ベトめし（ベトナム料理)の会コミュのゴーヤを無駄なく…

　先日，家で“にがうりの卵炒め”と“にがうりの肉詰めスープ”を作りました。
　“にがうりの卵炒め”は沖縄の“ゴーヤチャンプル”とほぼ同じ料理。
　“にがうりの肉詰めスープは種を除いたところに肉をつめてスープにする料理。
　どちらもほろ苦さが美味しい夏向きの料理です。

　前から作る度に，にがうりの種とワタを何とか利用出来ないかと思っていたのですが，ベトナムのＨＰを検索していたら，にがうりの種とわたを炒める精進料理のレシピがあって，美味しいという記事があったので，早速試してみました。
　料理は，にがうりの種とワタをつぶして，レモングラス，唐辛子，ターメリックと一緒に炒めます。敢えて言えば作り方は，鶏のレモングラス炒め煮に似ているかと思います。

　これが予想に反してご飯にあう味でした。
　考えれば，捨てることがないので，無駄がなくて美味しい，素晴らしい料理です。そう言えば，ベトナムでは，蓮の茎はサラダに，芋の蔓は炒め物にと無駄なく使われています。
　私は，こういう地味なベトナム家庭料理がつくづく好きだなと思います。

　今日，作ったのは“大根と鶏手羽先のスープ”(写真)。参考にしたのはベトナムのお正月の一品として作られる“コールラビと鶏肉のスープ(Canh xu hào thịt gà)。
　日本でコールラビは結構珍しい野菜なので，紀伊国屋さん，高島屋さんなどでしか見かけないですが，コールラビの代わりに大根を使って見ましたがお美味しく頂けました。

■材料(２人分)：
　　・大根　　　　　　　　　１/２本
　　・鶏手羽先　　　　　　　６本
　　・細ネギ　　　　　　　　３本
　　・干しシイタケ　　　　　２枚
　　・ニンジン　　　　　　　小１/２本
　　・ヌクナム　　　　　　　小さじ１
　　・鶏がらスープの素　　　大さじ１
　　・水　　　　　　　　　　適量
　　・塩　　　　　　　　　　適量
　　・コショウ　　　　　　　適量

■作り方：
　　１．大根は皮をむいて，半月に切ります。

　　２．手羽先に塩とコショウを振って，軽く混ぜて，５分位置きます。
　　　　ニンジンは５mmの厚さで輪切りに切ります。
　　　　干しシイタケは軽く洗って，７５度のお湯で２０分戻して，半分に切ります。
　　　　※戻し汁は使うので，別容器に移しておきます。
　　　　細ネギは２cm切ります。

　　３．鶏手羽先はフライパンに入れて，中火にかけます。肉の色が変わるまで，手早く炒めます

　　４．水と干しシイタケの戻し汁を入れて，強火にします。

　　５．沸騰したら，丁寧にあくを取り除きます。ヌクナムと鶏がらスープの素を入れます。
　　　　さらにニンジンを入れます。

　　６．１分経ったら，大根を入れます。

　　７．沸騰したら，戻しシイタケを入れ，塩で味を調えます。
　　　　もう一回沸騰したら，火を止めて，細ネギを入れます。

　　８．軽く掻き混ぜたら，完成