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”Why the Rich Get Richer”コミュの不況時の資金投入

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・全てのブームには終わりが来る

我々は皆、2000年の株式市場に起こった暴落を記憶しています。
そして、我々の大半は1986年の税制改革の後の不動産暴落についても憶えています。
今日、多くの人が新たな不動産暴落を予想しています。

不幸にも、バブルや不況が避けられないことについて我々が理解しているにもかかわらず
バブル景気の絶頂近くには「実体のない資金(バブルマネー)」が存在するのです。
今日、ほんの少しの人々しか気づいていない市場暴落の可能性について
このことは予備情報を与えてくれます。
今回のコラムではこの予備情報について書き
どのように事態に備えればいいのかについては次回のコラムで書きます。


・突然のひらめき

1年くらい前、私はYahoo!ファイナンスのコラムで
不動産投資ブームの終焉について読者に警告をしました。
どのようにして私はブームの終わりを予報したのでしょう。
私はその予兆を地元のスパーマーケットのレジで発見したのです。

リンゴ、ブロッコリー、ステーキ肉の会計をしながら、
レジ係の女性は不動産仲介業用の新しい名刺を私に手渡し
次の不動産投資の時には彼女にアクセスするように促しました。
そのすぐ後に私は帰宅しあのコラムを書いたのです。
金持ち父さんは言ったものです。
「悪貨は良貨を駆逐する」
「パーティは終わった」
言うまでもなく、多くの不動産仲介業者と不動産投資家は
私に厳しい調子の言葉を投げつけました。

今日、物事がどちらに向かっているのか
私に100%の確信があるわけではありませんが。
ほとんどのエコノミストは好景気を予想しています。
しかし、できたてホヤホヤの不動産仲介業者よりも
私を悩ませるのはエコノミストなのです。
彼らの多くはインフレの停滞を歓迎しているようです。
インフレの停滞と聞いたとき
私はデフレについて考え始めます。
そして我々のほとんどが知るように
デフレはインフレよりもずっとずっと質(たち)が悪いのです。


・不都合な真実

簡潔に言うと
インフレはシステム内でお金がジャブジャブになっていると起こります。
反対にデフレは循環するお金が少なすぎると起きます。
デフレが起きると物価は凋落(ちょうらく)し始めます。
例えば、インフレ時には住宅価格は上昇し
デフレ時には住宅価格は下落する。
もしたった今、住宅価格が急激に下落すれば
1986年と同じ状況が再現されることとなるでしょう。

2005年に書いたコラムで
私がどれほど借金とクレジットカードが好きかについて書きました。
そのトラブルはほとんどの人々が体験するものです。
今日あなたが生きていて息ををしているのならそれだけで
家を買うのにローンを組むのには十分なのです。

私たちが年来経験してきた好景気は
このように借りに借り足された
バブルマネーによって打ち立てられたものです。
合衆国政府でさえ自国の再建を放り出して
イラクやアフガニスタンでの戦争や再建を借り入れによって行っているのです。
負債についての不都合な真実とは
借金は返さねばならないということです。


・間違いのない比率

コラムを書いてからのこの2年間で
良い負債と悪い負債の比率を確認し
現金や金、銀などの交換しやすい資産にするように
私は人々へ警告してきました。

良い借金とはあなたを金持ちにする借金です。
良い借金の一例は私の持つアパートメントの借り入れです。
その借金は入居者が私の負債を返し続ける限り良いものなのです。
もし入居者が賃貸料を滞納しはじめれば
私の良い借金はは悪い借金に変わるのです。

ほとんどの人は良い借金を持ってはいません。
彼らが皆持つのは悪い借金。
悪い借金とはあなたを貧乏にする借金です。
私は住宅ローンを悪い借金として考えます。
なぜなら自分でローンを返済しないといけないからです。
他の悪い借金には自動車ローン、クレジットカードでの返済、
その他の消費者ローンがあります。

私たちの家庭では妻であるキムと私は
資産物件の純価値に対して25%までの比率に借り入れを納めるようにしています。
つまり、家の価値の25%が借り入れ金額なのです。
不幸にも多くの人が資産価値に対して80%もしくはそれ以上の借り入れをしています。
私たちの投資資産においては資産に対しての借入比率が高くなっています。
資産を守るために私たちは財産にかかる経費を積み立てています。
例えば全ての入居者が退去してしまい
誰もローンや経費の支払いをしなくなった時に備えて
私たちは資産を多角的に分散しているのです。
1年間は不動産を保持できるように現金、株、債権などという形でです。
不幸なことにバブルに浮かれた群衆はもしもに備えた資産を持ちはしていません。


・デフレの爪痕

デフレになればあなたの家の価格は落ちるかも知れません。
価格が落ちれば銀行は貸し剥がしにかかるものです。
もしあなたが返済をきっちりとしており
さらに返済計画以上に早め早めの返済をしていても
借入金額に対して物件の資産価値が低いと判断すれば
銀行は貸し剥がしに取りかかります。

例えばあなたが10万ドルの家を買い
2万ドルの頭金を用意し8万ドルの借り入れをしたとしましょう。
デフレが起こりあなたの家が7万円まで落ちたとしたら
(他の誰もが借金を逃れるため家を売り出すと価格は下落するのです。)
金貸しはあなたの借りた8万ドルをすぐに返すように言ってくるでしょう。

こんなふうにデフレが起これば現金が王様になります。
BMWの半額セールが行われ、高級レストランは閉店し、人々は解雇されます。
そしてバブルマネーに浮かれた群衆に応じた人は皆、苦しみを背負うことになります。
これが私の言ったデフレはインフレより質が悪いということの意味です。


・不況とスマートマネー

良いこともあります。
デフレの時にはスマートマネー(賢いお金)が市場に再び戻ってきます。
暴落はスマートマネーを持った賢い人には大きなチャンスです。
その時には楽観的なエコノミストの話を聞く代わりに
悪い借金を除去して、資産に対する借入比率を健全なものに改善するべきです。

最も重要なことは学習です。
もしあなたが賢くありたければ、あなたには学ぶ必要があります。
私はあなたが何を学ぶべきかについてこのコラムの第二部で語ります。
今、もしデフレが到来し景気後退が起こっても
貧しい人には影響がないことに気づいて下さい。
その代わりにデフレは自分の家や株式には価値があると考えている
中流階級の人々を打ちのめします。

続きは2週間後に説明しましょう。

コメント(1)

こちらも読むべきでしょう。
3月9日の大前研一「ニュースの視点」
リンク先を見ればグラフも読めます。
http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/733.php

3月8日の僕の日記や
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=367203534&owner_id=2860140

3月8日の「ゆうちん」のブログ
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=740357
『ゆうちんのFX 【外国為替保証金取引】@究極のポンドペアマスター』
http://kawase777.xrea.jp/2007/03/08/9/30/56.html
でも同テーマを取りあげているので
時間のある方は是非お読み下さいな。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〔大前研一「ニュースの視点」〕
KON153 弱さを露呈した米経済。上海市場の急落は、単なるトリガーに過ぎない
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 円借り取引
 IMF・ラト専務理事、円借り取引の拡大に懸念

 NYダウ 1週間で530ドルの超下落
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

●円借り取引の今後の影響とは?

27日、IMFのラト専務理事が、金利の低い円で資金を調達し、
利回りの高い新興市場国の通貨などで運用する
「円借り取引」の拡大について、市場が動揺し、ドルの急落を
招きかねないとして強い警告を発しました。

今後、円借り取引の増大により、ユーロ高を招き、欧州の
輸出競争力を弱めている可能性も懸念しているとのことです。

私は、日本の低金利政策に賛成ではありませんが、
しかし、このラト専務理事の発言にも賛成しかねます。

そもそも、低金利のうちに借りるだけ借りておいて、
今になって、円借り取引の影響を批判するのは
筋が違うのではないかと思います。

ただし、私は日本の金利上昇を受けて、今すぐに日本に資金が
戻ってくるような流れになるとは思えません。

確かに、短期的には、これまでゼロ金利で日本円を
借りまくっていた人たちが、日本円を返済するために
ドルでの利益を確定して日本に資金が戻ってくるという
流れになることもあるでしょう。

しかし、円が利上げされたとは言っても、現在の0.5%程度では
未だに欧州との間に3%の開きがありますから、
再び円キャリーの流れに戻っていくだろうと思います。

一時的なショックはあっても、本当の意味で日本円が
強くならなければ、日本に資金が戻ってくることは
ないだろうと思います。

この円借り取引解消の動きがドルの急落につながると
懸念する人がいますが、私に言わせれば、ドルに限らず、
すべての通貨に急落する恐れがあるということになります。

確かに、ドルについて考えてみると、
今回の円借り解消のために、米国から資金が流れ出て
しまうことになりますから、結果として、米国の国内経済が
しっかりしていなければ、ドル急落へと転じる可能性は
高いでしょう。


●弱さを露呈した米国経済。上海市場の急落は、
                単なるトリガーに過ぎない。

さて、ドル急落が懸念される中、ニューヨーク株式市場では、
ダウ工業株30種平均がこの1週間で合計533ドルの下げを
記録しています。

一時は、12,000ドル台から13,000ドルへと、そのまま
上昇するかと思われましたが、ここに来て、一気に
12,000ドル台前半まで下落してしまいました。

※「米国ダウ工業株30種平均」


この動きを、中国政府の金融引き締め観測などによって、
上海市場が急落したことに起因すると指摘する人がいますが、
それは全く見当違いだと私は思います。

結論から言えば、すでに米国経済は実力以上に伸びきっていて、
バブル状態にあったのです。

いつそれが終わりを迎えるのか?と
誰もがタイミングを見計らっていたという状況で、
たまたまトリガーを引いたのが中国だったというだけです。

ですから、中国ではなくても、例えばインド市場が
急落していたとしても、同じ結果になっただろうと思います。

BusinessWeek誌(2007年3月5日号)に掲載されていた、
次のような統計を見ると、米国の現状を正しく判断することが
できるでしょう。

・米国の国内投資の割合のうち、75%は外国人による投融資で
 占められている。
・06年の米国の長期証券への純流入額は、月平均で
 約700億ドルでしたが、どういうわけか12月時点では
 150億ドルにまで下がってきていた。

国内投資の75%超を外国人の対外融資に頼っていた
米国経済において、月平均約700億ドルもの資金が流入し、
金利の上昇を生み、それが一層の資金流入を促すという
マネーゲームが展開されていたのです。

ほとんどが外国からの借り物のお金で、国内投資が潤っていた
だけですから、誰もがおかしいと思っていたのでしょう。

そして、いつまでも好景気が続くはずはなく、
必ずどこかで崩壊すると感じていたと思います。

そんな市場心理の中で、昨年末米国の長期証券への純流入額が
150億ドルにまで激減していたのです。

そして、市場としては何か不安な様相を呈してきたと
思っていた、まさにその矢先に、今回の中国・上海市場の
急落が起こったのです。

この状況なら、市場が抱えていた米国経済に対する
潜在的な不安が、一気に爆発してしまうのは、容易に
想像できると思います。

このように潜在的に米国経済に対する不安が広がっている
状況でしたから、別に中国でなくても、どこがトリガーを
引いてもおかしくない状況だったと言えるでしょう。

「中国・上海市場が急落→米国市場の急落」という図式で、
単に時間的な概念からのみの判断で結び付けてしまうのは、
短絡的だと言わざるを得ないでしょう。

特に、市場には常に人間の心理が働いています。
ここを見落としてしまうと、マネーサプライと金利だけで
景気回復を図ろうと固執する日本の政府や役人と同じです(※1)。

(※1:参考
 http://www.lt-empower.com/mailmag/back_10/061117_b.html)

1つ1つの事象を全体の中で位置づけながら、
ロジカルに考える習慣をつければ、このような短絡的な
判断にはならないでしょう。

ぜひ、ビジネス・パーソンには、日頃から習慣化するように
意識してもらいたいところです。

                                        以上

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