おんなといふもの　コミュのイケヅラ

「イケメン」
五木寛美
「イケメン」には2通りの意味がある。“イケ”てる“men”と“イケ”てる顔“面”。ここでは後者について語ってみよう。

イケ面に出会えた日は、そりゃもう気分がいい。華や青空や蛍やアロマのそれと思ってもらって良いだろう。美しい顔面は人を癒してくれる。

そりゃ、その上で「仕事が出来る」「マメである」などのオプションが付けば申し分ないが、残念ながらそんな器用な奴は居ない。イケ面は、自分がイケ面である事を知っているので全くもって努力をしない。（注：ここがイケmenとの大きな違い。）もてる努力に関しては皆無に等しい。　お誘い、デート、会計、送迎などなど面倒な事をしなくてもSEXに有りつく。見方によっちゃ～所謂ダメ男。

でも私は、そんなグウタラなイケ面が大好きだ。　焦った様子も無いし、必死な様子も無い。“来るもの拒まず去るもの追わず”のこの基本姿勢は、必然とその人に、得も言われぬ「余裕」を醸し出させる。心地よい空間になる。楽しい時間になる。　（やはり「仕事が出来る」「マメである」などの要素はあくまでもオプションでしか無い事を再確認… 仕事で忙しかったり、電話し過ぎてきたりする奴に心地よい時空間なんて演出出来っこないもの。）

一度この「余裕」と「心地よさ」満載の時空間を体験すると、必死感漂う時間が息苦しくなる。一種の中毒。楽愛主義者の必須アイテム「イケ面」。女っぷりをあげたい女子！このアイテムは欠かさず常備する事をお薦めする。

注）私は決して「余裕」がなく「心地よさ」を演出出来ない男子が悪いと言っているわけではない。それは仕方ない…モテなかったのだから…。　生まれ持ったものだから仕方がないのだ。