「芸術的0円起業」を考えるコミュの「完全０円携帯」０円起業　第四／４ステップ

そして、最終的にやりたいことは、PHSの通話・メール・インターネットをタダでつかえる仕組みを作りたいと思います。

これらがタダになるということは、基地局につなぐのがタダになるということ。

タダで使える通信を利用して、さまざまなセンサー技術とつなげて
世界中あらゆるところで、どういった変化が起こっているのかをつぶさに処理することができるシステムを作りたいと思っています。

また、どんなに貧しい地域でも、タダでインターネットに接続できるようにすれば積極的にビジネスチャンスにつながると思います。

その方法は、PHSの基地局の利用方法を広げて、マーケティングツールを作るというものです。

PHSの基地局というのは、通信範囲が半径５００メートル程、一方携帯電話は、半径１Km〜５Km。

このPHSの狭い通信範囲を利用して、ユーザーが持つ端末から情報を集めます。

たとえば、ユーザーが端末の検索エンジンを用いて、「ラーメン」を検索すると、PHSの基地局は、その「時刻」と「ユーザー情報」と「キーワード（ラーメン）」を集めます。

PHSの基地局には、その位置情報が保持してあり、それらをまとめると「いつ」「誰が」「なにを」「どこで」ほしがっているかという情報が手に入ります。

ここで、PHSの基地局の通信範囲の狭さが生きてきます。
携帯電話の場合、半径１Km〜５Kmと非常に広い範囲で情報を入手しなくてはならないため、GPSなどと組み合わせて位置情報を特定しなくてはならないため、そのシステム構成に莫大な費用がかかります。

しかし、、PHSの場合は、あらかじめ半径５００ｍという狭い通信範囲なため、大まかな位置が特定できます。

こうして集まった「いつ」「誰が」、「なにを」、「どこで」の情報は、センターで処理され、そのユーザーの位置に近いラーメン屋の情報が端末に送信される仕組みです。

「いつ」「誰が」、「なにを」、「どこで」の情報が常時自動で基地局に収集されれば、ユーザーの年齢や性別を見て広告を送ることも可能です。

そして、その広告料で通信料をまかなう仕組みにすれば通信料をだいぶ下げられるはずです。

しかし、それだけではまだタダにはならないでしょう。

続いて、行うのは、基地局の株式化です。

通信料金の大部分は基地局によるものです。（携帯電話の基地局は１塔１億円ほどと言われています。一方、PHSは、百数十万、ただし、通信範囲が狭いためより多く設置しないとどこでも電波がつながるというようにはなりません。）
基地局が自動的にマーケティングを行い、広告も配信するというのは、ひとつの広告代理店のような働きをする株式会社のように見立てられます。

基地局１塔１塔に対し、株式化を行い、自社での費用の負担を下げるようにします。
自社保有を５１％にするので、理想的には基地局の負担額は従来の半分になると思います。

また、携帯端末も広告を取り入れやすいようにする必要があるため、バーコードリーダーなどを取り入れ、直接文字を入力しないですむような仕組みを取り入れます。

また、価格を下げるために、「非接触技術→（指で押すボタンなどではなく、タッチパネルなどの光学センサーなどを用いてメカ的に部品に触れないようにする技術）」を使い、製品の寿命をあげます。

２年で壊れていたものを、４年使えるようにすれば結果的に価格は半分になります。

こういった基地局を使った位置情報を収集するシステムは、グーグルが無線LANとPCを使ってやろうとしている（一部やっている）ことです。

また、ウィルコムでも、子供用のサービスとして、この狭い基地局の通信範囲を利用して、子供の位置情報を特定するサービスを行っています。

PHSは、日本で生まれた通信手段です。
このPHSの可能性を世界中に広げられたらいいなぁと思っています。

もしこれができれば、スカイプで電話、グーグルでメール、オープンオフィスで会計処理など、すべてにお金をかける必要がなくなるため、世界中どこでも起業しやすくなる体制が作れ、本当に資金があらない「芸術的０円起業」が可能になると思います。

こんな感じのシステムに興味がある方いらっしゃったら是非お話しましょう。

ほかにも、面白いお話があれば聞かせてください。
だめだしなんかも大歓迎です。