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超宗派・仏教コミュの初転法輪

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 今日は、チベット暦では6月4日で、この日はお釈迦様の初転法輪、すなわちお釈迦様が悟りを開いて、初めて教えを説き始めた日といわれています。

 6年間の激しい苦行の後、お釈迦様はスジャーターという娘が供養した乳粥を食べ、体力を回復した後、ブッダガヤーの菩提樹の下で最後の深いサマーディに入り、悟りを得られ、完全な仏陀となられました。

 悟りを得た後、この教えを人々に説くべきか否かと、お釈迦様はしばし熟考します。その悟りの内容があまりにも深遠で微妙であったため、煩悩にとらわれた世の人々には理解できないのではないかと危惧されたからです。
 しかし梵天の懇願により、お釈迦様は教えを説くことを決意します。

 お釈迦様はまず、自分が出家して最初に弟子入りした、アーラーラ・カーラーマとウッタカ・ラーマプッタという二人の師に教えを説こうと考えますが、すでにこの二人は亡くなっていました。

 そこでお釈迦様は、共に激しい苦行をした5人の修行者仲間たちに教えを説こうと考え、ブッダガヤーから遠く離れたサールナートへと、彼らを訪ねて裸足で歩いていきます。

 苦行者仲間たちは、以前は最も激しい苦行をするお釈迦様を尊敬していましたが、スジャーターの乳粥を食べているのを見て、「彼は怠惰になった」と考え、お釈迦様を軽蔑するようになっていました。しかし悟りの光輝に輝いたお釈迦様が遠くから近づいてくるのを見ると、彼らは自然にお釈迦様に挨拶し、足を洗い、座を用意したのでした。

 こうして、お釈迦様は五人の修行者仲間と、そこに集まっていた鹿たちを前にして、最初の説法をしたのでした。この後、お釈迦様は五十年近くにわたって、北インドを中心に裸足で歩きまわって教えを説き続け、そのすばらしい教えの流れは現在にまで続いている――その仏教(仏陀の教え)の偉大なる流れが、まさに約2500年前の今日、インドのサールナートで始まったといわれているのです。


 お釈迦様が悟りを得られて最初に説いた教えは、四諦、つまり四つの真理(サッチャ、サティヤ)の教えだったといわれています。これは仏教の最も根本をなす教えです。
 この四諦の詳しい内容については、私の日記にも何度も書いていますし、さまざまなところでも語られていますので、長く説明することは避け、今日は、四諦の教えを私なりに簡単な詩で表現し、お釈迦様への供養としたいと思います。



この世は、病や憂いや失敗や悲しみや苦痛や悩みなどの多くの苦しみに満ち、
望むものはなかなか得られず、
一時的に楽や喜びを得ても、すべては変化し、
得たものは失い、楽は苦に変わり、
身体は老い、醜くなり、最後は死に至る。

この世で長い間苦しみ、やっと死を迎えたとしても、またすぐに生まれ変わる。
悟りを得ぬ限り、この苦しみの連鎖の中から永遠に抜け出すことはできない。

なぜ我々はこんなにも苦しまねばならないのか?
それは誰のせいでもない。
我々自身の無明、自我意識、そして執着や嫌悪といった強い渇愛の心が原因である。
この世が苦しいわけではない。この世はただ、無常なだけである。
この無常の世に対して、無明なるがゆえに、自我意識、執着、嫌悪を持ってしまっているがゆえに
我々は苦しみから抜け出せない。

この苦しみから抜け出すには
執着を捨て、嫌悪を捨て、自我意識を捨てなければならない。
無明を超えて悟りを得なければならない。
それ以外に、確実な避難所はない。

そのためには、正しい真理の教えを学び、正しい目で世の中を観察し、
常に正しい思いを持ち、正しい言葉を語り、正しい行ないをなし、
すべてにとらわれることなく生きる訓練をし、
人生のすべてを、真理の教えにのっとって生き、
それを邪魔する心の魔と戦い、打ち勝ち、
何度負けても立ち上がって魔と戦い、打ち勝ち、
常に自己の心をチェックし、真理と外れていたら修正を行ない、
常にブッダを思い、
常に心の本性に集中し、
深いサマーディに入り、
真実と非真実を識別し、非真実を心から捨て去ることによって喜楽を得、
心を止めて喜楽を得、
喜を捨てて純粋な楽に没入し、
楽も捨てて、二元を越えた不苦不楽の境地に至り、
無明を超えて、完全なる叡智を得るならば、
すべての幻影から解放され
執着と嫌悪と自我意識は崩壊し
輪廻の苦しみから解放される。


このすばらしい教え、すべての真理の根本をお説きになられた、釈迦牟尼如来に帰依し奉ります。

衆生への慈悲によって激しい修行をなし、完全な悟りを得、生涯をかけて教えを説き続け、多くの衆生を悟りに導かれた、釈迦牟尼如来に帰依し奉ります。

その智慧と慈悲の光は2500年経った今に至るまで輝きを発し続け、我々の心を打つ、釈迦牟尼如来に帰依し奉ります。


世尊(バガヴァーン)よ、私はあなたの教えに忠実に生きることを誓います。我々があなたの真理から決して外れることがないよう、永遠にお守りください。そしていつの日か、あなたと完全に一つとなることができますように。

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