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外国学部コミュの第二外国語としてのヨーロッパ言語 第一回

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今回は、学長のRIOが挨拶のついでにヨーロッパの言語に着いての講義を行います。

大学生の人が大学に入ってから「第二外国語何にしよ〜」と悩むのはよくあることだと思います。
しかし、この私は「カッコよさそうだから」と言う適当な理由でフランス語を選びましたがその後フランスに留学することになりました。というわけで人生何が起こるかわかりません。私よりマシな理由で、よく考察した上で第二外国語の授業を取りたいという人は見てください。
また、ヨーロッパの言語は互いに関係しあっているので、この講義をもとにそれぞれがどう関係しているかが分かれば、どういった知識が他の言語の学習に応用できるかが分かると思います。

第一回目は「フランス語について」

フランス語がどういう言語かと言うことを知るためには、フランスと言う国がどういう風に作られたかと言うことまで遡ります。
フランスと言う国は簡単に言いますと、ガリアと呼ばれるケルト族の国が、ローマ帝国に侵略されることにより都市国家の基礎が作られ、その上にゲルマン民族のフランク族が侵略、さらにフランスと言う国の基礎を築いたとこから始まります。
だから、フランス語という言葉も、「もともとケルト族の言葉なんだけど、ローマ人話すラテン語でその上からフランス語の大まかな基礎が作られ、さらに仕上げにフランク族のゲルマン語の特性も上から重ねられた言語」と言う感じになっています。
だからフランス語には、
?ケルト語から来ている言葉・特性
?ラテン語から来ている言葉・特性
?ゲルマン語から来ている言葉・特性
があります。

?に関しては今ではあんまり見られなくなりました。私も良く知りません。ので省略。
?に関しては、他のラテン語起源のイタリア語、スペイン語、ポルトガル語のように、ラテン語起源の単語(英語で言うところの、〜tion,〜ty,〜sion等で終わる単語などなど)が非常に多く、“「H」を発音しない”言う特性があります。あと、守護の次に目的語が来るなど、文法も典型的なラテン系です。
?しかし実は結構ゲルマンなフランス語。単語は前述したとおりかなりラテンなんですが、どこがゲルマンかと言うと、それは発音。
他のラテン語起源の言語の母音が日本語と同じようにアイウエオで大体表現できるのに対し、英語、ドイツ語、そしてフランス語には他にもゲルマン起源の母音があります。
例えば、[e]は一瞬小さなため息をついたような、小さく「ァ」みたいな「ゥ」みたいな日本語ではなんとも言えない発音をするときがある、また二重母音と言って、母音が二つ組み合わさると発音が変化するときがある(ai,eu,au,ou,oi)という英語やドイツ語に共通し、他のラテン語には無い特徴があります。
細かく言えば他にもあるんですが、要するに発音が他のラテン語より複雑と言うことです。
他の例
○「U」を「ュ」と発音する
○「R」を舌の根元で振動させながら発音する(ドイツ語と相関)
○「E」のあとに二つ以上子音が来ると「エ」と発音する(confessionコンフェッシヨン、dessinデッサン)
etc
○ あなた=あなたたち=君たち が同じ単語が使われることが多い
(英)You  =You =You
(仏)Vous =Vous =Vous
(独)Sie =Sie =Ihr
ちなみに、西伊語ではこのように異なる主語代名詞同士が共通化していません

フランス語独自の特徴については、要注意点として「単語の最後に子音が来た場合は発音しない」と言う特徴があります。
clef→クレ
guichet→ギシェ
aller→アレ
ちなみに発音しない子音の前の[e]は「エ」と発音すると言うことも見逃せません。
でも、発音する単語も結構あるんですけど。
(例)-ir,で終わる動詞の原型
finir→フィニール
venir→ヴニール

あと、フランス語発音の最大の難関は「鼻母音」
鼻母音とは「母音+n,m」の組み合わせです
コツは三つのグループに分けること
?“i”“u”と“n”“m”=アン
un→アン
inde→アンドゥ
また、"ai"“ei"と“n””m”の組み合わせもアンと発音します。
pain→パン
peindre→パンドル
?"a" "e"と"n" "m"=鼻から息を吹きながらアァ〜ン(アイウエオ的にはアとオの中間、ややオ寄りに聞こえる)
prendre=プランドル(プホーンドルに聞こえる)
France=フランス(フホーンスに聞こえる)
?"o"と"n""m"=(口を突き出して)オン
on=オン
sombre=ソンブル

また、ラテン系言語とドイツ語などのゲルマン語共通の特徴としては、
○発音記号がある
( ´ ) アクサンテギュ  「e」→短く強く「エ」
( ` ) アクサングラーヴ 「e」→長く下げながら「エ」
などなど。とりあえず、「e」の発音が「ゥ」から「エ」に変わる。屋根みたいなやつも基本は同じです(特徴はその子音をやや長く発音するということと、「e」以外の母音の上にも付くということ)。
あと、母音の上に二つ点が付いてるやつは母音を一つ一つ発音するという記号。


とりあえず、ここまで見るとフランス語は発音や読み方が結構難しいと言うことがわかります。でも、ここまで知ってしまえば、やるべきことがある程度わかっているのであとはあんまり怖くないかもしれないかもしれないですね。

とりあえず今回はここまで

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