整体のルーツ、高橋迪雄の正体術コミュのヒナが死んだ日

たぶん、私が４、５歳だった頃のことです。

家でハトを飼ってました。

つがいで飼っていましたから
ある日、気がつくとメスがタマゴをあたためていました。

しばらくすると卵が、かえりヒナになっていました。

そのメス鳩にあたためられているヒナの様子が
かわいくて、かわいくて・・・

当時の私は、そのヒナが
あまりに可愛くて
ハト小屋に入っり

なんと、あたためられているヒナを
なでてしまいまったのでした。

メス鳩は言うと
私がヒナをなでた後、

ヒナから離れたまま
もう２度とヒナをあたためようとはしませんでした。

その後、そのヒナは、当然のことですが、
あっと言う間に死んでしまいました。

当時の私は、私のニオイが
ヒナに移ったために
母鳩が、あたためなくなったと思い
自分を責めました。

自分がヒナ鳩をかわいいと思って
撫でたことで
ヒナを死なせることになってしまったと・・・

その後も
メス鳩は、卵を産みましたが
ヒナをあたためる段になると
それを放棄する、

そんなバカ鳩だと言うことに気づきはしましたが、
それでも

当時の私にとっては
自分が相手に向けた感情と
それに対する行動の結果が
正反対になったことが衝撃的でした！

ヒナが死んだ日は、
１人でヒナを手に持って土に埋めに行きました。

新正体法や正体術矯正法を学んだり
いろんな手法を指導させていただいた際に

よく出る質問に
「妊婦さんに使っていいもイイのですか？」
と言うご質問をいただくのですが、

その大ざっぱな質問からして
デリケートな妊婦を相手にできるようなレベルでないことが
想像できますから

基本的は、「妊婦には手を出すな！」が
私のスタンスです。

「妊婦さんが腰痛でかわいそうなんです」
「妊婦さんが便秘でかわいそうなんです」
「妊婦さんが、・・・・」

腰痛でも
便秘でも

かわいそうでも

そんなもん、放っておいても
ちゃんと産めるわい！

ヘタなことをして
せっかくの命を失うくらいなら
何もしない方がよっぽどイイですから

療術で先人が言われているような
妊婦の場合には・・・・
と言う基本の手当で十分です。

妊婦さんは、産婦人科や
助産師さんに任せりゃいいんです。

別に子供や妊婦を診なけりゃいけないと
何か責務が、あるとは思えないですし

自分が手に負えないものは
医療機関に行くように
指導するのも治療家や療術家の仕事です。

先日、
「子供たちの健康のための療術の温法の部分」を
「温熱プロ」の特典にする件や

「子供たちの健康のための療術」を
「第２期神崎塾」の大きなテーマにする話を読んで

「それをオレには教えないなんてけしからん！」
「限られた者にしか伝えないなんてけしからん！」
そう思ってメルマガを解除された方が
けっこういましたけど

医師も
外科医、内科医、精神科医、小児科医、産科医、婦人科医、皮膚科医と
専門が分かれています。

内科医は
子供は小児科が近くになれば
できるだけ小児科医に行くように
患者を指導します。

治療家や療術家の先生方も
これは、ムリだな、と思ったら
どうか医療機関の受診などをすすめてください。

ただ、それだけのことなのことで
医療では、ごく当たり前に行われていることなのですから。

クライアンの言いなりになることや
クライアントがかわいそうと言う感情で判断すると

私のようにヒナを撫でて
ヒナを死なせてしまうことになりますよ。