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「約束の旅路」を伝えたい!!コミュのVa,vis et deviens.  Go, live and become (somebody).  「行って、生きて、そして、ひとかどの人間になって。」

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「約束の旅路」

仏語原題 Va,vis et deviens.
英訳 Go, live and become (somebody).
日本語直訳(母の言葉では) 
「行って、生きて、そして、ひとかどの者になって。」

を岩波ホールで観ました。


貧困、飢饉、死、別離、差別、拒絶、受容。
新しい家族、新しい母の愛。
迷い。努力。
そして、希望。


ハリウッド映画にはなかなか見られない、
ヨーロッパらしい深みのあるすばらしい映画。


映画は、エチオピアから、スーダンの難民キャンプへ、そして、イスラエルに。医師になるためにフランスへ、そして、ラストシーンで再び、スーダンの難民キャンプに。


映画では、アムハラ語、ヘブル語、フランス語、の3ヶ国語が錯綜する。

フランス語の部分はわかりましたが、ヘブル語になると、いくつかの単語がわかった程度。(アドナイ、など、かな)

アムハラ語は、???。


エルサレムの「嘆きの壁」に行ったときのことを思い出しました。

壁には、男性用と女性用に分かれていて、向かって左側が、男性専用の空間。

そこに入ろうとしたら、キッパ(円形帽子)をかぶるように言われて、また入り口まで戻り、円形の小さなキャップを手に取り頭に乗っけて、再び壁に。

映画の中にも食事でのシーンで、、、




さて、イスラエルに逃れシュロモと名づけられたエチオピア人少年は、養子縁組をしたフランス系のユダヤ人の両親のその父親、シュロモにとっての祖父から、「人は他者と歩みよることによって、一人前の人間となる。」ということばを聞く。


監督はルーマニアからフランスに移民したユダヤ人だそうで、監督は構想の段階で主人公の人物設定を変えたそうです。
「最初、主人公はエチオピア系ユダヤ人の子どもにしようと考えたが、ユダヤ人を描くには、どっぷりとつかって自分が見えなくなるより、少し距離を置こうと思った」


この構想変更は、非常に大きな意味を映画に与えたと思います。

映画が訴えるものが、より普遍的な価値に基づくものになり、より多くの共感を得るものとなった、と。


写真は、エチオピアの首都アジスアベバに着陸直前の機内から撮ったものと、イスラエルの首都エルサレムの旧市街。

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