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『これが長崎の福祉ばい!!』コミュの厚生労働省ニュース : 介護上位資格者ほどバーンアウト可能性大〜厚労省会議資料2

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厚生労働省ニュース : 介護上位資格者ほどバーンアウト可能性大〜厚労省会議資料2

厚生労働省は、先ごろ社会保障審議会福祉部会を開催し、介護分野での人材確保指針の見直しについ
て議論を始めた。今回は同会議に出席した大阪府福祉人材センター上田哲夫所長の提出資料『特別養護
老人ホームにおける「介護職員の業務に関する意識調査」報告書』より一部抜粋する。なお調査の概要に
ついてはこちらをご覧ください。
特養スタッフの67.2%が賃金に不満〜厚労省会議資料1
http://www.caremanagement.jp/modules/news/article.php?storyid=1162


『特別養護老人ホームにおける「介護職員の業務に関する意識調査」報告書』一部抜粋。

【一人ひとりの職員を対象にした設問】
■介護否定感・介護肯定感の分布と平均値
・仕事に対する介護職員の意識に関しては、否定的な側面と肯定的な側面から調査した。

○介護否定感について
【情緒的消慈感】(バーンアウト尺度の平均値:2.72)
 「こんな仕事もうやめたい」と思うことがある
  一日の仕事が終わると「やっと終わった」と感じることがある
  出勤前、職場に出るのが嫌になって、家にいたいと思うことがある
  仕事のために心にゆとりがなくなったと感じることがある
  体も気持ちも疲れ果てたと思うことがある

【脱人格化】(バーンアウト尺度の平均値:1.94)
 こまごまと気配りすることが面倒に感じることがある
 同僚や利用者の顔を見るのも嫌になることがある
 自分の仕事がつまらなく思えて仕方のないことがある
 同僚や利用者と、何にも話したくなくなることがある
 仕事の結果は、どうでもよいと思うことがある
 今の仕事は、私にとってあまリ意味がないと思うことがある

【個人的達成感】(バーンアウト尺度の平均値:1.94)
 我を忘れるほど仕事に熟中することがある
 この仕事は私の惟分に合っていると思うことがある
 仕事を終えて、今日は気持ちの良い日だったと思うことがある
 今の仕事に、心から喜びを感じることがある
 仕事が楽しくて、知らないうちに時聞が過ぎることがある
 我ながら、仕事をうまくやり終えたと思うことがある

と介護否定感では、【情緒的消耗感】2.72がもっとも高い数値となり、次に【個人的達成感】2.47、【脱人
格化】1.94の順に続く。

○介護肯定感について
【介護状況に対する充実感】(バーンアウト尺度の平均値:2.81)
 お年寄りと一緒に時間を過ごすことが楽しい
 介護をすることで、よりよい日常生活を送ることができる
 お年寄りの世話を義務感ではなく、望んでしている
 お年寄りの世話をするのが自分の生きがいになっている
 介護の仕事をしていることを跨りに思う

【自己成長感】(バーンアウト尺度の平均値:2.98)
 お年寄りの世話をすることで、仕事上学ぶことがたくさんある
 介護のおかげで難しい状況に対処するカなど、自信がみについた
 介護のおかげで人間として成長したと思う
 介護をすることで他人に対する理解が深まった

【高齢者との一体感】(バーンアウト尺度の平均値:3.04)
 お年寄りが世話に感謝したり、喜んでいると感じる
 お年寄が示す感謝や喜びが自分の支えになる
 お年寄りを世話していて、逆に自分が元気づけられたりはげまされたり
 お世話の苦労はあっても、前向きに考えていこうと思う

と介護肯定感では、【高齢者の一体感】3.04が比較的高く、次に【自己成長感】2.98、【介護に対する充
実感】2.81を示した。

■介護否定感・介護肯定感と介護職員の基本属性および雇用・労働実態との関連
介護否定感・介護肯定感と【年齢】【資格】【雇用形態】【経験年数】【利用者の数】【夜勤の回数】の6項目
との関連を調べた。

○介護否定感について
【年齢】【資格】【雇用形態】【経験年数】【利用者の数】【夜勤の回数】の6つの項目において統計学的有意差
があった。

・【年齢】:「40歳代以上」がもっとも低く、「30歳代」「20歳代以下」と年齢が下がるほど、バーンアウトのレ
ベルは高い。

・【雇用形態】:「パート・アルバイト」「非正規・常勤」「正規職員」の順でバーンアウトのレベルが高くなり、正
規職員がよりバーンアウトしやすい。

・【利用者の数(職員一人当たり)】:「上(多い)」「中」「下(少ない)」と比べると、担当している利用者数がより多
いグループほどバーンアウトの傾向が強い。

・【資格】:「介護福祉士・ヘルパー1級」と「ヘルパー2級」を比べると、「介護福祉士・ヘルパー1級」の方が高
いレベルのバーンアウトを示す。

・【経験年数】:「3年未満」と「3年以上」を比べると、「3年以上」と経験年数が長いほど、バーンアウトレベ
ルが高い。

・【夜勤の回数】:「月4回以下」と「月5回以上」を比べると、「月5回以上」のほうでバーンアウトの得点がより
高かった。

○介護肯定感について
【雇用形態】【利用者の数】【夜勤の回数】
の3項目で統計学的有意差があった。

・【雇用形態】:「正規職員」「非正規・常勤」「パート・アルバイト」の順で介護肯定感の得点が高かった。

・【利用者の数(職員一人当たり)】:担当している利用者の数が少ないグループほど、介護肯定感がより高い。

・【夜勤の回数】:「月5回以上」と答えたグループより、「月4回以下」と答えたグループが、より高い介護肯定
感を示した。

■介護否定感・介護肯定感と各領域との関連

【施設】「職員の待遇」「職場環境」「上司・同僚のサポート」「サービスの内容」
【利用者】「利用者の身体状況」「認知症利用者の周辺症状」
【介護職員】「利用者の情報把握」「ケアの自己評価」
【人間関係】「利用者との関係」「上司・同僚との関係」
【職場に対する意識】「職場への所属意識」
の5項目と介護否定感・介護肯定感の関連を調べたところ、ほとんどの項目において統計学的有意な相関
が認められ、中でも以下のものは、0.3以上で比較的高い相関を示した。

○介護否定感について
・【施設】では「職員の待遇」に関して不満が多いほど、「職場環境」が充実してないほど、「上司・同僚のサ
ポート」が不十分だと思うほど、バーンアウトのレベルが高くなる。

・【人間関係】では「利用者との関係」「上司・同僚との関係」のいずれも比較的高い相関を示し、人間関係
がよくないと思う職員ほど、バーンアウトしやすいことが明らかになった。

○介護肯定感について
【介護職員】【介護職員】【人間関係】【職場に対する意識】について比較的強い相関が認められた。具体的
には、自分が提供したケアに対して高く評価しているほど、利用者および上司・同僚との人間関係が良い
と思うほど、職場に対して強い所属意識を感じるほど、介護肯定感が高くなる傾向にある。

WAMNET 社会保障審議会福祉部会資料
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/A2D96D21F40DF132492572B100198E68?OpenDocument

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