この場をおかりして宣伝させていただきます。
来月、自主企画で黒木和雄さんが初期に撮られていた、企業宣伝用ＰＲ映画の上映会を開催いたします。
ＰＲ映画でありながら、ドキュメンタリーの手法が様々に織り込まれた、魅力ある作品群です。
当時、鈴木達夫さんと黒木さんは若手仲間であり、後に『祭りの準備』や『父と暮せば』など多くの作品で仕事をされています。
なかなか上映されないものですので、ぜひこの機会に見にいらしてください！
よろしくお願いいたします。
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場外シネマシリーズ１「黒木和雄とＰＲ映画」
黒木和雄（1930〜2006）といえば、ATG映画『とべない沈黙』（1966）『竜馬暗殺』（1974）、また戦争を描いた『TOMORROW／明日』（1988）『父と暮せば』（2004）などで知られる監督である。でも駆け出しの頃の黒木さんは、企業宣伝用のPR映画を沢山つくっていた！それも宣伝とは思えない大胆不敵なモノばかり。ここには、限られた条件の中で表現をかたちにするヒントが詰まっている。名目は何だって、映画は映画だ！新しい波に乗って方法が形態を飛びこえた、その転換期を探る。刺激が足りない駆け出しさん集まれ！
＜スケジュール＆解説＞
12月6日（日曜日）
14：00 『海壁』（1959／60分）
東京電力の横須賀火力発電所の建設記録。海の匂いや土ぼこりを鮮やかに捉えるキャメラ、アクション映画ばりの音響効果。詩人の飯島耕一に依頼したモノローグを若き日の長門裕之が朗読する！
15：15 『わが愛北海道』（1962／47分）
道内の産業を紹介する北海道電力の企画だが、なんと青年とヒロインのラブストーリー仕立て。土地の記録と二人のドラマの間に微妙な距離感が漂う。題名はアラン・レネ作『ヒロシマ・モナムール』（1959）へのオマージュ。
16：20 ゲストトーク 「ワクから逸脱する力」
阿部嘉昭さん（評論家／詩作者）
映画、音楽、サブカルチャーに横断的な視点を持ち込み、多彩な切り口で論ずる。映画では成瀬巳喜男から瀬々敬之まで言及。『映画作家 黒木和雄の全貌』（1997）の編者の一人。立教大学特任教授、詩作活動も行う。
12月13日（日曜日）
14：00 『太陽の糸』（1963／29分）
白く輝く化学物質と銀色の工場と、カラフルな女の子が散りばめられ、東レのナイロン繊維の進歩ぶりを謳う。黒木いわく「私にしてはトラブルの少ない数少ないPR映画」。音楽担当は一柳慧。
14：45 『あるマラソンランナーの記録』（1964／62分）
マラソン選手はただひたすらに走る。延々と追う移動撮影に、インタビューの独白が重なるだけのシンプル構成。劇映画へと舵を切る直前に黒木が見せた、ドキュメンタリーの方法の結晶がここに。
16：00 ゲストトーク 「人間を撮る方法」
大津幸四郎さん（撮影）
岩波映画製作所で黒木や土本典昭、東陽一、小川紳介と共に過ごす。土本・小川・佐藤真のドキュメンタリー作品などを回してきたキャメラマン。黒木とはテレビや後年の劇映画でもタッグを組んだ。
＜参加費＞
各日1500円（ドリンク付）＊ご予約で100円引きになります！定員30名
参加予約：prismscapefilm@gmail.com
＜会場＞
Latitude☆P 新宿区四谷4‐13山崎ビル4階 当日対応電話：03‐3353‐7717
（東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅２番出口より徒歩３分／「新宿御苑前」駅２番出口より徒歩５分）
＜WHAT’S 場外シネマ＞
映画なのに映画館では見られない！レンタル店にもない！そんな劇「場外」作品とその作家をピックアップして参加者に届ける上映シリーズ企画。今まで出会ったことのない表現に、新しい見方で向き合おう。今回が第一弾、定期的な開催を目指します。
＜主催＞
場外シネマ研究会（中村のり子）
お問い合わせ：contact@jougaicinema.squares.net
＊各日１３：３０開場
＊すべてＤＶＤ上映です
＊非営利目的のイベントです
＊ＮＰＯ法人プリズムスケープフィルム協力
ウェブサイトはこちら
http://
よろしくお願いいたします。
来月、自主企画で黒木和雄さんが初期に撮られていた、企業宣伝用ＰＲ映画の上映会を開催いたします。
ＰＲ映画でありながら、ドキュメンタリーの手法が様々に織り込まれた、魅力ある作品群です。
当時、鈴木達夫さんと黒木さんは若手仲間であり、後に『祭りの準備』や『父と暮せば』など多くの作品で仕事をされています。
なかなか上映されないものですので、ぜひこの機会に見にいらしてください！
よろしくお願いいたします。
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場外シネマシリーズ１「黒木和雄とＰＲ映画」
黒木和雄（1930〜2006）といえば、ATG映画『とべない沈黙』（1966）『竜馬暗殺』（1974）、また戦争を描いた『TOMORROW／明日』（1988）『父と暮せば』（2004）などで知られる監督である。でも駆け出しの頃の黒木さんは、企業宣伝用のPR映画を沢山つくっていた！それも宣伝とは思えない大胆不敵なモノばかり。ここには、限られた条件の中で表現をかたちにするヒントが詰まっている。名目は何だって、映画は映画だ！新しい波に乗って方法が形態を飛びこえた、その転換期を探る。刺激が足りない駆け出しさん集まれ！
＜スケジュール＆解説＞
12月6日（日曜日）
14：00 『海壁』（1959／60分）
東京電力の横須賀火力発電所の建設記録。海の匂いや土ぼこりを鮮やかに捉えるキャメラ、アクション映画ばりの音響効果。詩人の飯島耕一に依頼したモノローグを若き日の長門裕之が朗読する！
15：15 『わが愛北海道』（1962／47分）
道内の産業を紹介する北海道電力の企画だが、なんと青年とヒロインのラブストーリー仕立て。土地の記録と二人のドラマの間に微妙な距離感が漂う。題名はアラン・レネ作『ヒロシマ・モナムール』（1959）へのオマージュ。
16：20 ゲストトーク 「ワクから逸脱する力」
阿部嘉昭さん（評論家／詩作者）
映画、音楽、サブカルチャーに横断的な視点を持ち込み、多彩な切り口で論ずる。映画では成瀬巳喜男から瀬々敬之まで言及。『映画作家 黒木和雄の全貌』（1997）の編者の一人。立教大学特任教授、詩作活動も行う。
12月13日（日曜日）
14：00 『太陽の糸』（1963／29分）
白く輝く化学物質と銀色の工場と、カラフルな女の子が散りばめられ、東レのナイロン繊維の進歩ぶりを謳う。黒木いわく「私にしてはトラブルの少ない数少ないPR映画」。音楽担当は一柳慧。
14：45 『あるマラソンランナーの記録』（1964／62分）
マラソン選手はただひたすらに走る。延々と追う移動撮影に、インタビューの独白が重なるだけのシンプル構成。劇映画へと舵を切る直前に黒木が見せた、ドキュメンタリーの方法の結晶がここに。
16：00 ゲストトーク 「人間を撮る方法」
大津幸四郎さん（撮影）
岩波映画製作所で黒木や土本典昭、東陽一、小川紳介と共に過ごす。土本・小川・佐藤真のドキュメンタリー作品などを回してきたキャメラマン。黒木とはテレビや後年の劇映画でもタッグを組んだ。
＜参加費＞
各日1500円（ドリンク付）＊ご予約で100円引きになります！定員30名
参加予約：prismscapefilm@gmail.com
＜会場＞
Latitude☆P 新宿区四谷4‐13山崎ビル4階 当日対応電話：03‐3353‐7717
（東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅２番出口より徒歩３分／「新宿御苑前」駅２番出口より徒歩５分）
＜WHAT’S 場外シネマ＞
映画なのに映画館では見られない！レンタル店にもない！そんな劇「場外」作品とその作家をピックアップして参加者に届ける上映シリーズ企画。今まで出会ったことのない表現に、新しい見方で向き合おう。今回が第一弾、定期的な開催を目指します。
＜主催＞
場外シネマ研究会（中村のり子）
お問い合わせ：contact@jougaicinema.squares.net
＊各日１３：３０開場
＊すべてＤＶＤ上映です
＊非営利目的のイベントです
＊ＮＰＯ法人プリズムスケープフィルム協力
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