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ロジカル・シンキングコミュのバーコード

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さて、あなた中堅アパレルメーカーの企画部長です。コスト削減案を考えるよう部下の田中君にいったところ、以下のような企画書を書いてきました。


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企画部 田中一郎

 業界他社のコスト削減の取り組みについて研究をおこないましたところ、コスト削減に効果を上げている大手10社すべてがすでにバーコードシステムを導入していることが判明いたしました。
 おそらく、バーコードシステムの導入こそがコスト削減の鍵であると考えられます。システムを導入している各社のコスト削減実績を平均しますと、率にして年間売上高のおよそ0.5%となっています。これを当社に適応しますと、当社ではおよそ1億円のコストが削減できると試算できます。

以上のような調査結果から、当社でも前向きにバーコードシステムの導入を検討すべきだと考えます。


<資料>
A社
アパレル業界最大手。1990年代に提唱された製造小売(SPA)による女性向けブランドを数多く手がけ、成功を収める。バーコードシステムの導入により、製造から販売までの情報を一元管理することで、過剰在庫や機械損失を大幅に削減した。

B社
ヨーロッパの大手アパレル・ブランドの子会社。バーコードシステムの導入により、在庫管理、出荷指示、店舗における検品処理などのコストを削減。近年ブランドの人気が高まり、売上の増加が著しい

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悪いところがあれば、どこが論理的おかしいか、説明して上げてください!

コメント(16)

 的外れなことを書くかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

 田中君の言っているバーコードシステム導入には、具体的にどこを管理、どこのコストを削減できるかが示されておらず、試算値が裏づけされていない。
 また、システム導入にはコストがかかるはずであり、バーコードを導入する箇所によっても数値は変わるはずであるから、その点を明確にする必要がある。
 以上がはっきりしないのに前向きに検討することはできようがない。

 いかがでしょうか?
バーコードシステムを導入する→コストが下がる、という因果関係の説明が十分ではありません。
前提条件に不備がありますので、それをベースとした議論は全て誤った方向へ向かいます。
よって田中君の提案は検討に値しません。

こんな感じでどうでしょうか?
因果関係が明らかでないと、偶然の共通点を見付けているだけの可能性も排除出来ないからです。
例えば「本社が東京都内にある会社の方が成長率が高いから我が社も本社を移そう」といった暴論が生まれる可能性もある訳です。

ここでバーコードシステムの導入によるコスト削減寄与率が○%といった明確な数値による情報があれば、田中君の提案を検討しても良いと思います。

またよくは判っていないですが「売上高の○%のコスト削減」というのは一般的な表現なのでしょうか。
ここでは同業界でコスト構造も同じだから、という理由かも知れませんが、やはり固定費の○%とか変動費の○%という観点で分析して貰わないとピンと来ない気がします。

またロジックの流れとは関係の無い話ですが「何かのシステムを入れればそれで問題が全て解決する」といった考え方は好みでは無いです。
思考停止してしまっている気がして。。

加えて今から検討するならバーコードシステムよりICタグ導入の方がインパクトがありそうですね。
バーコードシステムを入れた頃にICタグの時代になっていたら笑えませんし。
もちろんICタグもまた「入れればそれで問題が解決するシステム」では無いですし、コスト面や技術面での課題もまだまだ多いと思います。

以上、宜しくお願い致します。
流通のことは詳しくないのですが、
眠れないので勢いで解答に挑戦します。
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企画部長「おい、田中」

田中一郎「何でしょうか、部長」

部長「業界他社のコスト削減の取り組みについて研究をしたとあるが、
   何故、バーコードシステムの導入がコスト削減につながるんだ。
   その説明が無いぞ。」

田中「それは、‥」

部長「A社とB社の事例が資料に取り上げられているが、
   この資料から何が読み取れるんだ」

田中「はい‥、両社とも、バーコードの導入により、
   在庫や出荷・入荷における商品の過不足の発生を押さえ、
   それが、コスト削減につながっているようです。」

部長「共通点はそれだけか」

田中「後は‥、両社とも、製造から販売までの流通経路を
   おそらく自社、もしくは自社グループで管理しています。」

部長「ということは、A社もB社も、流通過程のコストが
   企業の業績に大きく寄与するわけだな。
   ところで、わが社はどうなんだ。」

田中「と、申されますと。」

部長「流通経路を自社内で全て管理しているのか。
   問屋との取引は無いのか。どうなんだ。」

田中「さぁ。調べないと何とも‥」

部長「もし、流通経路を自社内で全て管理していないのなら、
   A社やB社に比べてその分だけ、
   流通過程コスト削減の効果は薄れるよな。」

田中「そうですね‥」

部長「しかも資料を見る限り、
   A社もB社も、今売り上げがいいんだろ。
   ということは、流通速度も回転率も高くて、
   管理しにくい状況にあるんだよな。
   わが社の現状はどうなんだ。」

田中「A社やB社程ではないかもしれません。」

部長「だとしたら、
   バーコードを導入して管理精度を高めても
   A社やB社程の効果は得られないわけだな。
   おそらく。」

田中「‥‥」

部長「というわけで田中、
   まず、わが社の流通経路管理状況と、
   商品の流通速度・回転率を調べて、
   それらをA社、B社を比較した上で、
   バーコードシステムの導入がコスト削減につながる
   そのメカニズムを考察し直してくれ。」

田中「わかりました。この企画、見直してきます。」

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以上です。どなたか添削・コメント等よろしくお願いします。
おもしろいです!!
て言うか田中君、調べてなかったんだ、コスト削減の効果についてw

田中君はコスト削減案をリクエストされている

この会社ではコストが問題であると認識されている

より実務レベルに近い考え方でいくと、「なぜ会社がコスト削減をしたいか」というところをきっちり理解しないと彼のアウトプットに影響が出ますね。コストカットが難しい場合でも、何かしら別のアプローチで問題解決のアウトプットが出せるかもしれませんから。

で、コストカットについてですが、

コスト構成の分析と項目について調査(問題の優先順位を決める)

それらの項目に対応する具体的方法を策定(問題解決の方法の効果と難易度を確認)

その選択肢から、より現実的且つ効果的な選択と集中を行う

というアプローチで考察することがロジカルシンキングとしては一般的でしょうか。その結果としての「バーコード導入」であれば良いのですが、単純に「売上げの0.5%カットできます」なんて言っても誰も納得しませんよね。
クッスーさんの、「田中君と部長の対話」ですが、見ててこわくなりました。よくありますよ、こういうの。で、いつの間にか「バーコードありき」で話進んじゃうんですよね。こうなっちゃうと田中君は自分でいろいろ考えて仕事を進めていくことが出来なくなっちゃうんですよね。。。
まとめますと、以下の2点があげられそうですね!

<?>バーコードによるコスト削減の根拠が不適切
<?>バーコード以外の手段を考慮した形跡が見られない

◆?
バーコードを導入している「同業他社」の成功をみて、そのまま自社に適応できると考えていますが、あまりに簡単に一般化しすぎていますね。実際には全く同じ会社というのはないはずです。

この企画書から分かる部分だけで、ざっと比較してみました。

   規模│ サプライチェーン  │ 売上状況
自社┃中堅│ メーカー(製造のみ)│ ???
A社┃大手│ 製造から販売まで  │ 売上良好
B社┃大手│ 製造から販売まで  │ 売上急成長

これだけ違うと同業種といえどもかなり状況は違います。他社の成功例をそのまま自社にあてはめるのは適当とはいえません。

たとえば、販売店でのコスト削減が主だとしたら、田中君の会社ではコスト削減効果は期待できません。
また、比較されている2社は売上が好調で、特に急成長中のB社は規模の経済が働いているためにコストが低下している可能性があります。


◆?
ゴン太さんの言う通り、田中君の企画書はぱっと見で目に付いたバーコードという共通点に飛びついただけのように取れます。
山本さんの書いてくれたような、
「状況の分析→解決案の洗い出し」

という作業を怠って、決め撃ちで考えたアイデアのように感じます。他のコスト削減案と比較して、コスト削減効果が高く優先順位が高い案であることを示さなければ始まりません。
その際には、実現可能性や、期間、ミッキーさんのいうとおり、コストなども勘案しなければいけませんね。
ひろきです!
宜しくお願いします。

>システムを導入している各社のコスト削減実績を平均しますと、率にして年間売上高のおよそ0.5%となっています。これを当社に適応しますと、当社ではおよそ1億円のコストが削減できると試算できます。

ここが論理的に飛躍していると思います。

大手10社はバーコード導入して成功しているようですが、今回の中堅アパレル会社と同規模の会社で失敗している例があるかも知れません。

それはともかく、「削減実績を平均して...」というところに意味がない気がします。成功しているところを並べて、それと同じだけの実績を期待するのは無理があると思います。

大手10社が実績をあげているということで検討をはじめるのはいいと思いますが、バーコードシステムを導入するかどうかの評価はもっと自社のプランに基づいて考えるべきだと思います。

例えば、
 バーコードシステム導入初期投資<導入後5年間の削減費用
など効果と費用を定量的に評価すべきだと思います。

と、いうのはどうでしょう??

また、えらそうな書き方になってしまいました?
>みそさん
そうですね。規模の違いを無視して書かれた企画なので、そのあたりの検討がほしいところですね!

PS:suicaについて、雑談トピにかいてみました


>ひろきさん
ぜんぜん偉そうじゃないと思いますよ??むしろ、個人的には敬語なんてないほうが、文章が短くなって効率的だとおもうんですが、日本という文化の中で中々そうはいかないですね・・w

>「削減実績を平均して...」というところに意味がない気がします。
ここがwhat's new で面白いなー!と思いました!

たしかに、平均して考えるというのは有効な場合もありますが、誤謬をまねく場合もありますね。
大企業ではコストを削減できていても、中・小企業では導入によってコストが逆に増加していたという場合でも、大企業の方が数字上のインパクトが大きいですから、平均したデータでは「バーコード導入はコスト削減につながる」、という誤った結論につながりますね。

M&A関連の本で「全体の3%の企業が95%の損害額を出しているせいで、M&A実施企業の平均株価は下落する、ということになっている。」という内容のものがありました。この本の真偽はともかく、データの内容を見ないで簡単に平均化して、一般化するのは危険ですね。


そういう意味では、ひろきさんが、他社との比較ではなく自社のプランの中で費用対効果を考えて企画する必要があるというのはもっともだと思いました。

ありがとうございました!
お題では、バーコードシステムの導入がコスト削減の鍵といっています。具体例に、バーコードシステム導入している大手10社のコスト削減は売り上げ高の0,5%といっているが、これはバーコードシステムによるコスト削減という根拠がない。
よって当社がバーコードシステムをとりいれることにより、コスト削減につながるかもしれないが、1億円のコスト削減にはならないので、説得性に欠ける。
本題からそれて申し訳ないのですが、
これってグロービスの本に載ってたものでしたっけ?
どっかで見た記憶があるのですが。
「バーコードシステムの導入こそがコスト削減の鍵」

1. 田中君の会社の場合、どの項目でコスト削減効果を得たいかが見えない。それが明らかになってからバーコードシステム導入を考えてもよいのではないか。
2. 大手10社のコスト削減策と比べて、田中君の会社との違いはバーコードシステムしかないとは言い切れない。
3. 田中君の会社の場合、どれくらいで売上の5%を削減できるようになるのか明らかではない。導入する価値はあるのかが分析されていない。

先にご指摘がありましたが、パッと目についた相違点に飛びついたと思える企画案だと思いました。
この手の問題は2年前大学の管理会計の授業で
投資費用対効果分析
EVPだかEVA分析とかいう今はやりの手法で企業価値算出とか、なんたらみたいなやつです。忘れました

もっと具体的な数字を当てはめて、減価償却費、金利、現金なんとか計数とか使って計算させられました。
この問題では
5パーセントということではっきりした効果が書かれていない。
導入費用の記述がまったくされてないのが問題だと思います。

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