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邪馬台国コミュの「卑弥呼の正体」 山形明郷著

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 標題の文献を取り扱ったトピがあるかどうか探しているのですが、
 見つかりませんでした。 もしも同じトピがあったら削除願います。
 広く邪馬台国ファンの方にお伺いいたしたくトピ立ていたします。

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 「卑弥呼の正体」 山形明郷(1936-2009) 著 
 出版社:三五館 2010年6月2日初版

 中国正史など関連する典籍をすべてきちんと読めば、
 『古代日本の邪馬台国』そのものが幻想であり、
 畿内だ北九州だなどという邪馬台国論争そのものが吹っ飛んでしまう、
 という主張ですね。
 
 百済という国も、朝鮮半島にはなく、現在の山東半島あたりにあったもので、
 「倭」そのものが朝鮮半島東部全体から山東半島あたりの地域であり、
 古代朝鮮の位置も現在の常識が間違っていることが、
 (文献さえ読めば)誰の目にも明快であるという論調です。
 
 非常に説得力があると感心しましたが皆さんのご意見は?
 
 なにしろ反論するには膨大な量の中国正史を自ら読んで
 指摘の箇所の解釈が違う、あるいは、その部分だけ取り上げてはおかしい、
 なぜならこちらの文献にかくかくしかじか・・・ という論陣を組まないといけないので
 わたしなどには到底不可能なのですが、
 どなたかきちんとこなした方はいらっしゃらないでしょうか。
 
 日本の古代史学界の多くがひっくり返ってしまうので
 『積極的に無視されている』 と聞きましたが、
 きわめて非科学的な態度で残念なことだと思います。
 
 わたし自身は 安本美典氏の論調が好きだったのですが、
 この山形氏の論は、これまでほとんどあえて無視されてきた部分に日を当てて
 時代を越えた記録にほぼ矛盾がないことを論じてまして
 ちょっとショックでした。
 
 「魏志倭人伝」にしても、編者の陳寿自身が「東夷伝」の冒頭に
 「情報は何ヶ国語にも訳されて、かつ世代を隔てたもので、
  ホントのことを知ってる者はいない」 と断っていること、
 陳寿が洛陽から一歩も外に出ていないことなど、実は初めて知りました。
 
 地方官吏から上がってきた報告のまた聞きのまた聞きの・・・ なんですね。
 その地方官吏も役所に腰を据えてまた聞きしたものを鉛筆、あ、筆をなめなめ
 報告のための脚色などしたものを提出している可能性が・・・。
 
 何度も読み直していますが、その都度、あらら、、、 という感じです。
  
 

コメント(2)

故・山形明郷氏は30年くらい前からその説を説き続けていたわけで別に新説ではありません。
で、なぜ相手にされなかったかというと、少し研究史をかじった人には「膨大な量の中国正史を自ら読んで 指摘の箇所の解釈が違う、あるいは、その部分だけ取り上げてはおかしい、 なぜならこちらの文献にかくかくしかじか・・・ という論陣」を組むまでもなく『三国志』『晋書』『梁書』の倭人記事の解釈を見るだけでその誤読が明らかだったからです。
> 偽史学博士 さん

 久しぶりに自分のトピを覗きました。何ヶ月も返信なしで申し訳ありません。

 『倭人記事の解釈が誤読である』ことが明らかなことは史学上の常識なんでしょうか?

 そこらへんを指摘した文献があればぜひご教示ください。
 あるいはこれとこれを読めば当たり前に分かる、という教材があれば教えて下さい。
 読んでみたいと思います。

 山形氏の論調だと何世代にもわたる正史に書かれた地理関係が
 共通していることが大きな根拠になっていると見えますが、
 そこらへんが 「明らかに」 誤読だということを知るには
 何を読めばよろしいでしょうか?
 

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