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聖書のおはなし小部屋コミュのI-B-2 殺人、逃亡とミデアンでの滞在 その1

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※I. エジプト脱出 1:1-15:21                
【B. モーセの指導者任務のための準備 2:1-4:31】
B-1 モーセの誕生と青年時代 2:1-10
B-2 殺人、逃亡とミデアンでの滞在 2:11-22
B-3 パロの死、時宜を得たエジプト脱出 2:23-25
B-4 モーセの召し 3:1-4:17
B-5 モーセ、エジプトに帰る 4:18-31

■出エジプト
11モーセが成長して後、ある日のこと、同胞の所に出て行って、そのはげしい労役を見た。彼はひとりのエジプトびとが、同胞のひとりであるヘブルびとを打つのを見たので、
12左右を見まわし、人のいないのを見て、そのエジプトびとを打ち殺し、これを砂の中に隠した。
13次の日また出て行って、ふたりのヘブルびとが互に争っているのを見、悪い方の男に言った、「あなたはなぜ、あなたの友を打つのですか」。
14彼は言った、「だれがあなたを立てて、われわれのつかさ、また裁判人としたのですか。エジプトびとを殺したように、あなたはわたしを殺そうと思うのですか」。モーセは恐れた。そしてあの事がきっと知れたのだと思った。
15パロはこの事を聞いて、モーセを殺そうとした。しかしモーセはパロの前をのがれて、ミデヤンの地に行き、井戸のかたわらに座していた。
16さて、ミデヤンの祭司に七人の娘があった。彼女たちはきて水をくみ、水槽にみたして父の羊の群れに飲ませようとしたが、
17羊飼たちがきて彼女らを追い払ったので、モーセは立ち上がって彼女たちを助け、その羊の群れに水を飲ませた。
18彼女たちが父リウエルのところに帰った時、父は言った、「きょうは、どうして、こんなに早く帰ってきたのか」。
19彼女たちは言った、「ひとりのエジプトびとが、わたしたちを羊飼たちの手から助け出し、そのうえ、水をたくさんくんで、羊の群れに飲ませてくれたのです」。
20彼は娘たちに言った、「そのかたはどこにおられるか。なぜ、そのかたをおいてきたのか。呼んできて、食事をさしあげなさい」。
21モーセがこの人と共におることを好んだので、彼は娘のチッポラを妻としてモーセに与えた。
22彼女が男の子を産んだので、モーセはその名をゲルショムと名づけた。「わたしは外国に寄留者となっている」と言ったからである。

モーセは王宮に40歳までとどまり、自分の民族のあわれな状態のことを考え、彼らのところへ出かけて行っては神が解放のために働いて下さることを保証して励ましていました。またある時は、彼らが圧迫されているのを見て憤慨したりしていました。
しかしある時、ヘブル人がエジプト人に苦しめられているのを見て、そのエジプト人を殺してしまいました。目撃者たちは、そこにいた者たちだけだったので、すぐに埋めて、

『こうして、彼は自分がイスラエル人の運動を支持していることを示し、彼らが自由を回復するために立ち上がるのを見たいと望んだ「彼は、自分の手によって神が兄弟たちを救って下さることを、みんなが悟るものと思っていたが、実際はそれを悟らなかったのである」(使徒行伝7:25)。イスラエル人には、まだ解放の用意ができていなかった。』(人あ、上巻281〜)

ということでしたが、翌日、モーセは二人のヘブル人が言い争っているのを見て、明らかにその一人のほうが悪かったのですが、モーセはその悪い人のほうに注意したところ、彼はモーセに反発し、彼の仲裁する権利を拒みました。
そして、2:14にあるとおり、「誰があなたを立てて、われわれのつかさ、また裁判人としたのですか、エジプト人を殺したように、あなたはわたしを殺そうと思うのですか」と、モーセの罪を非難したのでした。

このことは、すぐにエジプト人に知れ渡り、大きく誇張されてパロの耳にも入ることとなって、

『モーセは、自分の民族をエジプト人に反発させ、政府を打ち倒し、自ら王座につこうとしている、彼が生きている限り、国家の安全は期することはできないというのであった。王は、直ちにモーセを殺すことに決めた。しかし彼は、危険を悟って逃亡し、アラビアに行った』(同上)

 しかし主は彼を導かれ、モーセは真の神を崇拝するエテロの家にたどりつきます。ミデアンの王であって、祭司でもあったエテロは娘の一人を彼に与え、モーセはエテロのもとで羊の群れを飼ってそこに40年を過ごしました。

モーセの過ちについて次のように書かれていました。

 『モーセはエジプト人を殺した時、父祖たちがくりかえして犯したと同様に、神がご自分でなしとげると約束された事柄を自分の手で実現しようとする同じ過ちを犯した。モーセが考えたように、戦争によって民族を解放しようとすることは、神のみこころではなかった。それは、神だけに栄光を帰す様になるために、神の大いなる力によって実現するはずであった。しかしこうした性急なモーセの行動も、神の目的達成のために神が支配しておられたのである。モーセはまだ、この大いなる仕事に当たる備えができていなかった。彼もまた、アブラハムやヤコブが学んだのと同じ信仰の教訓、すなわち神の約束の成就のためには、人間的な知恵や力にたよらず、神の力にたよることを学ぶべきであった。またモーセは、自己否定と困難という学校で、忍耐を学び、自分の感情を押さえることを学ぶべきであった。また、モーセは、賢明に人を支配することができるようになる前に、まず、彼自身が服従する訓練を受けなければならなかった。モーセは自分の経験から、援助を求めるすべてのものを、父親のようにめんどうをみる準備が必要であった。』(同上)

 こうして、モーセは40年間荒野で羊の群れを優しく養って、人々を優しく養う訓練を受けていたのです。自分を忘れて優しく羊の面倒を見なければなりませんでした。どんなに優れた人為的訓練や教養であっても、この経験のかわりにはならない、とも書かれていました。
また、モーセは、忘れなければならないこともあったようです。

 『エジプトにおいて彼を囲んでいた環境、たとえば、養母の愛情、国王の孫という高い身分、いたるところに見られる浪費、教養の高さ、鋭敏な眼識、そして偽りの宗教の神秘性、壮麗な偶像礼拝の儀式、壮重な建築や彫刻など、すべては成長中の彼の頭脳に深い印象を与え、彼の習慣や品性の形成に相当の影響を及ぼした。これらの印象を取り去ることができるのは、時間と環境の変化と、そして神との交わりであった。モーセにとっても誤謬を捨てて真理を受け入れることは必死の激しい戦いを要した。』(同上)



アーメン!!

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