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チェコ不動の魂「P・ネドベド」コミュのチェコの誇り高き男 再び…そして散る…

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フットボール界のエリートたち、すなわちスター選手の一部は、W杯を単なる巨大スポーツイベントではなく、自分の生き方や生活を賭けた大会だと捉えている。チェコ代表のMFパベル・ネドベド(ユベントス)もそういった人種だ。


ピッチ上でのハードワークがトレードマークのネドベドにとっては、クラブと代表をかけ持ちするのはプレーヤー寿命に関わる問題でもあった2004年、クラブと代表で激しい試合を繰り返してきたネドベドは、膝の負傷から代表引退を決意しユベントスでのプレーに専念すると発表した。
チームの大黒柱を失ったチェコは、2006年W杯欧州予選に臨む。隣国の強豪オランダと同組となったチェコは、さらにカレル・ポボルスキー、ウラジミール・スミチェルらも負傷で欠き、ホームでオランダに完封負けを喫するなど調子の波に乗れない時期が続いた。
マスコミからは「もしドイツ大会の出場権が獲得できなければ、それはネドベドのせいだ」との批判もあがり、協会からは復帰要請が届きネドベドは代表からいったん引退しものの、W杯欧州予選プレーオフで1年半ぶりに復帰し、出場権獲得に貢献。W杯ドイツ大会の23人にも選ばれた。
代表のブリュックナー監督は彼が常にピッチで発する勝利への意欲を評価し、「ネドベドはわれわれの勝利の象徴だ。リーダーとしてもふさわしい」と復帰を喜んだ。

チェコはチェコスロバキア時代には何度もW杯出場を果たした常連国だったが、1993年にチェコとスロバキアに分離独立後は出場権を得たことはない。
2004年欧州選手権ベスト4、選手の多くがピークにある今回のチェコ代表は、苦戦しながらもグループ2位でプレーオフに進出。復帰したネドベドなどの活躍でノルウェーを下し、チェコとしては初のW杯出場を勝ち取った。
この快挙にネドベドは「すばらしいファンタジーだね。W杯はただのトーナメントの1つではないし、サッカー選手としての最高の目標なんだよ。自分自身がその舞台に立てると考えたこともなかったけどね。20代の頃のフィジカルとは違うのは十分承知しているけど、出場するからには勝ちたいし、上位を目指したい」と決意を表した。

ネドベドをはじめポボルスキー、スミチェルは、1996年欧州選手権で決勝に進出した際のメンバーで生き残った最後の3人。彼らはこの輝かしい成功を踏み台にして欧州の強豪クラブへと旅立った。イタリアのラツィオへと移籍したネドベドは、最初はなかなかなじめなかったものの、徐々に持ち前の運動量とセンスを発揮し、1998年のイタリア杯と1999年のカップ・ウィナーズカップ獲得に貢献。さらに1999−2000シーズンのスクデットとイタリア杯の2冠獲得の際にはクラブ最高の選手と評価され、2001年、ジダンの去ったユベントスへ約5120万USドル(約56億円)で移籍するまでになる。

ネドベドのプレーの特長は卓越したボールさばきとパス能力、そしてロングレンジからのシュートということになるが、それにも増して強調しておきたいのが、「ピッチ上での闘争心あふれる姿勢」である。
そんな彼はチェコ、ユベントスでも確固たるリーダーとしての資質を発揮している。
ドイツW杯でもイタリア、ガーナなど屈強国のグループリーグで敗退…
だがチェコの代表として恥じらいのない戦いぶりで大会を一層に盛り上げた。この大会で事実上代表引退だった孤高の努力家は有終の美を飾った。

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