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社長三国志馬鹿一代☆出張版コミュのこっそりアップして置く場所。2008

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  最近いろいろあってサボり気味なので、


  時間があったら更新しないと駄目だな、と思うので

  一応。

コメント(3)



たまに書いた断片を。

餓狼伝説の断片を。




「ジェフ、俺はこんなことも覚えたぞ」

ひたすら、ジェフの猛攻を受けていたギースだったが、その顔には笑みさえ浮かんでいた。

「なに?!」

とどめとばかりにジェフが放った正拳突きは、やんわりと跳ね退けられていた。

「烈風拳!!」

格闘技において、ジェフ・ボガードはまさに天才だった。

だが、そんなジェフの攻撃を受けながら、氣を高め続けたギースのそれは、天才をも上回る執念、いや妄執だった。

振り上げられたギースの拳から生まれた衝撃波がジェフの全身を襲う。

「ギース」

刃の如き闘気を捌いたジェフだが、その顔には疲労の色が濃厚だった。

「どうした、顔色が悪いぞ」

獲物を追い詰めた狩人は、或いはこんな顔をするのだろうか?

ジェフと同門であり、共に武術を学んだギース。それゆえに、ギースはジェフの残存体力を正確に測っていた。

脂汗、そして荒い呼吸。

「長い付き合いだったが−−」

ジェフを殴るが、もはや抵抗らしい抵抗さえない。

「これで終わりだ」

全身全霊を込めて放った烈風拳。

全身を切り刻まれ、壁に叩き付けられたジェフは、もはや息をしていなかった。

「さらばだ」

気付けば、拳は血塗れだった。

長年目障りだった男を片付けた。

だのに、ギースの顔はどこか沈んでいた。


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