の結果とのことで、自然の進化によるものではない由、
だとすれば、人間の都合による作為が種の本来のあり方を変えてしまった事例と理解した方がよいのでしょうか。草花の野草と園芸種の関係ということなのでしょうか。
もずさん、こんばんは。
現代の稲は園芸種と同様、人為的な任意選択による優勢繁殖に
よるものですね。
進化も優勢繁殖ですけど、自然の環境圧によるものですから
大きな違いがあると思います。
ノギが短いイネだけを分離し掛け合わせた結果、今の稲が
できたわけですから、自然界ではすぐに捕食圧がかかって
絶滅してしまうでしょうね。
園芸種は自然界では一般的に環境圧に耐性をもっていませんので、
外来種と大きな違いがありますね。
ただ外来種といっても日本に来ている植物はパイオニア・
プラントばかりですから、自然に大きな改変を与えることは
ないといわれています。
なふさん、自然選択による進化と人為的な任意選択による
優勢繁殖との違いよくわかりました。

園芸種がどちらかというと虚弱体質なのも納得です。

有難うございました。

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