昨今のショッピング・モール運営業者は単なる買い物の場ではなく、訪れる人を楽しませる環境作りに注力するようになってきています。ロサンゼルスのセンチュリー・ショッピング・センターも映画館やレストランをアップグレードし、ショッピング以外の部分を充実させています。また、住居やオフィスを取り入れたショッピング・モールも新たなトレンドです。ロサンゼルスにオープン予定のAmericana at Brand(アメリカーナ・アット・ブランド)はなんとグローブの4倍の広さで、アパート、コンドミニアムなどの住居なども加え、1つの大きなコミュニティを作りあげようという計画です。アメリカは広く、地域により気候も異なるため、各地住民のニーズにあわせて特色のあるモールが構築されているのも特徴でしょう。例えば、ミネソタのMall of America(モールオブアメリカ)はモール内にジェットコースター付きの遊園地を備えた屋内型ショッピング・モールですが、これは1年間の約半分が雪に閉ざされたミネソタの厳しい気候を反映するものだといえます。一方、ロサンゼルスは車社会であり、人々が歩きながら買い物ができるような環境が限られていることが、グローブのように普通の街並みに似せたつくりのモールの人気を高めているといえるでしょう。