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苦学楽学 [英語一日一習]コミュの”The United Nations" は「国際連合」か?

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"The United Nations" は、日本では「国際連合」と称されております。

人から言われて初めて気づいたのですが、英語名には「国際」に相当する単語はありませんね。字面で訳せば、「連合国」です。事実、日本でも、当初は「連合国」と言っていたようですが、どういうわけか、外務省が「国際連合」と言い直したのが定着したといいます。

第二次世界大戦の枢軸国(ドイツ、イタリア、日本)に勝利した戦勝国も "the United Nations" と呼ばれていたから、ややこやしい。

1945年10月24日にサンフランシスコで発足した国連の当日の加盟国は、中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカの五大戦勝国(=安保理常任理事国)に他の27国が加わっての32カ国でした。世界の平和と秩序を維持するため、国際法理と国際協調を促進する目的で発足したこの国際機関ですが、まず五大国が手を上げ、その指にまっさきにとまった27国の中には、キューバ、イラン、レバノン、シリアなど、今となっては平和とは縁遠い国々入っているのは皮肉です。彼のスイスが加盟したのが、なんと、2002年であった、というのも驚きです。

日本は、第二次大戦の敵国として、いわば”外様”として、1956年に加入を認められましたが、現に、日本を含めた旧枢軸国には「敵国条項」が今でも適用されているといいます。

国際法理と国際協調の促進という崇高な目的を掲げている国連ですが、強制権のある議決は安全保障理事会の常任理事国である五大国の全員一致を要します。一国でも反対すれば何も決まりません。平たくいえば、五大国各自の国益確保の舞台です。

"The international society" という英語はなく、日本のメディアが常用する「国際社会」の意味に近いものは、"the international community" というコトバである、というようなことを先の配信で記したことがありますが、国々を超えた「国際共同体」なるものを律する世界府なるものが、特定の覇権国主導で実現するのは、世界が望むところではありませんが、国際法理や国際協調を有効に強制しうる世界機関はあったほうが望ましいでしょう。

が、今の国連は、そのような、国々を超えた上位機関とはいえません。というか、国々が国益を最優先する限りは、そのような上位機関は永久に実現不可能かもしれません。

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