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健康情報コミュの生活不活発病について

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産経新聞社・生活健康のページに記載されておりましたので転記させていただきます。

生活不活発病 早めに気づいて対策を

体を動かさなくなったために、全身のあらゆる器官の機能の働きが低下する生活不活発病(廃用症候群)。筋力や心肺機能の低下、鬱(うつ)傾向などもみられ、最悪の場合、寝たきりの状態になる。高齢者に多く、動作の不自由さを「年のせい」や「病気だから」などと思ってしまうことが悪循環を生む結果となる。しかし、早期に気づいて、歩いたり、身の回りのことをすることなどで、機能の改善・回復も見込める。そのためには、家族など周囲の理解も大切だ。(篠田丈晴)

『年のせいにしない/家事など積極的に』

生活不活発病の症状は、非常に多い。例えば、手足の筋肉の力が落ちて、足腰が弱くなる。そして、歩く機会が減ると、骨への刺激が少なくなり、全身の骨がもろくなってしまう。また、血圧の調整機能が利かなくなり、立ち上がると目が回ってふらつく。
一方で、寝ている時間が増えると、感覚的にも知的な面でも刺激が少なくなるため、鬱傾向や認知症のような症状がみられるようになる。
国立長寿医療センター研究所(愛知県大府市)の大川弥生・生活機能賦活研究部長(リハビリテーション医学)は、高齢者は程度の差はあれ、生活不活発病になっている可能性を指摘する。
「こうした症状は一見、ばらばらで無関係のように思いがちですが、改善するためには全体でとらえる必要があります。若い人でも起こり得ますが、高齢者の場合、いったん症状が出ると回復がより困難。生活不活発病は、高齢化社会の大きな問題と考えています」

どうして、生活が不活発になるのだろうか。子供との同居で家事などをする機会が減った▽転居に伴って行き来する知人がいなくなった▽定年で仕事をやめて、することがなくなった−など、人によって原因はさまざまだ。
その結果、特にすることがないので体を動かさなくなり、昼間も横になる機会が増え、風邪など病気になっても「安静第一」と考え、安静を取りすぎてしまう。また、知らず知らずのうちに、年だから無理をしてはいけないと、動くのを制限してしまう。
大川部長は「いったん、生活不活発病が発症すると、家事や外出、人との付き合いがおっくうになり、さらに生活が不活発になってしまう。こうした悪循環のため、病気が進行し、したいこともできないので生きがいすら見失ってしまいます」と注意を促す。


生活不活発病の予防や回復のためには、どんな生活を心掛ければいいのか。大川部長がこれまでに診察した患者の実例を紹介しよう。

《A子さん(80)は数年前に息子夫婦と同居し、家事をしなくなった。一人暮らしのときと違い、家の近所に知り合いがいないため、外出する機会も減った。ある冬、風邪で2週間寝込んだあと、起き上がろうとすると、ふらついたため、再び寝床に逆戻りした。そのうち歩行困難になり、認知症のような症状が出た》

A子さんの場合、家族が家具の配置換えをして、家の中を物につかまりながら安全に歩けるようにしたほか、手押し車を利用して近所を歩く機会を増やすなどして、次第に遠くまで歩けるようになった。また、家事をしなくなったことが不活発につながったと考えた家族は、A子さんに家事を積極的に行わせる一方で、A子さん自身も近所で友人を見つけ、外出の機会も増えたという。
大川部長は「A子さんのケースでは、症状に早く気づいて、家族の理解、協力で集中的に対策が講じられたので、生活を活発な状態に戻すことができた。高齢者が活発な生活を送るためには、家事などの役割を担ったり、地域活動に参加することが大切です」と呼び掛ける。

産経新聞社 2007/02/21 ニュース/生活健康
★生活不活発病 早めに気づいて対策を
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenkou/070221/knk070221000.htm

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