仮にCarburetor内部で極度のIcingが起きて流入空気が大きく制限された場合はどうでしょうか。Carburetor HeatをON、またはAlternate Air DoorをOPENにしても、予備のCarburetorが存在する訳ではありませんし、Carburetor Heatの熱は排気熱を利用していますから、低出力となってしまっては発生する熱量も少なく、氷が溶けるまでには長い時間がかかります。この場合、Carburetor HeatまたはAlternate Air Doorは予備であるという考え方は通用せず、むしろCarburetor Icingを予防するという考え方が必要になると思います。
訓練で使用していたCessna 172はEGT(排気ガス温度計)が付いていたが、今乗っている飛行機にはそれらの計器がなくミクスチャの設定方法に不安がある。おそらく少しづつミクスチャを薄くしていって、一番エンジン回転数が高い位置から少し濃くするとよいと思われるのが、実際はどうなのだろうか。
最新のPlane and pilot magazineを読み、「正しいミクスチャを設定することがエンジン寿命を延ばす」と書いてあり、少し気になった。