リスクマネジメント実践研究会コミュの「松濤温泉シエスパ」爆発事故

昨日の「松濤温泉シエスパ」の爆発事故現場の映像をテレビで見ましたが、悲惨の一言でした。

骨組みだけ残して、激しく損壊した建物。
女性の従業員さん３名が死亡。

まったく、考えられないような事故です。

原因は、噴出した天然ガスへの引火という説が出ているようですが、温浴施設であれば、施設の安全管理というのは、言うまでもなくリスクマネジメントの最重要課題です。

今後、警察の捜査が進むと思いますが、原因の如何によっては、この会社は当然、公的および社会的な厳しい制裁を受けることになります。

経営しているのは、ユニマットのグループ会社のユニマットコスモという会社だそうですが、世間は国民の健康や生命に関わる企業の不祥事には敏感です。

この会社の男性の取締役が記者会見に応じている映像を見ましたが、まだ原因不明とは言え、自社の従業員が亡くなっているのに、深刻さや悲しみの表情もなく、能天気に涼しい顔で他人事のように応対している様子には怒りを覚えました。

幾度も書いている通り、記者会見での対応というのは、事故発生時の危機管理対応においては非常に重要です。

この会社の会見は、悪い例として参考にするべきと思います。

　

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 06月20日 23:43

記者会見で真摯に対応している人を見た記憶があまりないのですが、何故なんでしょう。。無意識に問題から逃げてしまうのでしょうか。

[2] mixiユーザー 06月21日 01:38

同感です。

内部統制的に言うと、
経営者の経営哲学のなさと、メディアを通して自分達がどう国民に見られているかの意識の欠如は、そもそも統制環境に問題ありです。

温泉事業であれば、採掘に伴うメタンガスの発生は想定リスクの範疇です。それなのに、その対策をしていなかったということは、リスクの評価と対応に問題ありです。

ビル管理（保守点検）を外部委託していたとのことですが、だからと言って経営者は責任逃れなどできません。業務は委託できても、責任は委託できません。

また、受託業者も「ガス漏れチェックは契約外」では無責任すぎます。事業概要から、今回のガス爆発は予想できるので、契約内容に含まれていないのであれば、それを指摘するのが、受託者責任でしょう。

[3] mixiユーザー 06月23日 00:53

おそらく双方の確認漏れなどがあったのでしょうね。
もしくはシミュレーションする想像力がなかったのか。。

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