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TRあたっく隊コミュの夕暮れ時の強行突破! 「エピソード15」

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刺激的?な福島ツーリングから一年後・・・
時は2005年秋の3連休、TRあたっく隊のツーリングが開催されました。

1日目は、埼玉県道の駅大滝温泉をベースとした埼玉長野群馬に跨る林道へ、2日目は群馬県道の駅大胡をベースとした栗原川林道へ。

今回から新しい秘密兵器を導入しました。ガーミン製のGPSです。
今まで多くの林道の入り口に迷い時間をロスしていましたが、これで効率よく林道を走ることができます。
位置情報も最大の武器、現在どの辺にいるか判断できペース配分の組立てが容易になります。

しかしこのGPSこそ、のちに修羅場をくぐりぬける原因をつくろうとはこの時夢にも思いませんでした。

さていつもの通り前日の夜出発、道の駅大滝温泉でバイクを降ろしツーリングスタートです。
今回のメンバーはHitsさんNIさんTRACの3人で、残念ながらTRA-JMさんは仕事の都合で欠場です。

まず向かうは中津川林道。天気も快晴!フラットな林道を順調に三国峠まで駆け抜けます。

「いや〜いい天気だ〜」

三国峠で眺めを楽しみ次に向かったのは、三国峠から下って右に分岐する林道相木川上線です。
こちらも無難に通過・・・

「今日は調子がいいぞ〜!」

天気も最高! ツーリングも順調!

ここからは馬越峠を越え、茂来山周辺の林道へ向かいました。
まず走ったのは東山線、こちらも順調!
崩壊もなく走りやすい林道を駆け抜けます。

茂来林道に入りしばらく走るとループしている信濃山林道の分岐が現れます。

さぁここで、フリータイムといたしますかぁ〜!

私はKSR。林道を速く走ることができないのでHitsさんNIさんには思いっきり走ってもらうことにしました。
ここだと迷うこともないしね(^^)

そう告げた途端、NIさんは爆音をとどろかせ全開走行!

「あらら・・・大丈夫かなぁ〜」 少々不安・・・

私もKSRを走らせまったり進んでいると、Hitsさんもかなりのスピードで抜き去っていきました。

まぁHitsさんは大丈夫だろう・・・

ふたりともちょっとストレスがたまっていたかな?(^_^;)

KSRをまったり進めていると前方にバイクの影が・・・



そこにいたのは一目散に走り去っていたNIさんの姿でした。なんかしきりにキックしています。

「どしたの?」

そばにより声をかけると、どうやらコーナーを曲がりきれず吹っ飛んでしまったのこと・・・
その時足首を強打!しばらく痛みでうずくまっていたそうです。(^_^;)
自分が来た時には痛みから徐々に開放されエンジンをかけようとしきりにキックしていたところでした。
強打した足首は右側。キックするたびに痛みがはしりなかなかかかりませんでした。

助け舟を出そうとした時ようやくエンジンがかかりました。そしてまたぶっ飛んでいきました・・・

懲りてねぇ〜(笑)

信濃沢線の出口付近で小休止。NIさんはブーツを脱いで足を確認したところやはり捻挫の模様。
ブーツを脱いだ途端痛みがはしり、不思議にブーツを履くと痛みが和らぐそうです。

ブーツがギブスの代わりになってるのかな?(^_^;)

昼も過ぎ時間が押してきたので小海にて昼食をとることにしました。

昼食後、時間は午後2時過ぎ・・・明日もあることだしそろそろ道の駅大滝温泉へ向かうことにしましょう。

十石峠を過ぎ上野村へ・・・
最初は国道299号をそのまま帰ろうかと思いましたが、せっかくだから帰りがけに1本林道を走って帰ろうと思いました。そこで調べたら上野大滝線がちょうどいいコース、うまい具合に国道299号と並行する感じであまり遠回りになりません。

国道299号から野栗沢集落方面へ右折・・・舗装の奥名郷を経て上野大滝線へバイクを走らせます。

なにこの林道・・・
ほとんど舗装された道・・・もしかしてはずれ林道か?
しかしトンネルを抜けると未舗装になりました。わざわざきて全線舗装だったら面白くありません。

しばらくすると道がだんだん荒れてきました。沢と並行するようになるとさらに荒れが目立つようになりました。
時間はもうすぐ午後5時、辺りはだんだん暗くなってきました。

「やばっ!早く抜けなきゃ」

そう思いGPSで位置を確認するとあと1km余り・・・舗装林道である金山志賀坂線の合流まであともうちょっとのところまできました。

「もうちょっとで出口だな」

そう思った矢先目の前に信じられない光景が・・・

えっ!

ええ〜〜〜っ!!!

道がなくなっていました。

「ちょっとちょっと・・・あともう少しなのに!」
「うぉ〜、まいった!」

GPSで確認するとあと400m余り・・・こりゃまずいことになりました。

台風の影響か道が見事に流され、現在修復作業中。しかし現場には誰もいませんでした。
もう今日の作業は終了しみんな帰ったか?

ここから引き返して国道299号経由金山志賀坂線だと少なく見積もっても2時間以上はかかる計算になります。
そしてGPSでも表示されているとおり出口まであと400m。

なんとか突破できないものか・・・と考えを巡らせていると、Hitsさんがなんかいろいろ歩きまわっている・・・
どうやらHitsさんも突破できないか辺りをいろいろ確認していたようです。

「いや・・・これは・・・」

一度川へ下り、そしてまた駆け上がるしかここを突破する方法はないと思いましたがその場所は石がごろごろと頭ぐらいの大きさの石が無数に転がっていました。
正直KSRではとは思いましたが、しかしKSRは軽い・・・いざとなったら3人で担ぎあげればなんとかなると思いました。
しかし他の2台はそうはいきません。それにNIさんは右足を負傷している。

Hitsさんはなんとか行けそうと思っている・・・しかしこんな状況で危険を冒すわけには・・・一応隊長である私がどうするか判断を迫られました。
辺りが暗くなり始めている・・・考えている余裕はあまりありません。突破するとしたら今しかありません。

そう思い決断しかねているとNIさんが一言・・・

「隊長が行くんだったら行きますよ!」

その言葉に吹っ切れました。
「よ〜し、行ったろ〜じゃねぇかぁ〜!!」

まずは私のKSRから。
私が最初に突破して出口まで行けるかどうか確認しないと、せっかく突破してまた道が崩壊していたらまた戻らなければならない・・・
それだけは避けたい・・・

KSRで下降開始・・・やはり予想通り大きな石が災いして12インチのホイールであるKSRは思うように前に進みません。担ぎあげ引きずるように前に進めます。

そしてガレ場のヒルクライム・・・KSRで思いっきりふかしましたがホイルスピンして全く上がる気配がありません。
ここで2人が助け舟・・・後ろから押してもらいなんとか崩壊している道の反対側へたどりつくことができました。

「やれやれ」

まずは第一関門突破。出口を確認するべくKSRを走らせます。
GPS通り400m程で舗装林道金山志賀坂線へ出ることができました。そこはちゃんと車も走っておりこの道は大丈夫だと確信しました。

さて現場へ戻ります。2人にこの先大丈夫だと告げ、強行突破の開始です。

まずはNIさん。やはりフロント21インチのホイールの威力は絶大で下りは難なく突破。
さて一番難しいガレ場のヒルクライムです。

勢いをつけて全開にする、辺りに爆音が響き途中まで順調に登り、登れるかと思ったら急激に失速・・・エンストしてしまいました。
止まったのは斜面の中腹、一番きつい傾斜のところです。
エンジンをかけるにはキックしかないXR。それに先ほど右足を痛め思うように踏ん張りが利かない状態。ちょっとまずい状況です。
バイクごと転落を免れるべく、必死にNIさんはバイクを押さえつけています。

そこへHitsさんは前からハンドルをもちひっぱりあげ、私は後ろからずり落ちるのを防ぎます。
止まった場所は一番悪いところ・・・押すに押せない引くに引けない状況になりました。
どうやってエンジンをかけようか・・・このままでは力尽きバイクごと3人転落しかねません。

そこでHitsさんは両手でハンドルを前から引っ張り上げながら、左足でキック!

器用だぁ〜!

不謹慎にもこのような状況で思ってしまいました。
数回その作業を繰り返しエンジン始動!

すげぇ〜!!
さすがです。

しかし不覚にもNIさんはまたそこでエンスト!

もうなにやってるのよ〜!!

再びHitsさんは妙技さかさ左足キック!キック!キック!
再び始動しました。

今度はエンストすることなくエンジンをふかし3人で担ぎあげることに成功!

「やったぁ〜」 今の作業で全員疲労困憊状態・・・息があがります。

しかしホッとはしていられませんもう1台あります。

しかしHitsさんは元レースに出た経験がありなんとか突破できるだろう・・・
下りはやはり難なく突破!さて登りです。

全開で駆け上がる・・・しかし・・・

NIさんが失速したところでHitsさんもエンスト・・・危ない!

失速して倒れかかった瞬間バイクを乗り捨てひょいと無事着地。やはりさすがだ!
未練なく危険だと思ったらバイクを乗り捨てるところなんかはホントうまいです。
あのまま無理にバイクの転倒を支えてしまったらバイクごと転落していたでしょう。

また一番きついところからの押しての登りですが、HitsさんのWRはセル付。先ほどとは違いエンストしたらセルでエンジンを始動し3人で押して登ります。

3台無事に突破成功!

「やった〜!!」

しかし疲労困憊、汗だく、息も絶え絶え、しばらくその場から動くことができませんでした。

最後の最後で・・・もうなんでこうなるんだろ(^_^;)

さぁあたりはすっかり暗くなり息も落ち着いてきたので、帰ることにしましょう。
しかし先ほどの強行突破の衝撃でライトの電球が切れてしまったみたいで無灯火状態。

「もういい加減にしてくれ〜!」

ひやひやしながらもなんとか道の駅大滝温泉へ辿り着くことができました。

HitsさんNIさんホントお疲れさまでした!

TRあたっく隊と名前はつけたもののほとんどはおふざけで付けたチーム名、最初からアタックするつもりなんて全然ありません。
それに位置情報がわかるし良かれと思ったGPS導入が思いもかけず仇となる。GPSがなければあと400mであることが分からず間違いなく引き返したことでしょう。
そしてまっすぐ国道299号線を選択して帰ればいいものを上野大滝線を選択する。

なんなんだろ?(^_^;)

さて翌日はTRA-JMさんも加わり4人で群馬栗原川林道のツーリングです。
疲れた体に鞭をうち、トランポにバイクを積み込み道の駅大滝温泉をあとにしました。

翌日の林道ツーリングは?
40kmの栗原川林道ツーリング無事に走ることができましたよ!

・・・

いや・・・
実はですね、TRA-JMさんが林道から川原へ下る途中脱輪して前からもんどり打って大転倒!
フロントフェンダーを折ってしまいました。大きなけがはなく擦り傷を負った程度。
この程度ですんでよかったよかった!

何が起こるかわからないTRあたっく隊林道ツーリング・・・

う〜む・・・さだめじゃ (大汗)

コメント(2)

この頃から過激さが増して来たんですよね〜。
それも、いけいけのNIさんの後押しと、ショートカット大好き人間のHitsが拍車を掛けてる様な気がしますが。。。あせあせ

で、翌日はそれ以外にも確か、目の前でTRA-JMさんがサンドっぽい下りでフロントとられて、前のめりにコケたんですよね〜。これもあってバイクの買い替えを真剣に考えたみたいですし。

あー、懐かしい。。。
>Hitsさん

あの時の衝撃は今でも鮮明に残ってますあせあせ
でも最近は・・・

これって危ないことですねw

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