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生涯青春の会パソコン活用技術コミュのPC編 トラブルに備えるバックアップの活用

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 予算や人材に限りのある中小企業は、セキュリティ対策を思うように進められないと言われます。すぐにでも始められる身近なセキュリティ対策のポイントを情報セキュリティコンサルタントの新倉茂彦氏が解説します。今回は「バックアップ」です。

      PCが使用不能になる脅威
 セキュリティ対策は「転ばぬ先の杖」と表現されることがあります。転ばぬ――と言えば聞こえはいいですが、現実のセキュリティの脅威とは、PCが使用不能に陥ることもある深刻なものなのです。脅威を頭で理解していても、実際にそのような状況になれば、適切に行動できないこともあり得ます。脅威を知り、発生することをイメージしておくことが、事前にできる唯一の方法です。

1.ウイルスによる破壊
 昔のコンピュータウイルスは騒ぎを起こすことが目的でした。PCへの依存が高まっている現在は、コンピュータウイルスによる影響がより大きなものとなりました。企業では事業に影響する脅威にもなっています。コンピュータウイルスの影響は、大切なデータが破壊されてしまうものから、データが人質に取られて金銭を要求されるようなものまで凶悪化する事態となっています。

2.ダウンロードソフトの実行
 極端な言い方をすれば、どんなソフトウェアをどこからダウンロードして実行しても、PCに問題が起きるまでは、脅威として表面化することがありません。インターネットを経由してPCに侵入する代表的な脅威が不正ソフトや詐欺目的のソフトウェアです。特に詐欺ソフトは「押し込み強盗」のようにPCに侵入してきます。実際には調子のいいPCの動作をわざと悪化させ、「今すぐスキャンをして!」「すぐに修復して!」と、いかにもOSがメッセージを発しているような振る舞いを見せます。ユーザーが拒めば、PCの動作をさらに悪化させ、最終的に詐欺ソフトの購入を迫ります。

3.物理的な原因
 新品のPCであっても故障する可能性があります。これは機械であるPCの宿命です。故障以外にも、故意による破壊や過失による落下、盗難・紛失など、物理的問題による脅威は数多くあります。どのような場合でも、最悪の結果としてPCが使用不能になりますし、情報漏えいに発展する危険もあります。

 PCをいつも通りに使えているうちは、ユーザーがこれらの問題を意識することはほとんどありません。ですが、PCが使用不能になる事態を避けるには、これらの問題によるトラブルを想定して対策を考えなくてはなりません。1や2のようにソフトが関係する問題があれば、3のような物理的な問題もあります。人間が操作する以上は間違いもあります。いずれも最悪の場合は、PCが使用不能になる要因なのです。

        仕事が継続できなくなる
 ちょっとイメージして下さい。PCやメールが丸1日使えなくなったら、どうなるでしょうか。外回りが多い方でも、メールチェックはしています。業務連絡や情報の検索、書類の印刷、見積内容や受発注状況の確認など、業務におけるPCや携帯電話の依存率は非常に高いと思います。

 BCP(事業継続計画/ビジネス・コンティニュイティ・プラン)と聞くと、難しくとらえがちかもしれません。新型インフルエンザの流行で注目を集めたパンデミック対策を思い出せば、仕事や事業に影響が出ないようにする手段を事前に準備しておくことが、いかに大切であるかご理解いただけると思います。これはリスクマネジメントでもあり、セキュリティの問題に加えて、災害、担当者の不慮の事故や病気なども含まれます。

 どのような要因であっても、仕事が継続できなくなることが予測される以上、事業を継続させるための対策は重要な経営課題となります。データのバックアップはもちろんのこと、誰が見ても業務の進捗が分かるようなツールの活用、人に依存しない仕組み作りが必要です。

[新倉茂彦,ITmedia]2010年11月12日 08時00分 更新
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1011/11/news063.html

         身近に始められるバックアップ
 「天災は忘れたころにやってくる」という格言のように、バックアップをしていない時に限って、突然にPCが使用できなくなる事態が起こりがちです。わたし自身、何度も痛い目にあっているのでバックアップは日常行動の1つになりました。バックアップの方法には多種多様なものがあります。例えば、最近のOSは標準機能としてバックアップ機能を搭載しています。特定のフォルダ内のデータをボタン操作1つでバックアップできる無料ツールもあります。

 バックアップをしていれば、PCやデータが使用不能になっても、最後にバックアップした時の状態に戻すことができます。しかし、注意点もあります。状態を戻そうとした時と最後にバックアップをした期間の長さにより、バックアップできるデータの鮮度が落ちてしまうことです。よく、「こまめにバックアップしましょう」と言われますが、これがその理由です。

 バックアップしたデータは、PCとは別の媒体に保存しなければ意味がありません。かつてはUSBメモリやCD、DVDなどにバックアップすることが推奨されていましたが、データの大容量化が進む現在ではファイルサーバなどが手軽な手段と注目されています。

 従来はサーバなどを購入し、データの複製を同時に作成するRAID構成とするなど、バックアップの管理や手間、費用も大きなものでした。しかし、今ではテレビ録画にも使える大容量のネットワークHDDを量販店で気軽に購入できます。Webブラウザで管理する簡単なバックアップの仕組みが数万円程度で構築できる時代になりました。複数のメディアにバックアップのデータを複製するようにしておけば、同時にメディアが故障しない限りデータの安全性が保たれます。

 また、バックアップをすることに加えて、バックアップしたデータの管理にも気を配ることが大切です。管理まで意識が行き届いていない場合が少なくありません。ファイルサーバにバックアップしたデータを保存していても、データにアクセスできる権限を適切に管理しなければ盗まれてしまう危険があります。管理が行き届いていないと、ファイルサーバの中はまさに「ごった煮」状態となってしまい、誰もがバックアップしたデータにアクセスできてしまいます。

 特に無線LANを使っている場合は、強度の高い暗号化を利用すべきです。暗号化をせずに無線LANでファイルサーバに接続できるようにしていると、無線LANの電波が届く範囲内であれば、会社の外からでもファイルサーバにアクセスできてしまうのです。

 ここに挙げたセキュリティ対策は最低限のものですので、必ず実施していただきたいと思います。「うちは大丈夫!」と思っている方も、今一度確認してみてはいかがでしょうか。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1011/11/news063_2.html

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